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半農半XのXの部分

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半農半Xは、農的な事と都会的な事、両方の仕事や活動をする生き方です。では、半農半Xの「X」の部分に向いている仕事や活動はなんでしょうか?両立させやすくて、お金にもなって、しかも楽… もっと読む
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野菜販売イベントは日常のお客さんづくりのために取り組む。阿賀野市で畜産農家から牛ふんを買い、耕種農家に供給する事業、ポーカーチップ算数体験会開催へ等

野菜販売イベントは日常のお客さんづくりのために取り組む。阿賀野市で畜産農家から牛ふんを買い、耕種農家に供給する事業、ポーカーチップ算数体験会開催へ等

昨日は、としまNPO推進協議会主催の「えんがわ市」で野菜の販売をしました。

池袋の小さな公園で行われた小さな催しでしたが、来場者の方といろいろお話できて楽しかったです。

来月もまた買いに来ると言って下さった方、菜園教室に来たいとおっしゃられた方、たんぽぽ農法に関心をもって下さった方、いろいろな方と会話出来ました。

野菜販売イベントは、その時の売上よりも、人間関係づくり、ひいては、顧客づくりを

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オンラインでの算数教育をどう考えるか

オンラインでの算数教育をどう考えるか

アメリカでは算数・数学の学力テスト結果が、1990年に学力テストが始まって以来、最低となったそうです。

背景にコロナ禍で休校&オンライン授業が行われたことがあるようです。

「手を動かしての学習」がオンラインでは出来にくいと言うことが原因の一つとして挙げられています。

これはフランスでの報告と一致しています。

コロナ禍以前からフランスではオンライン授業の導入が進められてきたそうです。

教室

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「算数につまづいている子どもたち」のために「ポーカーチップ算数」を開発したきっかけ

「算数につまづいている子どもたち」のために「ポーカーチップ算数」を開発したきっかけ

農業とは別に「ポーカーチップ算数」と言うのをやっています。
コロナ禍勃発前後ぐらいに、算数で躓いている子ども達をみて碁石を並べて計算することをやってもらいました。

びっくりしたのは、子どもたちが碁石をきちんと並べられなかったと言うことです。

例えば、「27÷3」と言う計算をしてもらうのに碁石を10個づつ2列+7個並べて、それを3列に並べ替えると言う操作ができない

まず、「10個づつ並べる」が

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人は心を持つが、機械は持たない

人は心を持つが、機械は持たない

前回、豊かさ千倍時代がやってくる で新しい技術の発達によって、これまでの常識を覆すようなサービスや事業が生まれてくると述べました。

では、そう言う時代、人にしか出来ない仕事、機械には出来ない仕事はなにか?、最近、そんな問題意識の記事が増えているように感じます。

僕が学生の頃、チェスのチャンピオンに勝つコンピュータが登場してきました。しかし、将棋や囲碁ではコンピュータはプロ棋士に及びませんでした

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「豊かさ千倍時代」がやってくる

「豊かさ千倍時代」がやってくる

日本政治経済学会誌に掲載された「長期経済統計から見た21世紀の世界経済」と言う報告によると、1850年頃、日本の平価購買力は33でしたが、21世紀の2015年頃には4,656(2010年の10億ドルと等価な価値を基本に換算した数値)です。

つまり、21世紀の日本は、「るろうに剣心」の舞台になった幕末・明治期の150倍ぐらいの豊かさになっていると言う事です。

るろうに剣心では馬車に乗っているのは

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人生の四半分~後半生の半農半Xの「X」の部分

人生の四半分~後半生の半農半Xの「X」の部分

12/16(水)夕方から忘年会を兼ねて、オンライン菜園起業サロンをやりました。

受講生の方とか、元菜園クラブ会員の方とかが入れ替わり立ち替わりきて、結局11時まで飲んでいました。

その中である受講生の方が、受講のきっかけについて「人生残り半分なんだから、自分の好きな事をやりたいと思った」と語ったのが印象的でした。

その受講生の方は、「『食』が好きなので、好きな事に関わって生きていきたい、その

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明治・戦前と比べれば、10倍、100倍の豊かさだから半農半X実現の可能性がある

