福岡佐知子/三角形と寿百家店

株式会社三角形と株式会社寿百家店 代表取締役|1978年生。福岡県行橋市出身。山口大学…

福岡佐知子/三角形と寿百家店

株式会社三角形と株式会社寿百家店 代表取締役|1978年生。福岡県行橋市出身。山口大学大学院(博物・芸術論)修士課程修了。公立文化施設やアートNPOでの企画、広報等のマネージメント経験を経て、2012年寿通り商店街に出会う。https://sankakukei.co.jp/

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

書くこと

昨夜、ちょうどnoteを書くようにしたきっかけを思い出した。 きっかけと動機はまた別はあるけど、私は仕事柄様々な人と出会う機会がある。 そこで感じ得たことは、基本的には自分という身体のなかを巡り、いつの間にか忘れてしまったり、何か形になって外にでたりもする。 そんな経験を繰り返しながら、どこかに書き留めておこうと思ったんだ。 PRと企画の会社をしているけど、紺屋の白袴で。 自分のことを見てもらう前に、関わってくださる方に時間を割きたい。 だから、誰かの依頼をもらって文章を書く

    • すごい未来がやってきた

      今日、11月3日は文化の日、そして5年前灰色シャッター街に事務所を開いた日。TRANSITと名付けたこの場所は、半年もの間事務所とイベントだけで稼働し、その後ワインバーとして開店した。 今、夜は11月3日生まれの大学生スタッフが喫茶を構えている。 そう、5年前には見えなかったすごい未来がやってきた。 懐かしい5年前の写真には、コトブキッチンもお花屋さんもない。シャッターは落書きだらけで、通路でみんな楽しんでいる。 先日イベントをしてハッとした。今まで空き店舗の前に机を出し

      • 今日問答001_どちらが本業ですか?

        今日から始める今日問答・・・その日、誰かから問われたこと、答えたことをまとめます。素直なタイトル! どちらが本業ですか?あるときはPR・企画、あるときは飲食店のキッチンに立つ私。 この質問には明快に答えることができる。 「PRと企画の仕事です」と。 PR・企画の仕事と言えども、お仕事を一緒にしているクライアントさんは個人事業の方から会社、行政機関、はてはNPOや地域など。自分のなかでその区別はあまりない。(傾向はあるけど・・・) 内容も様々、企画から企画の進行マネージメント

        • 動かないとき、じりじりするとき

          誰にでもある、動かないとき生きているとあるある。 ・焦るのに状況が動かない ・自分ではどうしようもないことが続く ・もやもやもやもや・・・ぐるぐるぐるぐる 私にも良くある。まるで毛布にくるまってじっとしているみたいなとき。 外は晴れていても、雨であっても、少しも関係なく。 空気自体が停滞している、そんな気分になることがある。 足りないものそんなときは足りないものだらけ。 電話ひとつも鳴らない。仕事の進捗もあまりない。 コンビニで見つけた美味そうなものを手に取ったとしても、そ

        • 固定された記事

        マガジン

        • 今日問答
          1本
        • 好きなこと
          8本
        • 自己紹介
          8本
        • しごとのはなし
          19本
        • まちづくりの実践
          2本
        • 年間目標
          6本

        記事

          靴のはなし

          靴を買いに行く私はお気に入りの靴しかはかない。 誰もがそうなのかもしれないけれど。 クタッてなった時、どうしても目立つ傷が気になった時、底が傾いてきた時・・・そんな時、靴を買いに行く。 靴は「靴を買いに行こう」と思って買いに行く。 靴が見つからない靴はインスピレーションで買う。もちろん自分の足や持っている服や履いていく場所や履き心地も気になる所ではあるが、一番はインスピレーション。 だから、試着したら決断は秒。これを買うけど、自分に合うかなという判断だけすれば良い。 こ

          自己紹介②_大学から大学院へ

          就職難2000年、私は大学を卒業するにあたって、就職氷河期という時期に当たっていた。 高校最後の担任が、2000年卒業は覚えやすい、と言っていたのだけれど、今となれば本当にそう。浪人しても、2001年宇宙の旅、みたいでこっちも良いよと軽口を叩いていたことすら覚えている。余談。 9人いた研究室の仲間たちが就職活動に難航しているのを聞きながら、アートの仕事に就くにはどうすれば良いのだろう、と考え続けていた。 4年間って短い4年間は、あっという間だった。 裕福でもなかった家庭

          自己紹介②_大学から大学院へ

          自己紹介①_全体像

          2011年から嵐のようにやってきた約10年。振り返りながら追々、詳しく書いていきたいと思いますので、目次的なページを先に(!)つくっておきます。 図で表わすとこんな感じです。 大学から大学院へ▶大学までのお話はこちら、に書いています。 ▶大学から大学院に進んだ話です 大学院からアートの研究機関へ北九州へ転職会社を退職、無職アート×まちの仕事に出会う会社がなくなる!スナックを借りる団体を立ち上げる法人を立ち上げる飲食店をはじめる飲食店を増やす▶コトブキッチンの話は、こち

          実績がお好き?

