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【映画】「魔女の宅急便」から学ぶ、気持ちを軽くする小さな魔法のかけかた

最近、頭のなかで「魔女の宅急便」の「やさしさに包まれたなら」が流れています。

ということで「魔女の宅急便」を昨晩、奥にしまいこんでいたDVDを引っ張り出し鑑賞。

観賞後、改めて「魔女の宅急便」の良さ。そして今だからこそ”見える目線”について感想を書きたいと思います。


おそらく知ってる方も多いと思うので”あらすじ”についてはさらっと行かせていただきます。気になる方はWikipedia様をご覧ください。

主人公である魔女の少女キキは、13歳になったら魔女の修行のためよその町に移り住み独り立ちするというしきたりに従い、満月の夜、相棒の黒猫ジジと共に、新たな街を探して旅立った。


ストーリーの中盤で主人公キキが突如、ほうきに乗って空を飛ぶ魔法が使えなくなるシーンがあります。 焦ったキキは一人、夜。近所の丘から「飛ぶ練習」をしますが、、何度やっても上手く行きません。

そして何度もトライするうち、誤って大切なほうきを折ってしまいます。

(このほうきはお母さんがくれた大切なほうきです。)

そして、このシーンを見たときに私は心のなかで

「できていたことが、できなくなる怖さ」

を私自身の現在の気持ちと重なりました。

実は私自身、先々週から仕事のストレスで体調を壊し現在、半休職中な状態です。

⚠️私は男性で、こんな可憐で重篤な感じではないのでご安心ください。⚠️

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「できていたことが、できなくなる」とは日常の些細なことですが出来なくなることです。

①考えがまとまらない ②口から上手く言葉が出てこない ③思い出せない ④気持ちの切り替えがうまく出来ない ⑤上手く眠れない。

以上のことが私にとって以前はできていたのにできなくなったことです。

いま多少はできますが私生活や仕事においての①〜⑤ができなくなるのは本当に辛いです。

そして周りの人との比較と前の私と比較、もっと頑張らないと焦りばかり募る毎日。


また本編の話に戻ります・・・

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ある日キキが落ち込むなか、キキが仕事のトラブルで出会い、助けてくれた友達「ウルスラ」が遊びに家に訪ねて来ます。

友達の名前は作中に出て来ませんが設定では「ウルスラ」と言います。)

ウルスラは浮かないキキの表情を見て察します。キキもウルスラに仕事の悩み、飛べなくなった悩みを話します。

ウルスラはそんな俯(うつむ)いたキキに「そうだ、私の家に来なよ。」と自宅に誘います。

ウルスラの住む家、兼アトリエは森の奥に佇む小さなアトリエです。

そこで気晴らしに色々なことを話したり体験したりキキの顔に少し笑顔が戻ります。

夜、二人は改めて悩みについて話します。

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ウルスラにとっては「魔法」も「絵描き」も悩みは同じだと言います。

そして、ウルスラも絵を描いて悩んだときについてこう言います。

「そういう時はジタバタするしかないよ。 描いて、描いて、描きまくる。」


キキは「でも、やっぱり飛べなかったら?」と不安げに尋ねます。


「描くのをやめる! 散歩をしたり、景色をみたり、昼寝をしたり、何もしない!そのうち、急に描きたくなるんだよ。」


この言葉は「名言」としてすでにネット上でたくさん取り上げられてますが、改めてすごく素敵で勇気のある言葉だと思います。

この言葉を

「いっぱい頑張って、頑張って、頑張ったけど、それでも上手く行かないなら、休めば良いじゃん。 ”普段できなかったこと”、”好きだったこと”思い出してさ。そのうち、元気が戻ってくるんだよ。」

と私の中で勝手に解釈、変換しています。

今回の記事で書きたい箇所はここなので本編の続きが気になった方や、「もう一度みたいな。」と思われた方は以下からご覧ください。

(この紹介にアフェリエイトなどついてません。純粋な気持ちで紹介してます。)

改めて作品の良さを実感したことは冒頭でも書きました。

今回気づいたのは今の年齢や仕事、状況によって人それぞれ、見返すと「あの頃」「今」とで見る目線が変わります。

幼い頃に観ていたときは何とも思わなかったセリフの一言も大人になって観るとグッと来ることはないでしょうか。

映画のセリフでも音楽のワンフレーズでも本の一節でもある箇所に心惹かれ、心震えることが、ある意味では一つ自分が大人になった(経験を積んだ)から感じることなのかもしれません。

だから自分が何一つ成長していないとか思わず、焦らず、焦ったら休んで元気になって心から笑顔になれること自分で信じたいと思います。

長文になりましたが、同じ悩みを抱えてる方に少しでも届いたら嬉しいです。

では。

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(今回の画像は全て以下のスタジオジブリが画像提供を行うサイトから引用しています。)

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