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ピクニックと月の満ちる夜

二人が集まればドラマが始まるようだった
方向音痴の二人の今日の目的はピクニック
朝早くから準備したおいしそうなサンドイッチをもって
ハムサンドとチーズにりんご
食器と紅茶も忘れずに
支度の時間さえも笑い声に変えて

お昼頃には着く予定の丘の上
大きな木が一本、周りには小さな花畑
行く前からワクワクがとまらないよ

あっちから行こうよ
見て見てきれいな蝶が飛んでるよ
二人の小さな冒険が始まる

素敵なものに目移りしていたら
迷い込んでしまった森の奥深く
それでも二人の笑い声は絶えないね

夕日が目を覚まし声をかけるよ
「もうすぐ夜がくるね」って
おかしいな、丘の上は遠いな

星座も迷子になるほどの深い森の夜は
不気味だけど二人だと歌と笑い声が止まらないね

迷い込んだ闇の中で、星たちが彼らを導くよ
夜の空には満ちる月が二人を照らし
迷子のまま見つけた丘の上で
彼らは月明かりの下ピクニックをするよ

迷子の二人の物語り。

〇と△シリーズ

好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る
今日は
ピクニック × 月

儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります