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いつか本を出したいあなたへ

「いつか本を出したい」

そう思っている方は潜在的に多くいるような気がしています。

では、どんな人が本を出せるのでしょうか。

まずは、当たり前ですが

人に見える形でコンテンツをアウトプットしていること

が前提となります。

インターネット、SNSが発達した今は、自分のコンテンツをアウトプットしておけるプラットフォームがたくさんあります。

そのどこかに、ある程度の量のコンテンツをためておくこと。

そして、コンスタントにコンテンツをアップし続けていることが大切です。

アウトプットの形態は、文章でなくても構いません。

音声であっても、動画であっても、本にできる良質なコンテンツだと編集者に判断されれば、出版の話が舞い込む可能性はあります。

なぜなら、コンテンツが良質でさえあれば、「どう料理して、本という形にまとめるとベストか?」は編集者が全力で考えてくれるからです。

良質なコンテンツ、著者になれる人の条件

では、良質なコンテンツとは具体的にどういうものなのでしょうか?

良質なコンテンツの条件

☑️あなたが発信する必然性がある

☑️ノウハウやメソッドに再現性とオリジナル性がある

☑️心を動かすストーリー性がある

また、そのコンテンツを発信するあなたが著者である必然性も問われます。

著者になれる人の条件

☑️専門性があるか

☑️数で示せる実績があるか

☑️賞をとるなど第三者から評価された実績はあるか

焦って1冊目を出すのをおすすめしない理由

「とにかく早く出版したい!」と焦るばかりに、実績が積み上がっていない状態で力技で出版するのは(そんなチャンスは訪れにくいですが)個人的におすすめしません。

なぜなら、1冊目の本が売れなかった場合、2冊目を出すハードルがぐーんと上がってしまうからです。

出版社の編集者は、書店のPOSデータを見ながら、リアルタイムで本の売れ行きをチェックしています(他社の本の売れ行きも)。

そのため、売り上げが芳しくない本を出している人が著者候補になっている企画は実現しにくくなってしまうのです。

今後も出版していきたいと思うなら、1冊目を出すときこそ慎重になって損はありません。

また、タッグを組む出版社や編集者によっても結果は変わってきます。

このあたりは判断がなかなか難しいと思いますが、日頃から書店で

・自分が出したいジャンルで売れている本を出している出版社

・いいなと思う本のスタッフクレジットに書いてある編集者の名前
(出版社によって明記していたり、いなかったりする)

をチェックしておくのもおすすめです。

いつか役に立つ日が来るかもしれません。

大枚をはたいて出版塾に入らなくても、実績が積み重なってきたら、それに伴ってファンの数が増えてきたら、自然と出版の声はかかるはずです。
(編集者はいつも著者になってくれる人を目を皿のようにして探しています)

いずれにしても、本の出版はあくまで手段であり、目的ではありません。

逆説的ではありますが、地道に実績を積み重ねることに夢中で、出版のことが頭から消えているときに、タイミングよく出版の声がかかるのではないかと思います。

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