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#058 【読書記録】 週末フィンランド / しあわせをマネさせてもらえる国


「#読書感想文」

今回は岩田リョウコさんの「週末フィンランド」の紹介です。


「フィンランドってどんなイメージですか?」

オーロラ?
サンタクロース?
ムーミン?
マリメッコ?

なるほど、なるほど。
そんな感じですよね。

僕の最初のイメージはオーロラ。
オーロラを見てみたくて死ぬ前に一度行ってみたいな程度でしたが、
幸福度1位で、教育がすごくて、母親に優しくて、
知れば知るほど魅力あふれる国だと知りました。

特にサウナにハマってからはサウナ大国がフィンランドだと知り無事投了。

行く前から特別な国に認定です。


「週末フィンランド」を読んで、そんなフィンランドの魅力をより深く再確認することができました。



岩田リョウコさん

著者。
様々なメディアでご活躍なさっているコーヒーとサウナの人。
サウナー界隈では有名なお方ですね。

2009年から外務省専門調査員として在シアトル総領事館勤務という経歴をおもち。

僕はこの週末フィンランドHAVE A GOOD SAUNAを読みました。
ガイドブックとしても読み物としても読み応え十分で、サウナーとしてバイブルにしたい2冊です。


詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。



読むべき人

・サウナー全員
・フィンランドに行きたい人、海外旅行が好きな人
・北欧の文化が好きな人
・世界一幸せな国フィンランドについて知りたい人
・ストレス社会に疲れた人

フィンランドへの行き方や旅行時の注意点から、フィンランドの文化、ディープなおすすめスポットまで、ガイドブックとしても読み物としても面白い一冊です。

イラストをふんだんに使った可愛いデザインも相まってフィンランドをより一層好きになること間違いなしです。



フィンランドってどんな国?🇫🇮

著者の岩田さんはフィンランドをズバリ「体験の国」と紹介しています。

地球上で一番しあわせな国、フィンランド。
フィンランド人の日々の生活にちょっと混ぜてもらったり、
フィンランド人がしあわせだと感じていることを少しマネさせてもらえる「体験の国」。

そんなフィンランドの特徴をマインドマップにまとめました。

58_マインドマップ



①世界一幸せな国

フィンランドは2021年の世界幸福度ランキングで1位
しかも4年連続1位というので驚きです。

フィンランド人の考え方はとってもシンプル。

「太陽が出ていて、おいしいご飯を食べて、そこに好きな仲間がいればしあわせ。」

特別ではない平凡を楽しむ。
身近な幸せを大事にする。
しあわせの閾値が低いのかも知れません。
せわしない日本人は見習わないといけませんね。

もっとのんびりでいいのかも。

嫌なこともサウナに入れば「まぁいっか」ってね。

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②一番近いヨーロッパ

北欧といえばヨーロッパの中で最北。
てっきり遠い場所だと思っていたので、日本から一番近いヨーロッパというのは意外な情報でした。

「週末フィンランド」というように、週末や三連休でサクッと行けるなると、より身近で何度でも通いたくなる国に感じてきます。

「最近疲れてるな…。」
そう思ったら週末フィンランドの合図かも。

ちなみにFINNAIRの機内はマリメッコ一色らしいですよ。

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③森と湖とサウナ

個人的理想のサウナに欠かせないのが森と湖。
フィンランドサウナの窓から森を眺めながらのセルフロウリュ、そのまま湖にジャボンが最高です。

フィンランドに行けばそのすべてが圧巻の数です。
サウナは一家に一台、いやそれ以上あるんですかという勢い!
一個でいいから分けてほしいわ…笑。

それにしても、木を1本伐採したら5本の苗を植えるという規定は素晴らしい。
豊富な自然資源は当たり前ではなく、こういう国民の小さな取り組みによって守られているんですね。
ただただ脱帽です。


【3種類のサウナを紹介】
・電気サウナ
日本でもお馴染みの電気サウナ。ダイヤルで温度調節が可能で、煙も出ません。

・薪サウナ
サウナストーブに薪を入れて燃やします。煙突から煙がもくもく。木が燃える香りと音でリラックス効果は抜群。

・スモークサウナ
昔ながらの伝統的なサウナ。サウナストーブの扉を開けたまま薪を焚き、サウナ室内を煙で充満させます。何時間もかけて温めたら小窓から煙を逃します。滑らかでやさしい空気が特徴。室内はススで真っ黒、明かりは最小限。キングオブサウナと呼ばれ、フィンランド人もおすすめのサウナです。

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④シャイで温かい気質

内向的なフィンランド人は自分の靴を見ながら他人と話す。
社交的なフィンランド人は相手の靴を見ながら話す。

フィンランド人の自虐ジョークだそうです。
めちゃくちゃシャイやないかい!

それでいて
必ずお土産を持ってきてくれたり、
沈黙の心地よさを知っていたり、
常識を無意識に共有していたり、
人と違っていてもいいという価値観が浸透していたり、
はじましての人でも緊張しない雰囲気や空気感を作ってくれるのがフィンランド人。

日本のような「ここで〇〇しないでください!」みたいな張り紙はないそうです。

街全体に余裕があって、人々が温かい。
これがフィンランドの心地良さの正体なのかもしれませんね。


まとめ

フィンランドは目立った観光地はないけれど、「しあわせ」を肌で体験できる、好奇心を満たし、丁寧な旅ができる国だと思います。

そんな国が案外身近にあるありがたさ。

今回はフィンランドの概要のみ紹介しましたが、定番からローカルまでおすすめスポットがエピソードを添えてたくさん紹介されていますので、旅行の際には必ず持ち運びたい一冊です。おすすめです。

フィンランド人の温かさに触れるもよし、森で疲れた心を癒すもよし、本場のサウナを満喫するもよし、
フィンランドの魅力が詰まった週末フィンランドを片手に、人生をととのえる旅をぜひ!

それではみなさん、よいのととのいを。


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