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Awesome! x プロジェクトリーダー向けワークショップレポート : 自分も相手も見方が変わる。ストレングスファインダー®で、才能を強みにしていこう (対面セッション)

2020年8月上旬、外資系メーカー様プロジェクトリーダー向けにカスタマイズ版のワークショップ「自分も相手も見方が変わる。ストレングスファインダー®で、才能を強みにしていこう!」を開催しました。

はじめに

もともとクリフトンストレングスファインダー®(以後ストレングスファインダー®)は企業向けの人材育成ツールとして開発された経緯もあり、個人の育成はもちろん、リーダーや組織でこそ本当に活かしていけるツールだなと、ワークショップを重ねるごとに強く感じています。

リーダーもチームメンバーも、そしてリーダー同士も、資質を通してお互いを理解し合えることで、個々の資質を強みとして活かし、支え合える組織。
結果、主体的・協働的に働くことで、確実に日々の業務や、その先のビジネスにも大きく貢献していける。
また昨今の新型コロナウィルス感染拡大のような、これまでのやり方が全く通用しないような変化の時にこそ、個人が持つ力を最大限発揮していくためのポテンシャルを感じていたので、わたし自身もAwesome!を通して、リーダーや組織向けにストレングスファインダー®を使ったキャリア育成に積極的に携わりたいと思っています。

今回、このような機会をいただき、検温・ソーシャルディスタンス・換気・マスクやフェイスシールド着用等の新型コロナウィルス感染対策を万全にした上で、対面で開催することができたことに、オファーいただいた企業様に本当に「感謝」の一言です。

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ワークショップ概要

新たに立ち上がった組織横断プロジェクトのリーダーの方を対象とした今回のセッション。普段、一緒に仕事をしているメンバーではないというところで、チームビルディングも兼ねつつ、プロジェクトを遂行していくためのリーダー力向上にもフォーカスを当てた内容にさせていただきました。

● クライアント:某外資系メーカー 組織横断プロジェクトリーダー
● 参加者数:8名
● 場所・形態:クライアント様会議室
● 所要時間:4.5時間
● 内容:事前課題、事前1:1ヒアリング(若干名)、半日ワークショップ
● ワークショップ詳細:ストレングスファインダー®の基礎的な知識を理解した後、事前課題をもとに資質証言をメンバー間で共有。その後、リーダー力として活かしていける強みについてのプロファイリングをコーチより解説後、自分らしいリーダーとして資質を強みとして活かしていくためのアクションプランの作成。
● 期待値:①主体的にリーダーシップを取りつつ、メンバーを巻き込んでいけるリーダー力育成、②組織間リーダーのコミュニケーション・コラボレーションの動機づけ、③自己理解・他者理解を深め、積極的に協働していける職場風土へのきっかけづくり

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参加者の声

1.資質の証言の共有を通して、感じたこと・なるほどと思ったことなど自由に記入してください

上位資質はよくその人の特徴をとらえていると感じました。証言を聞くことでその人の行動とその裏にある資質とのつながりが明確になって、その人をより理解できたような気がした(これはプライベートでも使える)
持っている資質によって同じ事象のとらえ方が大きく異なるもの面白い。
参加者の一人と私の上位資質は、かなり共通項が多かったのですが、
仕事へのアプローチは異なるものだった。
好き嫌いや考え方については、共通する部分があった。
今まで深く考えることのなかった他人の資質を聞くと
その人をよく表していると感じ、その資質を知ることで
チームとして仕事の進め方に役立てることが出来ると感じた

自分自身とは全く異なった思考回路で考える人が居るのだということを実感しました。同じ考え方をする人はむしろ少ないのではないかと思いました。
同じタイプの資質を上位に持っていても、人によって表れ方が大きく異なる点が興味深い。気付いて活かせている人、まだ磨けていない原石の人。
また、他の資質との組み合わせの影響も大きいと感じた。
同じ方向のベクトルは強め合う。コミュニケーションと社交性とか。
調和性と自己確信では、ベクトルは逆行するイメージ。
よりうまくタイミングや内容によって使い分けを意識し、
能動的に自分をコントロールすることで、自分ならではの強みに
転換できる、と感じた。

2.リーダーとして自分の資質を強みとして活かすためのアクションプランを教えてください。

未来志向、戦略性、ポジティブ、着想、最上志向という
資質を生かし、外からも積極的に情報を仕入れ
親密性で各リーダーと個別に話す機会を作り、
ビジョン作りをサポート
する。
社交性/コミュニケーション/包含/ポジティブを活かし、
より多くのメンバーに共通認識を持たせ、鼓舞し、盛り上げて
各個人が精力的に各活動を進めて行く雰囲気づくり
親密性を活かして、1 on 1を用いてもう少しメンバーへの思いやりや
困ったことに関してのアドバイスを提供
するようにします。
戦略性とアレンジを活かして、色々なアクションを提示しながら、
目的にどう達成できるかを示す
個別化と学習欲を活かして、個人個人に対して状況理解に努め
アドバイス
する。Team building関係の本を読んで、実行してみる。
親密性をベースに1:1など小さな関係から
チーム内の関係性を構築
していく。
適応性と最上志向でメンバー個々の個性や強みを活かし、
調和性で方向性をまとめていく