明治・戦前と比べれば、10倍、100倍の豊かさだから半農半X実現の可能性がある

「清浄にして豊富低廉な水の供給を図り、もつて公衆衛生の向上と生活環境の改善とに寄与することを目的とする。」

水道法第一条に書かれている制定目的です。

分かりやすく言うと、きれいで豊かに安い水道水を提供し、
衛生的な良い環境の中でみんなが暮らせるようにしようと言う事です。

この目的を水道以外の事でも実現しようとしてきたのが、日本の製造業です。

水道の蛇口を捻れば、きれいな水が豊富に安く出てく

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リモートワークが産み出す半農社会

リモートワークが産み出す半農社会

まだ光回線はおろか、ADSLすら知られておらず、
「持ち歩ける電話」は、自動車電話と言う名称で
ごく一部の人たちの物であった1990年代、

僕は、当時は「最新技術」とされていたISDN回線を使い、
東京と秋田・静岡・高知の会場を結んで
「全国をTV会議システムで結ぶ森林旅行会議」を実施しました。

当時、地方に住んで、ITを使って働く「森林社会」モデルと言うのを
提案した人がいると聞いて、

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「週休3日」、場合によっては週休2日でも「副業」で「農家」になれる。

「週休3日」、場合によっては週休2日でも「副業」で「農家」になれる。

2019年夏、マイクロソフトが「週休3日」の実験を始めました。

佐川急便でも一部地域で週休3日制が導入されたとの報道があり、徐々に「週休3日制」が広がりを見せているようです。

実は、「週休3日」は半農生活とも関係があります。

年間休日が増えれば、会社勤めをしながら、半農でお金を稼ぐ「菜園起業」を行いやすくなります。それだけでなく、行政から「農家」として認められる事につながる可能性もあります。

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働き方改革と半農生活の可能性

働き方改革と半農生活の可能性

奈良時代、宮廷に仕える人々には、「田仮」と言って、
田植えや稲刈りのための休暇が与えられていたそうです。

日本最古の半農半X生活と言うべきでしょうか?

「萬葉集釋駐(伊藤博 集英社)」を読んだ時、
この田仮の話が出てきて、非常に感動した記憶があります。

資本論の著者カール・マルクスは、「ドイツ・イデオロギー」の中で、
「今日はこれをして、明日はあれをする事が出来る」、「朝は釣りを、昼には狩猟

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たぶん、ブルーオーシャンは誰にでも見つかる

たぶん、ブルーオーシャンは誰にでも見つかる

たぶん、フリーランスに憧れる人と言うのは、

会社で働きたくないか、
現実に収入に恵まれていないか

のどちらか、または両方に当てはまると言う人が多いんじゃないかと
思います。

そして、楽に稼げているように見えるフリーランスの人を見て、
あんな風に生きられたらいいなぁ、うらやましいなぁ
と思っているんじゃないかと思います。

これまで見てきたように、
実際のフリーランスの人達は、
地味な日常を継

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デイトレーダーもセドリもみんな地味に稼いでいる

デイトレーダーもセドリもみんな地味に稼いでいる

前に、カリスマアフィリエイターと呼ばれる人が、
会社づとめするのと変わらないぐらいの時間働いていると言うお話しを書きました。

カリスマアフィリエイターの実像

こういう風に地味に稼いでいると言うのは、
「デイトレーダー」や「セドリ」の人達も同様のようです。

実は買わなかったのですが、
株のカリスマみたいな人の本を
本屋さんで立ち読みしました。

どうして立ち読みだったかと言うと、
ちょっとペー

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意外に多い「半農半IT」。

意外に多い「半農半IT」。

フリーランスとはちょっと違うかも知れませんが、
IT技術者の方で半農予備校・菜園起業大学に来る方は
意外に多いです。

今までの例を挙げてみると、

◆30代男子:自動車関係のCADオペレータ。メーカーに派遣されて働く。

◆20代女子:自動運転関係のシステムエンジニア。「無趣味」だった事に気付き、母親の勧めで「週末農業」を趣味にしようと志す。

◆20代男子:経営学専攻。文学好き。「ホワイト」な

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半農半フリーランスはお得か?

半農半フリーランスはお得か?

フリーランスとして生活しながら、
半農生活もしてみたい

そういう人もいます。

半農生活をするかどうかは別にしても、
なんとなく、自由業って憧れると言う人も多いでしょう。

では、半農半フリーランスで、どの程度、稼げるものなのでしょうか?

何回かのシリーズで、その点について追求していきたいと思います。

初回にあたる今回は、フリーランス=自由業と呼ばれる仕事に
どんなものがあるか

考えてみる

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