【気になった新聞記事】不遇な氷河期世代に点火しろ~幸せな中年、業績伸ばす
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の日本経済新聞に、「不遇な氷河期世代に点火しろ~幸せな中年、業績伸ばす」という記事がありました。
不遇な氷河期世代に点火しろ 幸せな中年、業績伸ばす
企業は初任給を上げ、配属先まで若者の希望をかなえるようになり、シニアに対しては定年を延長し、再雇用後の年収も上げるようになっています。しかし、いまだに取り残されている世代があります。それは就職氷河期世代です。
就職氷河期世代は今や中年と呼ばれる年齢に達し、苦労して入った会社では年功序列が崩れ、ポストが減り、賃金も長く上がらなかったのです。リクルートの2023年の調査によると、働く喜びを感じる割合は40代が全世代で最も低く、4割を切る状況です。
一方、日本経済新聞は社員口コミサイトと共同で、働く幸せを感じる中年が多い企業を調査しました。結果、中年が幸せに働く企業の自己資本利益率(ROE)の中央値は9.77%と、日経平均株価を構成する225社と比べ1.24ポイント高く、PBR(株価純資産倍率)の中央値は1.54倍と2割高かったのです。幸せ度をスコア化し順位付けしたところ、楽天グループやアクセンチュア、LINEヤフー、トヨタ自動車、東京海上日動火災保険といった企業が上位に入りました。
40代から50代前半は労働力人口の3分の1を占め、管理職として企業の中核を担い、実務を切り回す世代です。中年が元気な企業は活力があり、東京海上では「ライフシフト大学」という研修プログラムを開き、中高年の管理職がビジネスに役立つ思考法を学び、中長期の視点で物事を捉える力を身につけています。
アクセンチュアは中年にも等しく挑戦の場を提供し、社内の活性化につなげています。異動制度を導入し、23年度には約1000人が活用し、中年の利用も目立ちました。
法政大学の田中研之輔教授は「組織の大多数を占めるミドルが停滞していては企業は伸びない」と指摘し、氷河期世代の心に火をつけて再活性化させることが企業の成長に直結すると訴えています。
エン・ジャパンが運営する社員口コミサイト「ライトハウス」の協力を得て作成された「中年が幸せな企業ランキング」は、約1500社を対象に「職場でのコミュニケーションの取りやすさ」や「活気ある職場か」といった設問項目をもとに企業ごとに数値化したもので、データは日経NEEDSとQUICKから取得したものです。
私自身も、就職氷河期を経験し、公務員として27年にわたり国立大学で勤務してきました。その経験を活かし、現在は社会保険労務士として開業しています。中年期に入ってからのキャリアチェンジや新たな挑戦の重要性を強く感じています。特に中高年の方々が活躍できる環境を整えることが、企業の成長に不可欠であることを実感しています。私の事務所では、中年の再活性化をサポートするための研修やコンサルティングを提供し、彼らの経験と知識を最大限に活かすことを目指しています。
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