聖書や日本書紀、平家物語などを読みながら、「日本」について外国人に説明するにはどうしたらいいかとか、農村部の論理と都会人の論理がどう違うかと言ったことについてのヒントを考えていま…
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#古事記
「ハキダメキク」は抜くべきか?他
「鉄の古代史(奥野正男)」に岡山県の雄町遺跡から出土した食用植物種子のリストが載っています。
炭化籾、マクワウリ、スイカ等とならんで、エノコログサ、タデ、タカサブロウ、ハコベ、カタバミ、カナムグラなどの雑草種子も書かれています。
え?、タカサブロウ?、カナムグラ?、食用種子?
そんなものを貯蔵していたの?、カナムグラの種子をわざわざ?、一瞬目を疑いました。
よく読むと溝遺構出土とありました
クラゲのように・・・と言う表現はどこから来たのか?
古事記で、日本の国土が出来る前の状態は、次のように書かれています。
次に国稚く浮かべる脂のごとくして、くらげなすただよえる時、葦牙の如く萌え騰る物によりて成れる神の名はウマシアシカビヒコヂノカミ。次にアメノトコタチノカミ。
これを日本書紀の文章と比較してみると、
本伝では、
開闢くる初めに洲壌のただよえること、譬えば游魚の水上に浮かべるがごとし。時に天地の中に一つの物生まれり。状、葦牙のご
古事記の神統譜は日本書紀第二別伝、第四別伝を「合成」した形になっている
古事記本文の書き出しは、日本書紀第四別伝の後段とほぼ同じであると述べました。
この後、古事記本文は以下のように神々の名を記しています。
次に国稚く浮かべる脂の如くしてくらげなすただよへる時、葦牙の如く萌騰る物によりて成れる神の名は宇麻志阿斯訶備比古遅神。次に天之常立神。
次に成れる神の名は国之常立神。次に豊雲神。
この順序は日本書紀第二別伝に似ています。
第ニ別伝はこう記します。
古に