さぼてんぐ
読書記録です
※この記事は、『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』(以降、劇ス)をご覧になった方向けです。 何回かに分けて、劇ス中に登場するテキストを書き起こしたものと、それを読んでの感想をつらつらと並べていきたいと思います。初回は『第101回聖翔祭 スタァライト』公演の台本。劇中で雨宮さんが必死に書き綴っていたアレです。 中庭に落ちていた原稿用紙 まずは、ななの進路相談シーンから。ななが中庭で原稿用紙を拾い、眞井さんに渡しています。ここで落ちていた原稿用紙は三枚です。一つずつ見て
何にもやる気がしないので、何もしないよりはマシだろうと思い立って凄い言葉リストを作ることにしました。半年前くらいに(たぶん)局所的に流行っていて、おもしろ~と思っていた企画です。 とはいえ、実はもともと覚えておきたいと思った言葉を収集する癖があるので、手元にはあります。ざっくばらんに集めた言葉の山が。でも「凄い言葉」のほかに「なんかよかった言葉」「めっちゃわかりますと思った言葉」などが雑多に混じっているため、それをそぎ落とす作業が主になりそうです。 やっていくぜ。 響き
まず、この分厚い本を最後まで読み切った自分に拍手を、そして最後まで読ませてくれた呉勝浩さんに感謝をおくりたい。約650ページの分厚さにおののき、最後まで読めないかも……などと思っていたが、3日くらいで読み切ってしまった。 私は!!!!!睦海さんが好きです!!!!!でも有吉くんのこともめちゃくちゃ応援しています!!!!!有吉くんの本音が出てくるシーンが一番萌えた。萌えたってもしかして死語ですか? 著者の紹介欄に、大阪芸大の映像系を専攻していたと書かれていて納得しました
「女性」をテーマにした短編集。すごく西加奈子らしさが凝縮されていると思った。といっても、私は西加奈子ビギナーで、せいぜい3冊くらいしか読んだことがないので、全然見当違いであってもどうかご容赦願いたい。 いわゆる「普通」からは少し外れた、各短編の主人公たち。その主人公たちのすべてはこの短編集では語られない。覗くことができるのは、その人生のほんの一部だけ。それでも、主人公たちとどこまでも同化した地の文章と、不意に織り交ぜられるドキッとするようなあけすけな言葉から、リアルな感
『百合墓荒らし』(夏緒冬弦) 作者の名前がかっこいい。私に刺さる百合ではなかったけど、純粋さを煮詰めたような雰囲気がよかった。
『雇用・利子および貨幣の一般論(まんがで読破)』(ケインズ) もしかして、これがマクロ経済ってやつ!? ちょっと何言ってるかよく分からないところもあったけど、なんで経済を活発にするために金利を下げるのかはちょっと分かった。もうちょっと経済のことを勉強したい。目指せ一般人レベル。
『好きです、死んでください』(中村あき) 恋愛リアリティーショー×孤島ミステリー。ミステリーとしてかなりおもしろかった。最後のページが説教くさかったのが若干残念。でも伝えたいところはそこにあったんだろうな。主人公が難しい四字熟語を使う癖に意図があったのか知りたい。
『黒い絵』(原田マハ) 官能的・背徳的なお話を集めた短編集。共感することはあまりなかったけど表紙の絵のチョイスが秀逸すぎると思った。わりと濃厚な百合を摂取できたのもよかった。
年はとっくの昔に明けて、1月も下旬に入りました。信じられない。去年のビンゴの結果報告と今年のを貼るやつをやっていきたいと思います。そもそもどんな項目があったのか、については以下の記事を参照してください。今年は上半期終わる前にビンゴの記事作れてえらい。 ①人生を投げ出さない 達成! わりと最後まで人間として過ごせたと思います。毎年日照時間が減るにつれてダメになっていくのですが、去年はそこまで調子を崩さなかったのが特に良かったです。 ②教授にあいさつに行く 達成!
