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静岡県民にとっての、富士山

いつもお世話になっております。
するめでございます。

静岡に移住してきて1一番驚いたことは

こんなにも富士山大きく見えるなんてすごい!!ってことでした。それからというもの富士山グッツを買い漁っていました。夫は静岡の生まれなので「富士山グッツなんて買う必要ないやろ?」と言われましたが「富士山がこんなに素晴らしいこと分からんのか?」と負けずに応酬していました。


静岡県民に富士山の写真を見せると

静岡側から撮られたものか、山梨側から撮られたものかすぐに分かります。何故なら右下らへんに宝永山がある方が静岡側だからです。ちょっといびつな形をしている方が静岡側。綺麗な形をしているのが山梨側

TOPの写真は、静岡側です。多分薩埵峠から撮られたものだと思います。

静岡県民は、この宝永山がないと富士山ではないと主張しているのですが、移住してきてすぐは、どうでもいい話だなっと他人事だったのですが、するめも毎日、毎日富士山を見ていると「宝永山がいいですね~」という気分になってくる。

いつぞやの初冠雪

静岡県民による富士山エピソード


静岡側の富士山がいいに決まっている。

前職の部長はとても理性的で素敵な方だったのですが「富士山の山梨側と静岡側でどっちがいいかで同僚と揉めたことがある」という話をしてくれた。
部長は、根っからの静岡県民なのですが何の気なしに同僚から「山梨側からの富士山の方が綺麗だ」と言われて、「絶対にそんなことはない!!静岡側の方が綺麗だ!」と反論して、仕舞には1ヶ月ぐらい話をしなかったらしい。
その話を聞いたするめは「へぇ~でも山梨側の方が綺麗ですよね!!」と言うと、とてつもなく鋭い視線で「そんなことない」と返されて・・・。心の中で、すみませんでしたと言い、そして目線を逸らすのでした。


静岡市からみる富士山は、冬の方が綺麗に見える。

は、霧が発生しやく見えないことの方が多いので冬の方が綺麗に見えます。なのでよく「富士山は女性の神様だから、恥ずかしがり屋なの」という人がいます。なんだかいいジョークだなと感心します。

見えている時~(551アイスキャンディー風)

恥ずかしがり屋というのは、富士山が見える方角だけが曇りになっていて反対側はすごい晴れているんですけどね・・・。

見えない時~(551アイスキャンディー風)

昔の浮世絵をみると

静岡県民の友達と東海道五十三次の浮世絵を見たときに「静岡側から描いているけど、宝永山がないな~この時代って噴火する前かな?」としげしげと見ていて。宝永山が出来た時がいつか知らん!とするめは心の中で答えたのでした。

このエピソード通り、いかに静岡県民が宝永山を大切に思っているかが分かります。

綺麗というのは

シンメトリーで整ったものを指すような気がしますが、そんなことではないんだと思います。少しアシメトリーでいびつなほうが味があるんだとするめは思います。山梨県の方、本当にすみません・・・。もちろん山梨側の富士山も綺麗ですから。

するめも静岡県に移住してきて10年以上になりますが、今や富士山は方向確認するランドマーク替わりと、天気を確認するときにしか見ません。

ですが、良く晴れた日に富士山が見えたりすると思わず「綺麗だな~」と言ってしまいます。

画像粗めの富士山に笠が被ってるよと夫からの写メ


静岡県民は、富士山に登らない。

何故か、静岡県民で富士山を登ったという人にあまり会ったことがないです。静岡に住んでいて登ったよ。って人は移住者だったり、登山が趣味だって人ぐらいで・・。もちろん、夫も登ったことがなく「あぁ~五合目までは行ったよ」と車で行ってるだけやないか!とツッコミましたが。


するめは、1度だけ富士山に登りかけました・・・。

正式に言うと、五合目までは車で登り、6合目で高山病になりました!!!たったの1合しか登っておりません。登ったとは言えず「登りかけた」といつも言います。

高山病というのは、恐ろしく

するめが富士山に登りかけたのは、前職の社長(関西出身)が結構スポーツ好きで会社のイベントと称し、駅伝に出てみたりするのが好きで。「富士山登りたいので連れ行ってください」と頼むと「いいよ。他にも登りたい人が居るなら連れて行こう」ということになり、取引先の社長も含め5人ぐらいで行ったのです。

富士山は岩ばっかりで思っていた山登りというよりか、岩山を登っていく感じでして、体力が必要だったということと、偏頭痛持ちで気圧に弱いということを分かっておらず、六合目に着いた時には焦点が定まらず、グラグラと眩暈がして、呼吸の仕方が分からなくなってしまいました。

こりゃあかん!

他の人たちは、そのまま登りするめと社長は山小屋で泊まることになりました。山小屋では全然眠れず、ぐっしょり汗をかいたと思ったら冷えて、またぐっしょり汗をかいての繰り返し。朝になって近くの駅まで送ってもらい帰りました。社長はするめを送ってまた富士山へ登りに行ったそうです。

それからというもの「するめは富士山に登れなかった」と社長にバカにされ「そもそものスケジュールがおかしいです!仕事終わってからすぐに登山して!弾丸登山はあんだけダメやとニュースでやってたでしょ!!」と反論するのを何度となく繰り返されました。
そして、取引先の社長にえらく心配されて小一時間ぐらい「体調大丈夫でしたか?」と電話し、「ええ。ご迷惑をお掛けしました。もう今は体調はすこぶる良いです」と何度も答え、気圧には勝てないなと実感しました。

それからというもの富士山を見ると「富士山は登る山じゃなくて、見る山やな~」とつぶやくのでした。

ちなみに今日は、晴れていますが見えません!
恥ずかしがり屋!!


ほんだらまた!



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