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旅は歩かないと始まらない(2013年礼文島旅)



稚内→礼文島
06:40→08:45稚内フェリーターミナルから礼文の香深(かふか)まで2等2300円。片道の料金(2013年の料金です。)

この日は快晴でほとんど揺れも感じず。


礼文島の隣の島、利尻島の利尻山もはっきり見えました。

稚内に車は置いてきたので、手荷物はリュックのみ。船を降りてからは徒歩で南の桃岩展望台コースをまわるとのこと。

実は夫は大学の頃から山岳部で山登りが大好き。日本中の山に登っているのではないでしょうか?

そして、私は、出来るだけ動きたくない派。
家でゴロゴロしたいので、そんな苦労して登る、山なんてきらいなんです。軽いコースだというので歩いたのですが、


いやいや、あんな遠くに道が見えるんだけども!
軽いコースなのか??→ここで少し疑う。



どこが展望台なんでしょう。

危険って書いてあるけど!!!
と叫ぶけど、夫はもうすでに、さっさと前を歩いて行きます。いっしょに花を愛でながら歩くという発想はなさそうです。

今回はかなり挑戦したほうだと思います。礼文島のレブンウスユキソウや、アツモリソウの時期は過ぎていたのですが、道か、ここは?という草の中を進む。
しつこいようですが、

「山が苦手です!」


虫もいっぱいいるよ。「文句言うな」と夫に怒られる私です。

そして、桃岩展望台までがかなりの登り。夫はズンズン先に行ってしまうので、私はゼイゼイはーはー言いながら、ヨイショっと掛け声ひそかにかけながら登ります。

何度も言うようですが、「山より海!」

でも頑張ったご褒美はこの景色でした。

桃岩のふもとから見上げる、なんか?!
ちょっといいじゃないか!

登りもキツいけど下りもきつい。
普段は車で仕事場まで往復。運動もろくにしてない、ぐうたらもんには、ハードです。

ちなみに山登りしている人や、慣れている人は、ここは、ただのハイキングコースらしいです。(山登りとは言いません。)

それでも歩いてる横をツアーの団体客をのせたのであろうバスがゴーッと通りすぎていきます。

あら、あら?、ここを歩かずいきなり展望台に行くのね、お花や登るにつれ景色がどんどん変わり丘陵越しにエメラルドグリーンの海がキラキラと光るのをじっくり見る暇もなく!?

歩いて散策したという、ちょっぴり優越感。

やっぱりバスツアーより自分の足でいろいろ考えながら、ここはいいなぁと思える景色を独り占めするのは幸せだなぁ。

人から勧められたり、写真集の景色をなぞるのではなくて自分の足でつかみとることが大事だと思うのです。
そのためには足腰丈夫にしとかなきゃだ。(かなりのガタガタな筋肉)
足、イターイ。
マメできたー
喉かわいたー

口に出して言う私に
「言っても、何も変わらない。黙って歩け」

やはり厳しいのでした。だからひとり旅がいいんだよね。ブツブツ。。。。

桃岩展望台から元地灯台を上りきり知床までは下り坂。膝と足の甲が笑っています。

知床のバス停から少し歩いたところに
「北のカナリアたち」の映画の拠点になった小学校がそのまま残されていて記念館になってます。私は礼文島に来る前に吉永小百合さん主演のこの作品をDVDで観ておきました。(^o^)
森山未來さん、満島ひかりさん、、松田龍平さんとキャストも豪華で冬のシーンが多かったものの少しミステリアスな描き方と北の寂しげな風景がマッチしてます。
利尻富士といわれる利尻島もど真ん中にドーンと見えて美しい!
入場料は無料です。(2013年当時)

よく歩きました。
今回はこちらの地図にあるように、南のコース
「桃岩展望台」コースです。
自分で自分を誉めるのは得意。


さて!宿泊先までは、路線バスです。
やっと!!

やっと!!

生ビールを飲んでやる!

             つづく。

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