筒井康隆が2021年から2023年にかけて執筆した掌篇集だ。どれも二、三分で読めてしまう。はっきりとしたオチがないどころか高熱を出したときの夢かと見紛うような、メガネを外して視力0.03で新宿の繁華街を見たときの眺めのような、不思議な味わいの短編が並んでいる。最近は筋の通った、内容に矛盾のない創作にばかり触れていたのかもしれない。読めば読むほど頭がぼうっとしてくるし、一篇数分で読めるのだからいつ読むのをやめたっていいはずなのに、つい次のページをめくってしまうので筒井康隆はズ
この記事は以下のアドベントカレンダー企画に参加しています。 せっかく12月23日の担当を勝ち取ったので、私の人生の推しである佐藤日向さんの布教記事を書くことにします。Wikipediaよりも詳しくなる、というかもう少し簡潔で網羅的になる予定です。タイトル詐欺になっちゃったらごめんね!!! 勝手にライバル視しているWikipediaはこちら▼ (余談)ヘッダーに東京タワーがいるのは、12/23が佐藤日向さん、ならびに東京タワーのお誕生日だからです。 本記事は、声優・
感謝祭、めっっっっっちゃよかったですね………………………… すみません、挨拶が遅れました。プロジェクトセカイで暁山瑞希を演じる佐藤日向さんのオタクをやっている者です。 感謝祭で八面六臂の活躍を見せる佐藤日向さんを浴びて興奮状態になってしまい、家に帰ってからもなかなか寝付けず、「きっと、いや絶対に『あれ……? 俺、さとひなのこと好きかも……』と思った方がいるに違いない!!!」と突然思い立って夜中の3時に布教資料を作り始めました。少しでも参考になればうれしいです! ※
下半期に入りましたね。今年は何をしようと思ってたんだっけ? を確認するために、2023年の人生BINGOの進捗を見ていきたいと思います。 目標ややってみたいことをビンゴ形式でまとめるのには去年くらいからハマっていて、年間のビンゴだけでなく「年末」「年度末」「GWまで」などとちょこちょこ作成しています。 ビンゴは良い。まず作るのがたのしい。項目がひと目で分かる。達成したときに「達成」ハンコを押すのが気持ちいい。埋まってくると「ここがビンゴ出来そうだから次はこれに取り組んでみ
5年……5年かァ、とそれなりに長い月日に思いを馳せてしまい、そもそも私はどんな感じでスタァライトにハマったんだっけ?と当時~今までに解除した実績を振り返ってみました。5年前の今日時点ではまだスタァライトのスの字も意識していない一般人なんですが、一人の隠れオタクがオタクになるまでの道程を楽しんでいただけたら幸いです。後半になればなるほど、人生とオタク活動が同化してしまっているため記述が雑になっています。 20189月 当時は都内のしがない大学院生だった。オタクコンテンツに浅
※映画を観た当日の深夜2時ごろ書いた文章です 予告編も何もチェックせず、評判だけをフワッと聞いて、よくわからないけど映画館で観た方がよさそうだ、ということで観に行ってきた。スクリーンがシネスコサイズになるときに画面が広がるタイプの劇場でうれしかった。以下全部ネタバレです。内容はめちゃくちゃ掻い摘んでいます、ご容赦ください。 映画では、一連の出来事の様子が複数の目線から描かれる。最初の主人公は、夫を亡くして小学5年生の息子を一人で育てるシングルマザー。息子が急に髪を切っ
「自由研究」といえば日本においては小学生が夏休み(の主に終盤)に取り組む宿題だが、本書の「自由研究」はどちらかといえば大学生の卒業論文やレポート課題のイメージに近い。原題は“A Good Girl's Guide to Murder”。 イギリスの小さな町、リトル・キルトンに暮らす物知りで成績優秀な高校生、いわゆる「よい子」のピップが、レポート課題を隠れ蓑にして5年前に同じ町で起きた事件を調べる、というのが主な筋書きだ。 5年前の事件では、ピップと同じ学校に通っていた人