Sayaka Ishizuka

一般社団法人コード・フォー・ジャパン/総務省地域情報化アドバイザー/Code for …

Sayaka Ishizuka

一般社団法人コード・フォー・ジャパン/総務省地域情報化アドバイザー/Code for YOKOHAMA。横浜市職員歴30年。2022年12月まで横浜市デジタル統括本部にデジタル専任職として勤務、「地方公務員が、本当にすごい!と思う地方公務員アワード2017」受賞

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希望

多くの皆様にご協力をいただいた「地方公務員の退職理由に関するアンケート」の集計結果を公開することができました。 給与の低さだけが地方公務員の退職増加の原因であるかのような記事を見てイラっとしたという、単なる義憤がきっかけではじめたアンケートですが、その思いについては概ね間違っていなかったかなという確信が持てています。 なぜ地方公務員になったのか個人的に一番うれしかったのはこの設問です。 公務員志望理由の1位が「地域社会に貢献したいという思いがあったから」で、安定追求を上

    • 地方公務員の退職理由アンケート分析チームのアフタートーク

      購入後に全編(44:39)を視聴することができます。

      ¥500
      • アンケート結果

        アンケート集計結果6月の終わり頃に祭り状態となった「地方公務員の退職理由に関するアンケート」がようやくまとまりました。 (皆様お忘れかもしれませんが)こちら個人で行っているアンケートでございます。(笑) しかし、結果的には驚くほど多くの回答が集まり、その関心の高さに怯みそうになるとともに「これはひとりで集計してなにか間違いでもあったらエライことに…」と思い始め、シビックテック仲間を集計作業に巻き込みました。 二人がいなかったら、クレンジングとか色々大変だったなとしみじみ思

        • 感謝

          さてさて、退職理由アンケート は、6月28日の23:59に締め切りまして、最終的に1085件の回答をいただきました。 はじめた時は「めざせ500件!」とか言ってはいたものの、ぶっちゃけ200件も集まればすごいかなと思っていたので、日に日に増える回答数に心震えておりましたw 日毎の回答数をグラフにするとこんな感じですが、25日からぐいーーんと伸びているのは、間違いなく 木下 斉 さんのシェアによるものだと思いますw 回答してくださった方 シェアしてくださった方 周りの関係者

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          ギャップ

          自治体向けの研修をする時に「問題」と「課題」の違いというのをよくお話します。 ある理想とする状態があるとして、理想を目指すスタート地点である現状がある。 その現状と理想のギャップのことを「問題」といいます。 そして、その問題を解決するために「やるべきこと」を「課題」と言います。 問題と課題の違い例えば、「現状、お腹が空いている」として、「お腹がいっぱいになった状態」を目指すために「やるべきこと」ってなんでしょう。 ・冷蔵庫の中を見て食べられそうなものを食べる? ・今あ

          タイムロス ー横浜における幻の教育クラウド提案ー

          よくお仕事をご一緒するHさんのnoteに首がもげそうなほど頷いたのでシェア。 noteにかかれていたことChatGPT先生に要約してもらうとこんな感じのことが書かれています。(御本人から異議があった場合は差し替えますw) 私が、これまでの人間の営みに傷められまくった地球や社会システムをこのまま自分の子どもたちに負わせることはホントーーーに嫌!と思って活動を始めてから早10年以上が経過していますし、生まれてからこれまでを考えても50年100年なんてあっという間だなと感じて

          タイムロス ー横浜における幻の教育クラウド提案ー

          イメージ

          「葬送のフリーレン」見ましたか? 私は、アニメもコミックも両方見ていますが、勇者一行が魔王を倒した「後」から始まるという、そう来たかーと思う設定ながら、実に深い示唆に富む名作だなぁといつも感じる作品です。 その中でフリーレンをはじめとした魔法使い達が、次のようなことを言います。 これを聞いた時に「あ、DXの話と一緒だ。」と思いました。 私はよく自治体に伺って、業務効率化やデジタル導入支援などを行っていますが、ここはちゃんとできるなと思うところとそうじゃないところの差は

          誓い

          最近「公務員辞めます!」的な宣言noteがやたらにレコメンドされてくるのですが、一方で「公務員であり続けるか否か」みたいなことが話題にされる場面も増えていて、個人的には「わざわざその壁立てる必要ある??」と思うことが多いです。 実際、転職した途端に現役職員から公平だの平等だのという話をされることも多いのですが「こちとら自治体職員30年もやってて、あなたよりよっぽどキャリアあるんで、そんなことわざわざ言われるまでもないですけど??」と言いたくなる感じもありつつ、なんとなく不安を

