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ふとした瞬間に、ふと思い出す人の話。

なんでもない日常に、ふと思い出す人がいる。

ずっと連絡を取っていない友人、前職でお世話になった上司、しんどい時期を一緒に過ごしてくれた人、noteであたたかい言葉を並べている文章の人。

ふと、思い出す人に対して

「いま、どうしているかな」なんて思うけれど、連絡を取ろうと”行動すること”は滅多にないだろう。

その滅多にないことを、急に思い立って、行動に移してみた。(慎重なわりに、大胆さも兼ね備えている自分にビビる)


■ 思い立ったら行動

前職の時に、一緒に働いていた、4個上の同僚の女性クミちゃん(仮名)
年齢も近かったので、失礼ながらもタメ口混じりの敬語で話しているうちに、いつのまにかプライベートの話をするほど仲良くなった。
(アラサーにもなると、30代〜40代までタメ口まじり敬語でも気にならなくなり、むしろタメ口で接しているほうが仲良くなれることも多い。)

クミちゃんは、優しくて仲の良い旦那さまがいて、真面目で我慢強く、他人の動向に気づくようなタイプだ。感覚的に似ている私たちは、誰がどう見ても、息がピッタリに見える仕事ぶりだった。

「すずちゃんと組むと、いっつも仕事しやすい!私に気を遣いすぎないでいいからね」

と、当時から気遣ってくれるクミちゃん。

2年ぶりに仕事を一緒にするときも、相変わらず

「すずちゃんが仕事しやすいように、気を遣わずに何でも言ってね!出来ることは何でもやります笑」と、温かい言葉をくれた。

そう、2年ぶりに一緒に仕事がしたくなって、私から唐突に、インスタのDMを送ったのだ。
(最近は、LINEよりインスタのDMで、友人と連絡を取り合うようになった)

連絡不精の私からの連絡に、すごく喜んでくれて、手伝って欲しい!とお願いした仕事に、ワクワクしながら来てくれた。私たちは、お互いにフリーランスなのだ。



■ 2年ぶりの再会

「ひさしぶり〜!会いたかった!お誘いありがとう!言ってなかったんだけど、実はお腹に赤ちゃんがいるんだ笑。でも安定期だから、全然仕事には問題ないからね!」

「わぁ!!おめでとうクミちゃん!!一緒に働いていたとき、ブライダル検査とか、受けてたもんね。」

「そうそう!実はあの後、不妊治療をすることになってね。でも、運良く半年もかからずに授かれたの。」

「そうだったんだ…!よかったねぇ、大変だったろうに。ほんと、無理しないでいいから、休み休みで!授かっているとも知らずに、仕事誘ってごめん!笑」

「いやいや、普通に動けるから大丈夫!!連絡もらえて嬉しかった!すずちゃんとまた仕事できたらいいなと思ってたから♪」

相変わらず、優しいし気遣ってくれる彼女は、あのときと変わっていなくて、ほっこりした。お腹の赤ちゃんも、こんな素敵なママの元に来られて、幸せものだなぁ♪


■ ギャップ萌え?とは、これぞ

クミちゃんは、他人の動向を読み、先の行動に移せたり「なにか手伝える?」「このくらいの出来でどうだろう?」と、人の意見に耳を傾けることができる。

そして...しっかり者でいて、本人も気づいていない”本物の天然”というギャップを兼ね備えていた。

言い寄って来る男に、全く気づかないのだ。

「いつも来るあの会社の人、クミちゃんのこと狙ってるから、気をつけた方がいいよ」

「え!そんなわけないよ〜やだなぁ、すずちゃん。だって私、結婚指輪してるじゃん?その人、絶対に指輪見えてるっしょ。笑」

と言っていたのも後の祭り。

仕事を言い訳にストーカーのように通い詰めて来た男は、クミちゃんが怪我したときの労災書類から、携帯番号をくすね、直接連絡してきた。

それからは、奴がくると「クミちゃん、事務所に逃げて」と伝え、直接接触しないよう、ボディガードかのごとく、サングラス越しに奴が帰るまで見張った。(実際にサングラスはしてません)