ここという瞬間に自己確信を使い、大胆な判断が出来るように。
先の戦略は最上指向と学習欲を使い、積極的にその分野の勉強をする。

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3.今回のワークショップを通して、新たに得た発見や学び、なにか自分の中で変わったことなどあれば教えてください。

チームの中での自身の担うべき役割がはっきり認識できました。
自身の資質について再認識したので、仕事を進めていく上で強固に進めるべきところ、あるいは振り返って慎重に進めるべきところ、また重要な判断を下すタイミングで、今回学んだ内容を活用しようと考えております。
あと、メンバー・関係者の強みはどういったところにあるか
考えるようになりました。
過剰なあてはめは厳禁ですが、その人を理解するための一つのツール
(知識)として活用できる
ような気がします。
自分も理解することができ、過去の行動、人との付き合い方、
物事の感じ方の特性がどこから来ているか納得できた。
やや無理をして不得手な特性を使ってストレスを感じている可能性があると感じたので、これも行動を見直すいい機会となった。
複数の資質を使うとこで強化出来る事がある事が分かった。
例:社交性x戦略性x分析思考x信念を活用して、”ネットワークを活かした発信を意識:横断プロジェクトの価値を内外に論理的に発信する役割”
今後は、この様な視点でより強化できる部分を考えていきたい。

4.今回のセッションを受ける前と後での変化や気づいた点、これから取り組んでみたいと感じている点、またセッション全体を通して理解したこと等、教えてください。

チームで受けてお互いを見てこそ有意義なツールと感じました。
プロジェクトで活躍するための自分に合ったアプローチ方法も明確になった。自分が持ってない特質をもつメンバーにサポートをもらうこともプロジェクトを前進させるために必要で、メンバーの誰にアドバイスを求めると効果的なのかもわかったのは非常に有益だった。
ストレングスファインダー®自体は5~6年前に書籍版で受けており、
上位5資質については認識
しておりました。これまで自分の資質を、
少なからず意識した上で、生活(特に仕事を)しておりましたので、
上位資質が、既に行動に表れていると思います。
今回受講したことにより、資質を強みにするというコンセプトを
改めて理解
し、これまでやってきた事は、
自分独特の強みであることを再認識しました。
また、他メンバーと受講したことにより、個々人の資質/強みの違いや、
不足は補いあって、チームとして万能を目指す、という組織での
自分の強みの活かし方についても認識する良い機会
となりました。
強みにつながる資質は一つではなく、効果的に組み合わせること、
普段から意識して活用・使い分けることが重要と学んだ。
自分がどんな武器・道具を持っているのかを改めて知り、
能動的に使い分けることで、初めて自分にしかない強みに昇華できるようになる。上位資質は組み合わせて有効に活用する。
下位資質はそれ自身には固執せず、他のチームメンバーを含め
上位資質でうまく補完
できる様に考える。
自分の内面を見直す・再認識するのに大変有効
ワークショップになりました。
なるべく多くの方に受講してもらうようほうがいい内容であると思います。

最後に

緊急事態宣言発令の最中の5月にお話をいただいてから3か月、詳細の内容をすり合わせてから、事前課題や事前1:1セッションを含めて1カ月半で対面ワークショップの開催となりました。
いつもの事なのですが、すり合わせていく過程で、どんどん期待値が高くなりましたが、このコロナ禍の変化の中だからこそ、貴重な対面セッションの中で、より多くのものを持ち帰っていただこうと、ストレングスファインダー®の要素だけではなく、さまざまなリーダーシップ関連の知見をもとに提供させていただきました。

今回のワークショップでは、個人としても、参加いただいたリーダー全体としても、資質が弱みになるところや、どうしても自分たちだけでは補い合えない部分などを意識的に取り上げ、どういう人との協働が必要となってくるかをお話させていただきました。
正直、自分の得意でない部分や、普段相容れない考え方の人との協働はできれば避けてしまいたいところです。私自身も、無意識でいると、避けたり攻撃的になってしまったりしてしまいます。
そうしていることは、悪くはないのですが、結果として、狭い視野でしか物事をとらえたり、限定的なアウトプットを出すことができないため、短期的にはよいかもしれませんが、中長期的に継続したアウトプットを出すことができるかは非常に疑問です。まして、現在の変化の激しい時代、企業も人も生き残っていくのはとても厳しいのではないかなと感じています。

不得意を好きになる必要も、苦手な人を受け入れる必要もなく、
より大きくて質のいいアウトプットを出し続けていくために、
違う視点やアプローチを認めて取り入れていく、
それを資質を通して考えてみる。
そうすることで、協働のスピードは必ず速くなり、
大きな結果が自然とついてくる。

それが、少しでも参加いただいた方に伝えられたことが、コーチとして提供させていただいて、本当にうれしい瞬間でした。
「ワークショップの中で、あなたが学んだストレングスファインダー®の基礎知識はなんですか?」との質問に、参加者のほとんどの方が書かれていた言葉がこちらです。

「ストレングスファインダー®は単なる自己分析ツールではなく、
自分・相手、そしてチームの資質を強みとして
活かす方法を教えてくれるツールである」

プロジェクトを進めていくときには、壁や対立、挑戦などつきものだと思います。組織横断ともなると、部署ごとに思惑も微妙に違うので本当に難しいと思います。だからこそ、資質をツールとして最大限活用して、大きな結果につなげるとともに、強みフォーカスのリーダーとして活躍されることを期待しています。




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