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赤いものに巻かれ 浅く息をする②

前回の記事に対し、現役学校教員から以下のような反応をいただいた。

綴り方教育の重要性を考えるとき、寧ろ、社会主義国家でその授業を展開できることは、色んな意味でちょっと興味深くて羨ましさすら覚えるよ。自分を攻める必要はさほど無いのではないかと思いつつ、そういう葛藤ができる人間性が失われないことで見えてくるその先を観てみたい気もする。

これまでは「日本人からみてどうか」という基準で作文指導をしていればよかったが、模範解答集を見ると日本と評価基準が大きく異なっている気がして、立ち止まってしまいました。

日本流作文を押し付けた結果として日本のコンクールでは無双できたとしても、本丸である大学入試では得しない学生の方が多いはず。私がもっている能力も、多分ここでは評価には値しないのでしょう。

そうなってくると、現状できることとして、内容よりも文法に傾いてしまうわけでして、なんだかみんなにとって不幸な状況になっています。


・民族
・居住地
などにより複雑に加点減点され、評価に関し非公開の部分も多く、国の誰も、省の誰も、学校の誰もが、大学入試のあらゆる採点、評価基準を明確に理解していない。不透明さが招く悲劇に巻き込まれて、ちょっと相手が大きすぎて、その先が見えるのか自信が無いのです。

‥‥‥自分軸で考えるといい肥料になっている気はしますが。

あと、どうしてこの国の作文の模範解答はなんでもかんでも最後に啓発して締めるの。私そういうの文の形として嫌いよ。

ああ~歌舞伎揚げがたべたいっ。
みなさんもがんばって一緒に歌舞伎揚げを食べましょう!そうすれば、ますます団結できます。(当地風の作文の締め)

2019年11月17日 選り抜き協力隊日記

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【一言メモ】
悩みを相談すれば、みんなが知恵や経験を持ち寄ってくれて、一歩進むことができると実感した出来事でした。学生の作文提出が遅れるため、唯一の休日である日曜も働いていた時期なのでした。自分が課したものでないテーマで、1日100篇も締め切りしか考えていない作文を見ることに嫌気がさしていました。

・肩の力を抜いて、かんたんな事からはじめよう。馬耳東風。
・批判は思わぬところを傷つけるから、楽しそうにやってると偽装するところからはじめよう。
・比較調査をしよう!!さすれば見えてくるものもあるだろう。
・結局やりたいことをやるのがいい。
・音楽が足りない。VPNをかませると使えないサービスが多いため。
・やっぱり音楽の力ってすごい。

こんなところに落ち着いた夜なのでした。

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