「すずちゃんが気をつけてって言ってたの、本当だった…結婚してるって言っても、なんか毎日連絡くる。」

「何か起こる前に、旦那さまに相談して。クミちゃん優しいから、相手のこと無下にできないでしょ?」

クミちゃんのことが大好きな旦那さんは、すぐに手を打ってくれて、ストーカーは退散。われらのオーナーには、ストーカー被害の件を報告し、奴は部署移動を余儀なくされた。(仕事の権限を使って、連絡先を入手するなんて、まじで犯罪。クミちゃんに嫌な思いをさせやがって!思い出すと未だに腹が立つ)


心配性で気ぃ遣いな私にとって、クミちゃんは一緒にいて心地がいいし、話しやすい雰囲気を作ってくれる彼女は、本当に仕事がしやすい。
私の、変な企画やアイディアを面白がってくれる、理解者でもあった。

クミちゃんからは、いつも寄り添って、気遣ってくれるすずちゃんと、本当に仕事がしやすいとプレゼントのような言葉をもらい
「いつか2人で仕事がしたい」と、流行病の前(2年前)に約束していたので、約束が果たせてよかった...!と、なんだか胸が熱くなった。


■ 追伸

そんな、温かくて誰にでも優しい、クミちゃんの旦那様とは。

よく世間でいう【引き寄せの法則】という、一見スピリチュアルっぽい法則は、現実世界で、本当に起こっている。

クミちゃんと旦那さまのエピソード

・不妊治療をしようとなったときに、夫がものすごく協力的でね、病院も嫌がらずに一緒に通ってくれて、助かったよ。嫌がる男の人、産婦人科で何人も見て来たのもあって、協力的な夫で本当によかったって思えた。

・妊娠してから夫が「クミ!調べたところによると、こういう栄養を摂ったほうがいいよ!」って、薬局でバカでかい、たまごボーロみたいの買って来てくれたんだ。嬉しいけど食べきれないよ!って言ったら、俺も一緒に食べる!って言われた笑

人の気持ちを考えようとするクミちゃんは、同じく、人の気持ちを考えようとする旦那さまが近くにいる。

このnoteを読んでくださっている、人の気持ちを考える努力ができる人は、

難なく人に合わせることが、できてしまうだろう。自分を押し殺して、相手に合わせて我慢していることに、気付けないこともあるかもしれない。
もしかしたら、苦手なひとと仲良くしている人もいるかもしれない。

人に合わせられる人、人の気持ちを考えてしまう人は、同じように「他人を思いやれる人」を見つけて欲しい。

友人でも、付き合う人でも、結婚相手でも。

相手を思って、言葉をかけたり、寄り添える関係って、お互いに心地いいもので。
夫と私も、そういう関係性なのだ。(夫婦であり、恋人であり、親友でもあるような)

今回話に出した、クミちゃんという尊い友人がいたり、フリーランスになってから仲良くなった仕事仲間は、心地よい人ばかりで。(類は友を呼ぶ的な?)

「仲良くなれる人が、感覚的に分かってくるのは、アラサー以降なのかもしれない、、、!」

そう気づいたら

似たような感覚の人が、集える居場所を、いつかつくろう!という考えに至った。

感覚の似ている同世代が、新しい居場所を作ってもいいんじゃないか?
新しく、友達を作ってもいいんじゃないか?とな。

そのうち、noteの同年代らへんと何かやろう!と、密かに考えています。
クミちゃんとの仕事のように、2年越しになるかもしれんけどね。

2年以内に、なんかやると思う。(予定は未定)


最後の婚活のはじめかた アラサーすず*

「だれかに役立ちますように」と時間をかけて書いています。 あなたのサポートは、めぐりめぐって誰かのために...♪ ぐるぐる、まわる。