          2012年、仕事もお金もネットワークも何も持っていなかった時、教えてもらった言葉。 “実績がないと信用されない” 会社員をしていた自分にはわからなかった、ゼロから仕事をつくるという大変さが。 8年経った今、半分正解で半分不正解だと思う。 自分の正解から言えば、仕事やお金は小さな小さなやりたいこと、やるべきこと、求められていることに応えることの積み重ねを経て形になった。 それに伴い、関係する人も増えた。 (とはいえ、元々企画や調整の仕事をしていたので、基礎体力的なところは持っ

          イワシの群れ型組織

          社長だからっていつも先頭にいなくて良くない?演劇のワークの一つにイワシの群れみたいなワークがあった。 今や何のためのワークだったかは不明だが、大人数(10人以上が断然面白い)でただ、部屋の端から端を歩くというワーク。 決まり事は、壁にぶつかったら方向転換をしなければならない。 ただ、方向転換をして「自分の前には誰もいない=先頭」と思い当たった人が今度は先頭で歩くという、本当に単純なワーク。 でも、ハプニングで先頭に立ってしまった人は極端にオロオロしてしまう。 「先頭だ!」と思

          名付け④_トムソーヤ大作戦

          商店街の落書きだらけのシャッターを塗るプロジェクトの名前。 “シャッターを塗るプロジェクト”では面白くないし、塗る以外の参画の可能性を残したかった。 いたずらをしてペンキ塗りを命じられるトムソーヤに習って、 楽しくない(かもしれない)ことを楽しく、朗らかにやっていると、 きっと仲間は増えるはず・・・そんな想像をしてつけました。 ▶▶活動についてはまた別記事で

          名付け④_トムソーヤ大作戦

          アートとまちづくり

          アートからまちづくりへ大学で6年、公立文化施設で9年アートに関わり、ポンっと一般社会に出てしまった私。何をどう仕事にしたら良いのか正直わからない時期もありました。 幸い、私が関わっていた現代美術や演劇のワークショップは、人や地域と関わることが前提といいますか、その上に成り立つ表現だったこともあり、人や地域に対して特別なハードルを感じたことはありませんでした。 むしろ、アートのアートらしい面をあまり好まなくなっていたため、新しい領域に挑戦する、みたいな感覚でもありました。 え

          遠くに投げる

          プロジェクトという言葉をよく使うけど、 語源は、ラテン語の pro + ject であり、意味は「前方(未来)に向かって投げかけること」とある。(出典Wikipedia) 私たち人間は、想像力と創造力、この二つを持つと言われている。人間の人間らしさ、だとも。 この二つは、遠く未来をつくるために必要な力。 だったら、出来るだけ投げてみよう。 それも遠くに。「今」から離れれば離れるほど面白い。 先行きは見るものでなくつくるものだから。 そろそろ、視聴者からグランドに立つ時かも

          パン修行

          なぜ、パン修行???キッチンをはじめてから2年。構想段階からパンが頭の中に浮かんでは消え…をしていました。 ここで焼き立てのパンを出せたら最高なのに…そう、何度も思ってきました。 パンを焼ける人を雇う?パン屋さんを誘致? 仕事柄多くの方にお目にかかったり、それも女性でこれから起業しようとされる方のお話を伺う機会はあるのですが、なかなかタイミングよくパン屋さんと出会うことがありませんでした。それがある出会いで状況は一変しました。 街の検討会でファシリテーターとして来られている都

          お風呂の時間70%

          反射神経は良い方ではない。話し方は比較的遅い。 昔妹が私の口まねをしていて、スローモーションかと思ったくらい。 子どもの頃「賢いのね、自分の意見があっても黙っていて」と言われたけど、思考回路と言葉の発生がかみ合わないのだから仕方ない。 本来はせっかちなので、自分が考えていることの3割くらいしか話せていないと・・・思っている。 スイッチが入ると頭の中の言葉がそのまま出てきてしまい、しゃべり続けることができる。でも、支離滅裂。 あれこれ考えるのも、また時間がかかる。 いつまでも

          しごとの話_コトブキッチンまとめ

          PRと企画の株式会社三角形が手掛ける飲食事業。 その1話から6話のまとめです(2020/03/16現在)。日々、進化中。

          しごとの話_コトブキッチンまとめ

          占いが好き

          世の中の女子たるもの、誰でも占い好きと聞きます。 何を隠そう、私もその一人。 朝の情報番組で占いが流れてきたら、自然と画面に釘付け。 遅れ気味の時間がもっと遅れてしまうことに・・・。 みんな未来の手がかりが欲しい漢字の『占(ト/ボク)』は亀の甲羅で占いをしている場面、『ト』の部分は亀の甲羅に出来た傷、『口』は問う、を現しているとのことです。(器という記述もありました) 中国でも、ギリシャでも、ローマでも、古くからの文明には必ずと言って良いほど占いについての記述が見つかって