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編集者という呪い

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編集者は「原作者」か「最初の読者」か、あるいは「もっとも非情な批評家」か。書籍編集の仕事を通して学べたこと、学ばなきゃよかったことを、ぽつぽつ呟きます。
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#好きなことを仕事にする

さちこを殺す日

井浦新という役者がいる。彼の名前は、昔はARATAだった。三島由紀夫を演じた作品から改名した、その理由は「この映画のエンドロールの最初にアルファベットの名前が流れてくるのは違うと思ったから」。

原稿を校正させていただいた方からのメールに、どう返事をしたらいいものか、気づいたら5時間も悩んでしまった。メールには、「作品を発表するとき、ぜひ”さちこさんのお名前”を入れさせてください」とあった。私の名

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小説の校正をさせてもらった話

原稿、読ませていただきました
年末に「あなたの原稿、読ませてください!私、校正がしたいんです!」というnoteを書きました。書きましたが、まさか本当にお声掛けいただけるとは思っておらず、「note見ました」という件名のメールが届いたときには正直びっくりしました。自分で言い出したのに。

約7万字の小説『耳元の鈴を鳴らさない!』を読ませていただきました。ジャンルを分類するとすればライトノベルというも

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あなたの原稿、読ませてください!

あなたの原稿、読ませてください!

★このnoteは「校正・校閲のお仕事をください」という内容です★

活字中毒でもないし、難しいものは読めないし、読書家でもないんだけれども、日々、読み込んでいる文字量はそれなりに多いほうだと思います。

出版社で働いていたときも、ひたすら企画書を書き、ひたすら原稿を読み、ひたすら赤字入れをする毎日のなかで、毎晩寝る前に小説を2~6万字程度は読むのが習慣でした。

小説といってもプロの作家さんの本で

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