見出し画像

どく

最初から知っていた、あなたの心には私の居場所がないと
だからこそ、少しずつ、微かにでも
記憶の糸を紡ぐ

数日ごとに繰り返す同じ言葉は
微量の毒のように
あなたの意識の隅に静かに滲み込み、こべりつくように
何かが起こるたび、ほんの一瞬だけ
その存在を思い出させる

そんな私を、どうか許して
あなたの世界の片隅に、静かに息づかせて


儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります