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【fy22振り返り】300名規模のベンチャーで約1年、エンジニア採用を回してみて

こんにちは!セーフィーでエンジニア採用を担当している中田です。

早いもので、2022年も残すところあと僅かとなりました。
本年度のセーフィー採用note締めくくりとなる今回は、セーフィーのエンジニア採用についてお伝えできればと思っています。

エンジニア→人材紹介→社内人事(1年)という、人事としてはまだ珍しい&未熟なキャリアながらご縁あってセーフィーに迎えていただき、エンジニア採用に挑戦させていただいたこの1年弱を振り返りつつ、

  • セーフィーのエンジニア採用って何をしているの?

  • どんなことが課題?

  • どんなことを目指しているの?

といったこと等について徒然と書きます。

年々、競争の激化がとまらず、採用難易度が上がり続けるエンジニア採用において、同じく日々奮闘されている世の中の採用担当の皆さまや、また、採用というお仕事に興味を持っていらっしゃる方々にとって、何かしら有意義な記事となれば幸いです。

自己紹介

まずはじめに、簡単な自己紹介をさせていただけたらと思います。
セーフィーには2022年4月に入社し、現在は人事総務部にてエンジニアやプロダクトマネージャー(*以下PdM)を初めとするプロダクト系の採用に携わっています。冒頭でも触れましたが、「受託開発系のシステムエンジニア5年→外資系人材紹介2年→スタートアップ人事1年」というキャリアを歩んできており、セーフィーは4社目の会社です。

キャリアの話をすると「なぜエンジニアから人事に?」と聞かれることが多いのですが、私の場合は、元々人と組織に興味があり大学院も志していたものの、タイミングと紆余曲折が重なって「新卒で文系エンジニア・・・おもしろいかも」と思ってしまったがために、一旦寄り道をすることにしたのが起点です。

未経験から一端のエンジニアとして足掻いてみて、開発や導入の面白み・やりがいは様々味わえたものの、反面で、人と組織の課題への興味は薄れることなく、寧ろ強まる一方でした。
開発をしていても、その導入先の組織がいかによくなったのかという側面や、エンジニアのキャリア・働き方という側面がどうしても気になってしまい、5年の節目を機に、人事分野へのキャリア転向を決意し、今に至ります。

セーフィーとは、前職でお世話になった元上司のリファラルで出会い、
映像プラットフォームの使命と無限の可能性、代表の佐渡島さんと面接で出会った方々の人柄と雰囲気、エンジニアへの思いに魅せられて入社しました。

そこから早9ヶ月ほどが過ぎ去ろうとしていますが、様々なことに挑戦させていただきながら、目まぐるしく、刺激的な日々を送っています。

エンジニア採用チームについて

CTO森本との会議風景

現在、「VPoE谷口+採用グループ3名+CTO室1名」という5名の中心メンバーでPJを運営しています。関わる採用ステークホルダーは多岐に渡り、意志決定層とも日々こまめに直接やりとりを重ねています。

「エンジニア採用=経営の最重要課題」とも位置付けられており、採用グループリーダーの田村、現場の部長陣だけでなく、CTO森本やCFO古田といった経営陣とも距離近くコミュニケーションをとっています。

▽田村、森本、古田のインタビュー記事


基本は定例報告会にて、PJ進捗を確認しつつ進めていますが、問題や議論があれば都度、即時でSlackやMeetで話して解決をする習慣が根付いていると思います。採用課題の着手〜運用改善に至るまで、採用に関わることならどんなことでも話しをしようとしてくれるメンバーが多く、採用への熱量が高いチームだと感じています。

試行錯誤のfy22 〜エンジニア採用 振り返り〜

暗中模索、試行錯誤、四苦八苦、そんな言葉が想起される9ヶ月でした・・・笑 所々記憶がないですが、常にどこかしらストレッチ気味で成長痛の日々だった覚えはあります。

そんな fy22の成果・日々をざっくり振り返ってみようと思います。
まずは、担当範囲であるエンジニア・PdMの採用目標数、決定数(内定受諾者数)について。

エンジニア・PdMの採用目標数、決定数

fy22 採用目標:41名
 内、エンジニア33名 / PdM 8名
内定受諾者:35名
 内、エンジニア27名 / PdM 8名

● 主な採用経路
エージェント企業、媒体での求人掲載、スカウト媒体、リファラル など
● 主な採用職種
フロントエンド、バックエンド、モバイル、デバイス、インフラ、QA、AI・画像認識アルゴリズム、セキュリティ、PdM など

年内の最後までメンバー一丸となってPJを走らせている真っ只中ですが、現在(12/23)の執筆時点で、PdM採用は達成できたものの、残念ながらエンジニアは残り6名の採用がまだ残っている状況です。

エンジニア・PdM採用の取り組み内容

本年は、よりエンジニア採用の強化を!ということで、エンジニア・PdM採用のみPJ化して切り出し、よりVPoEや現場と近い距離で採用業務を進めてきました。

6月からは、4月入社の私と5月入社のメンバー2名が採用グループ側の担当となり、それはもうすったもんだのスタートでしたが、社内外の多くの方々に支えていただきながら、以下のような取り組みを推進することができました。

<取り組み内容>
・新たなPJ体制の立て付け、数値/KPI管理方法の刷新
・ダイレクトリクルーティング強化(RPOとの協力体制づくり)
・エージェント企業とのエンゲージメント強化
・各ファネルの歩留まりの改善
・採用イベントの参加
・リファラルの強化

既存の運用を担保・補強しつつも、できる範囲で新たな施策の挑戦にも取り掛かれた半年だったのではと思います。

せっかくなので、それぞれ、よかったこと、反省点・課題点を以下に書き出してみました。

<よかったこと>
・運用を停止させず、新規PJ体制への引継・移管が行えた
・これまでにない詳細な採用データ蓄積・管理を実現できた
・RPOを巻き込んだダイレクトリクルーティング体制を型化できた
・エージェント企業との実績づくりも昨年同様に維持できている

<反省点・課題点>
・認知浸透が不十分、まだまだセーフィーを知らない方が多い
・候補者ベースでの志向性・興味にマッチしたアトラクト設計が必要
・各ファネルの歩留まりにもまだまだ改善の余地あり
(*特にスカウト経由での採用実績の向上は必須です・・!)
・目下の運用を手当たり次第に全員で回す日々だったので、役割/リソース分担などはもう少し効率化できそう


1人あたり10内定、特定の開発言語によっては21倍とも言われる熾烈すぎる市場において、何より、昨年同様に30名余りの方々に「セーフィーで働きたい!一緒に作っていきたい!」と思っていただけたことは本当にありがたく、嬉しいことでした。

反面で、海外展開を含めた数年後の事業拡大を踏まえると、組織強化にはまだまだ採用を進めていかねばならず、そのための課題や改善点もまだまだてんこ盛りなのが実情です。
また並行して、来年度は、既存メンバーがさらにスキル・キャリアを伸ばしながら、プロダクトを生み・育てていけるよう、組織開発・強化にも全社的に取り組んでいく予定です。

fy23もやれること・やりたいことしかないので、今からどきどきわくわく(おっかなびっくり)しています・・!


fy22を終えて 〜セーフィーの採用の魅力とは〜


ここからは、1年と満たない期間ではありますが、がむしゃらにエンジニア採用PJを走らせてみて見えてきた、セーフィーの採用の魅力について語りたいと思います。(過去の経験と比較しての主観も多分に含まれるので、あくまで参考に読んでいただけたら幸いです)

 ●現場・意思決定層と日々密接にコミュニケーションを取れる

コミュニケーションをサボらない、厭わないメンバーが多いように思います。立場・役職関係なく、自分の意見をフラットに伝え合う、気になったことは言葉にする文化が採用グループにもPJチーム内にも共通してあり、定例でも単なる報告会では終わらず、活発な議論が交わされることがよくあります。
勿論、その過程で意見が割れることもありますが、候補者の方々のためにも既存メンバーのためにも「不幸な採用はしない」の一点に立ち返り、合意形成をしながら進めようという文化が根付いているように思います。

●チームで戦うことの安心感・心強さがある

前々職での外国人ディレクターの口癖に「Answer is in the room.(答えはこの部屋の中にある)」という言葉があったのですが、セーフィーも社内に答えがある・眠っていることがよくあります。

どちらかと言うと、それぞれが独立して、個としての強みを活かしながらごりごりと仕事をしていることの多い採用メンバーですが、何か行き詰まることがあった時には、気軽に聞ける・相談できる、そして一緒に答えを探してくれる、頼もしい仲間でもあります。

●推せるメンバーが沢山いる

日々採用をしていて、内外に声を大にして伝えたいなと感じている一番の思いは、ウチのメンバー、推せますよ!ということだったりします。積まれてきた経験もとても優秀で、技術レベルも高く、かつプロダクト・顧客に真摯に向き合いながら仕事をしているメンバーが多く在籍しています。特定の技術にこだわる、というよりは、プロダクト・顧客目線にこだわるエンジニアが活躍している傾向です。
PoCも盛んで、企画・営業など様々な部署と関わる機会があるので、部署間・立場問わずフラット&フランクなコミュニケーションを取っている姿もよく見かけます。

"メンバーバカ"だと言われるかもしれませんが、メンバーの人の良さを候補者の方々からもフィードバックとして頂くことが多々あり、また入社メンバーに取ったアンケートでも上位にランクインしているので、きっとこれは完全なる主観ではない、と思っています・・。笑

●まだまだ作っていっている感を感じられるフェーズで経験を積める

  • 社員数331名。カメラ17万台、 サーバー2,000台、データにして20PB(ペタバイト)。※2022/10時点

  • 映像×AI×プラットフォームという無二のビジネスモデル。

こう言葉を並べてみると、きらきらしいイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、まだ8年目で10年も経っていない、若い若い会社です。オファー時に「一緒にセーフィーを作っていっていただきたい!」という言葉をよくお伝えするのですが、プロダクトも組織も、まだまだ道半ば、完成しているものなんて何一つありません。

1年が10年にも相当するほどの急速なスピードで走り続け、昨年9月には上場も果たし、連年トップを維持する国内シェアは、ついに今月、47.5% → 56.4%へともう一段の飛躍を成し遂げ、ついに過半数に至りました。

まるで、2-30年経っている組織かのような落ちついた・出来上がった雰囲気を感じさせる時もありますが、しかしそれでもまだまだこれから、今まさにここから、なのです。

セーフィーの歴史は、まだまだ始まったばかりです。
そんな第二の創業期とも言えるこれからを担う組織づくりの、入り口・要とも言える採用に携われることは、人と組織に関わる仕事を続けていきたい人にとって、とてつもなく大きな経験と財産になるのではと思っています。

余談・・・

そして、個人的に感じている何よりの魅力は、まだまだ認知が浸透していない分、日々の採用を通して、これらのセーフィーの良さ・ときめきポイントを、まだまだ世の中に、多くの人に知っていただける余白(やりがい)がある、という点ではないかと、日々実感を強くしているところです。
流行りの言語を用いるならば、「推しの布教」がこれでもかと捗る環境。この一言に尽きるということを胸を張ってお伝えしたいです。
ある意味、そう思えることが、fy22採用の何よりの収穫かもしれません。(重ねてお伝えしますが、過去の経験と比較しての主観も多分に含まれるので、あくまで参考に読んでいただけたら幸いです)

fy23を見据えて 〜取り組んでいきたいこと〜

会社として

採用は、粘り強さと、挑戦・オペレーションの検証と継続、つまり止まらないことだと感じています。

私が日頃ふとした瞬間、思い返すようにしている言葉に、「星のように焦らず、しかし弛まず」というゲーテの一節があります。
2023年度も、きっと目まぐるしい変化とカオスと拡大の年になることだろうと予想して(どころか最早見えてきて)いますが、焦らず、目の前の人と組織に向き合いつつ、チームで採用目標を達成していけたらと思っています。
具体的には、上記で連ねた運用の改善と、課題への着手をこつこつ進めていく予定です。特に、推しの布教認知拡大のための採用広報には本年度以上に力をいれていきたいと考えています。

個人として

個人としては、あがらずに人前で喋る練習とコードを読むスキルの体得をしたいです。先日登壇した某採用イベントにて、噛みまくった挙句、枕詞が多すぎるファシリテーターもどきぶりを披露した苦い体験は記憶に新しいかぎりです・・。採用広報の強化に伴い、社外にてお話する機会も増えていくと思うので、心臓の方も強化していきたいです。

また、元エンジニアと言いつつ、実際はレガシーな開発がメインだったので、モダンな技術へのキャッチアップはまだまだというしょっぱい現実も何とかしたいです。エンジニアの方々とより目線のあったコミュニケーション・採用ができるように、更に研鑽を重ねていきます。

最後に

と、様々書き連ねましたが、上記の取り組みの成功、来年度以降のますますの採用達成には、
<< まだまだ、仲間が、足りません・・・! >>

来年度も、エンジニアさんだけでなく、採用グループのメンバーも大募集中ですので、ご興味のある方はぜひご応募いただけたら嬉しいです。


ちなみに、まだまだ市場に少ないかもしれませんが、今エンジニアをされていて、人事や採用に興味があるという方ともぜひ、カジュアルに繋がっていける2023年であればと思っています。
エンジニアから人事はまだそんなに多くはないキャリアチェンジかもしれませんが、エンジニアの採用難がもはや常識となりつつある中、またエンジニアのキャリアの多様性がさらに広がりつつある中では、今後一定のキャリアパスとしてニーズが出てくるのではと感じています。

カジュアル面談も積極的に実施中です。
LinkedInページのDMも解放しているのでお気軽にご連絡ください。(チャットベースも歓迎です)お話できることを楽しみにしています!

ここまでご一読いただきありがとうございました。
皆さまにとって素晴らしき2023年となりますように!良いお年を!


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