【百人一首】(今はただ/六三 ・左京大夫道雅)
【解釈】この歌の背景などまったく知らず、「もう君を恋しく思うのをやめる」とわざわざ会って伝えたいだなんて、何だかめんどくさい男だなと思っておりました。
女子からしたら、いや知らんし!みたいな感じだろうに、フラれた相手に未練がましく最後にもう一回会いたいみたいな話だとばかり思っていたのです。
しかしそれは大きな誤解のようでした。
出典は「後拾遺集」恋三 七五〇。
詞書を読むと事情は全然違って、無理やり仲を引き裂かれた二人だったのですね。めんどくさいとか言ってごめんなさい。