春のデジタル夢想曲

春の陽差し、穏やかな風が吹く
けれども心は重く、ぼんやりとしたまま
花々が咲き誇る中、彼は立ちすくむ
けだるい春の息吹が、彼を包む

彼は音を奏でる
けれどもその胸には重い感情が漂う
春のけだるさを歌に乗せて、彼は歌う
情熱と葛藤が織りなす、静かなメロディ

彼の声が空に響き渡る
春の風がそれを運び、広がる
けだるい季節のなか、彼の歌が響く
喜びと哀愁が交錯する、春の詩

春のけだるささえも包み込む、幻想の世界
彼の歌声が奏でる
春のデジタル夢想曲を紡ぐ

〇と△シリーズ

好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る
今日は
けだるさ　×　デジタル

季節の変わり目はけだるくなる
そのけだるささえも歌にのせて
音楽活動をしている彼の
感情は時に重く時に華やかに
ふり幅を愉しむように

そうでありたい