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見ようとすると見えない。本質はいつも、そんなもの。

島の交通は路線バス。
バスは北の船泊方面と南の元地、知床方面があります。
一応船泊方面行きはバス停でなくても、身を乗り出して手を振ると停まってくれます。


礼文島の宿は北の(船泊)にある「礼文荘」

シーズンの宿は満室が多いので早目の予約がいいかもです。この日の礼文荘は満室。何でもどっかの土から貝塚が遺跡ででたらしくカナダからの調査団が長期で宿泊しているとで国際色豊かな雰囲気でした。

宿の前は久種湖(くしゅこ)

夫は、それこそ35年くらい前に台風で大荒れのこの湖畔でキャンプしたとかで思い出深いらしい場所らしいです。

私は何といってもご飯が楽しみ!
夕食も北海道の海の幸が勢ぞろいです。

翌朝、夫は早々と岬めぐりコースという、4時間くらいのハイキングに出かけてしまいましたので、足手まといの私は、ひとり、どこに行こうかな?

礼文島の最北端。海に突き出た展望台からはトド島が眺望できます。晴れた日にはサハリンも見えるらしいです。


宿泊していた船泊という地からスコトン岬までバスで15分くらいというので向かってみます。

スコトン岬をしばしウロウロ。観光バスは必ず立ち寄るみたい。お土産物屋さんとカフェがあります。

最北限のトイレ。日本最北端と云わないのは、最北端は北海道の宗谷岬だからだそうです。
さっきまで誰もいなかったのに、いつの間にかツアーバスが来たらしいので、この状態であります。


礼文島で一番見たかったアザラシ
なんといっても親近感感じるじゃありませんか。
あの、コテンと横たわっている姿。

娘たちから、よく「トドに似てる」とお誉めの言葉をもらっている私は、こりャー見ずには帰れませんよ。トドとアザラシの違いはよくわかりません、、、が。

遠く見える島がトド島。


ここでウニ漁の監視をしている人に
「アザラシいますかねー?」と聞くと

「今日は風があるから見ないねー。静かな日はこの辺にたくさんいるんだけどね。」だと。

残念!兄弟たちよ!

それでは海を眺めながら《旅する飲んべえ》
まったりと(礼文ビール)を頂くことにしましょう!

お土産にしちゃおうかな?と

こちらも気になるバフンウニ。


とりあえず昆布ソフトクリームをば。いざ!実食!
昆布がほのかに香ります。うまし。

いかん!食べて飲んでるだけじゃ!

ダラダラ、ビールを飲んでいても夫と待ち合わせ時間までまだ4時間もあるし。

ゴロタ岬でも行くか。と、
突如、思い付きました。

何か名前が気に入ったし。

車は入れない人ひとり歩けるスペースをただ、ひたすら歩きます。まわりに人は誰もいません。この道でいいのか?たどり着けるかな~と、不安になりながら海沿いを進むとそびえ立つ丘。

↑ゴロタ岬へ0.6㎞との看板があったので

「なーんだ!1㎞ないんじゃ余裕じゃん」
と思ったら甘かった。

ここからはかなりの登り。平坦な道とは訳が違う、ガチの山でした。(もちろん、これは私の感想であって山好きな人は、こんなところはヘッチャラだと思います。)

何の花かは、わかりませんが、礼文島だけしか咲かないお花はたくさんあるそうです。ヘロヘロしながら
ゴロタ岬到着~!

この写真の岬の先の方が、スコトン岬です。よく歩いてきたなぁと、とりあえず自分を誉めます。


この程度の歩きで自分を誉めるのも何ですが、いつもはアザラシちゃんのようにグデッとしている私には相当なチャレンジでした。

よくぞひとりで、歩けました。パチパチ。
何度も言いますが、かなりお年の方でもスタスタ行けるハードル低いコースです。

反対側にずっと進むと、ちょっと興味のあったスカイ岬(澄海岬)があるんだな。まだまだ遠そう。

でもここまでで充分満足したので、あー!これから又この道を帰るのかー?!(バスの時間で夫と待ち合わせていてスコトン岬を12時に出る便には必ず乗らなければなりません。)


下りは膝にくるもののわりとタンタン下りられて車道のところまで出ました。
そこでラッキーなことに車で来ていた親子連れの方が、スコトン岬まで車に乗せていってくださいました。ありがたや!疲れた顔のおばちゃんが、へーへーと座っていたからと思われる。

ちょっとズルして、スコトン岬に着き、バスに乗り、途中から乗り込んだ夫と合流し、ヤレヤレと座っているといきなり運転手さんが急に停車しました。

ふと海を見ると
アッーあんなに見たいと思っていたアザラシちゃんたち。群れでいて、皆でくつろいでる姿です。

バスからだったから、写真だと遠いな。でも1分くらい停まってくれた運転手さん、ありがとうです。

おかげさまで、最後の最後でゴマアザラシ見ることが出来て感激でした。

礼文島はたった1泊でしたが、かなり濃い体験となりました。


何しろウニをたくさん食べられたのが最高でしたね。


      旅する飲んべえ ! まだまだつづく。    

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