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【スペイン語超初心者用】曲で覚える命令形

前回、語学の初心者は命令形から学ぶと楽しいよという記事を書きました。言葉のパワーで相手を動かすのは、命令形です。文法は置いといて、曲のサビから音として文法のキモの部分を先にインプットしておく方法をおすすめします。

なぜかというと、それが一番、楽しい方法だからです。めちゃくちゃ耳に馴染みます。そして、今回も日常会話でよく使うフレーズを2、3個ぐらいに絞って説明しているので、耳コピしたものをすぐ使えます!超簡単!

「あげて!」「持ってきて!」と言おう

今回、紹介する曲は、スペインのマドリッド出身のシンガーであるエンリケ・イグレシアスの、"Súbeme la radio"という曲です。キャッチーな曲調なので、頭に残りやすいです。「ラジオ(の音量)をあげて」という意味です。

Súbeme la radio (ラジオをあげて
tráeme
el alcohol (アルコール持ってきて

サビのこの二つを覚えておけばバッチリ!

今回の歌のサビのフレーズは、日常生活でめちゃくちゃ使いまくる頻度ではないにしろ、キャッチーな曲調なので、命令形の形をインプットするにはぴったりです。

【Súbeme+もの】で他のことばを組み合わせれば、なにかものを上げるときに使える表現になります。「ラジオをあげて!」は日常生活では、ほぼ使いませんが、「音量を上げて!」¡Súbeme el volumen! は使いますね。

他にも例えば、重いスーツケース(maleta)を自分で持ち上げられないときは、Súbeme la maleta. (スベメ ラ マレタ)と言って手伝ってもらいましょう!機内の手荷物収納に荷物を乗せたいのに、一人では出来ないとか、あるあるの光景ですね。この表現は、丁寧形ではないので、お家族や友達の間で使う言い回しです。

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もうひとつの表現である、【tráeme+もの】もよく使います。なにか持ってきてもらうときに便利な表現です。

例えば、本(libro)を持ってきてもらいたい時は、"tráeme el libro"(トラエメ エル リブロ)というと、相手に伝わります。

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アルコールが欲しい場合は、曲の通りに”tráeme el alcohol”言ってみましょう!

また、高い本棚の上段に本を戻したいのに届かないときなども、だれかに、"Súbeme el libro"(スベメ エル リブロ)といえば、「本を上にあげて」と伝わります。

ちなみに、この二つのフレーズが、スベメ、トラエメと、「メ」の音で終わっているのは、偶然ではないです。この「メ」は自分という意味の"me"です。アクションの恩恵を受ける人は誰かと言うと、自分ですよね?

スペイン語では、動作のベクトルをはっきりさせないといけないので、「誰に」というのが大切です。”tráeme el alcohol”は「おれに酒を持ってきて。」という感じ。「いちいち言わなくてもわかるやろ!」と日本語話者なら、感じてしまいますが、あえて「おれに」をはっきりさせないと、落ち着かないのが、スペイン語なのです。そういうもんだと覚えときましょう!

曲全体の日本語訳を知りたい人は、こちらでチェック!

この曲からは、いろいろ初級の文法が学べますが、またおいおい。(←口グセ)

初心者なら、文法を気にせず、まず、ながら作業でスペイン語音楽に親しむ!

サビのワンフレーズずつでいいんです。それが、一番の近道!

Sacha

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