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等身大の笑顔。

■最近のベトナムNEWS(2023年10月5日付)、「世界のインターネット利用月額平均8,500円、ベトナム1,640円・世界12番目の安さでアジア4位、東南アジア1位」。
・この調査は英国ウェブサイト『Cable.co.uk』が発表し、世界219ヵ国と地域のインターネットサービスプロバイダー3,703社を対象に実施。
・ちなみに「最安値はスーダン340円、2位〜5位はカザフスタン、モルドバ、ベラルーシ、ルーマニアで760〜1,130円。最高値はブルンジ57,000円」となる。
・上述は私の自宅の月額とほぼ一致するので実態に近いデータである事が窺える。ベトナム人に日本の月額「5,000〜10,000円くらい」を伝えるとベトナム3〜6ヶ月分となるので驚かれる。

■では何故ベトナムはネット料金や物価が安いのか、一言でいえば「経済発展の途中段階」、がその理由だ。
・過去ベトナムはフランスの植民地、南北の分断、ベトナム戦争で国土の荒廃、共産主義国家の成立、カンボジアや中国との戦争等で経済発展の余地がなかった。
・ベトナムが市場経済化を始めたのは1986年、日本は既に150年以上も近代資本主義の下で経済を回している、これが全てなのだ。

■逆に捉えれば、たった3、40年でベトナムは現在の景色を築き上げている。
・私は初めてベトナムに訪れた時、この国のエネルギッシュさを肌身で感じ、ひとりサイゴンに佇む私の細胞や生命が体中で躍動し始めるのを感じた。
・街中の大量バイクはまるで洪水の様相で、至る所で鳴り響くクラクションは止まず、建設中のビル群があちこちに見え、もう解くことは困難と思う程電線が毛糸玉のように複雑に絡み合う、何もかもが初めて見る景色なのだ。
・人々は力強く、温かく、強かで、大らか、「明日は明日の風が吹き、更に良い日がやってくる」、そんな風に生きているように感じたし、道端で商売する年配の方々は優しさが滲む笑顔なのだ。
・私は彼らの様に等身大の笑顔なのだろうか、そして「幸せとは何なのか」と考えさせられたものだ。
・気づいたら私はこの国に魅了され暮す事を決め、新しい生活がスタートする迄大して時間はかからなかった。

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