          バランス

          先月、多摩地域の自治体職員が参加する自主研ネットワーク「タマガワリーグ」にて開催されたイベントにお呼ばれいたしました。 これまでにやっていたことや転職のことなど色々質問されましたが、その中で「どうやって仕事と家庭の両立をしているんですか?」という質問が多々ありました。 どうも昔から死ぬほどワーカホリックな人間だと勘違いされているフシがあって「石塚さんっていつ寝てるんですか」とか聞かれることが多いので、この機会に書いておこうと思います。 優先順位第一位は常に家庭で残業ほぼゼ

          オマージュ

          DXについての講義などを多少させていただく自分ですが、現代にあって自分だけで生み出す知識などというのは当然ながらほぼ皆無なので、私が話すことは誰かの言ったことのパクリであるという自覚が常にあります。 なので、「別に私に依頼しなくても誰が話してもいいんじゃないかなぁ…」とよく感じていました。 ところが、最近読んだ本に書いてあったことを読んで「お、自分がやってるのはこれだよ。」と思うことが。 私がやっていたことは「オマージュ」だったんだと思うと同時に、自分の中にある知識を定

          ナラティブ

          2023年は、何度「パターン・ランゲージ」という言葉を口にしたかわからないという自分にとって、ずっと気になりつつも行く機会のなかった町が真鶴町でした。 「パターン・ランゲージ」が何かというのを一言で説明するのはすごく難しいですが、怒られるのを覚悟でざっくりいうと「良いモノを創造する過程で作る人と使う人がきちんとコラボレーションするためのコツの集合体」という感じです。 クリストファー・アレグザンダーによって書かれた元々の「パターン・ランゲージ」は、町や建物を対象としたもので

          日常と非日常

          能登半島地震で震度5強の地震を受けた氷見に応援観光してきました。 氷見とのつながりは2014年から。 当時、廃校となった高校の体育館と校舎をリノベーションした氷見市の市庁舎が話題となっていた時期で、当時市長をされていた本川さんにご案内いただき、2年連続でよこはまYYラボのメンバーで伺ったことがきっかけでした。 今回、応援観光に行こうと思ったきっかけはこちらのテレビを見たから。 懐かしの「ひみ番屋街」から中継されており、宿泊施設も再開しだしているが、今年は寒鰤が豊漁なのに

          日常と非日常

          立ち止まる

          昔々、ITは完全にコストセンター扱いでした。 365日動いて当たり前で、たった1時間の停止で無事に動いていた364日23時間が無かったことにされる。 そんな世界でした。 そして、今になって「DXのための投資をしなくてはー!」と騒いでいるわけです。 うまくいくわけがありません。 そして長く人材育成もコストセンター扱いでした。 人材は勝手に育つもの。育たなかったら首切って他の人材を入れればいい。 そんな世界でした。 そして、今になって「DX人材が足りん!リスキリングだー!」と騒

          楽して損取る

          DX(Digital Transformation)の定義は「デジタル技術が人間生活のあらゆる側面に引き起こす、あるいは影響を与える変化」なので、Dはあくまで手段であってXが大事というのは、DX系の研修やら講演やらでは枕詞のようになっています。 それをわかりやすく伝えるために使っている比喩がこちらです。 私が考えた比喩ではないのですが、どこかで聞いて「これめっちゃ上手いな」と思ったので使わせていただいています。 私が考える最大限にデジタルツールの強みを活かす方法は「今ま

          楽して損取る

          アートとサイエンス

          「Dr.STONE」というアニメをご存じですか? 原作は週刊少年ジャンプで連載していた漫画で、私はそっちをずっと見ていたのでアニメの方は見たことなかったんですが、最近なんとなく見始めて「なにこれすごい」ってなりました。 物語は、地球上を謎の光線が照らし、その光を浴びた人類が全て石になるところから始まります。 石になった人はそのまま死んでしまうわけではなく、意識を保っている状態であるというのがこの石化光線の特徴なのですが、その中で無類の科学好き少年「石神千空」はいずれ来る復

          アートとサイエンス

          公務員の必須スキル?

          地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023への応援記事執筆のために、各年度ごとの推薦文を以下の要領でChatGPTに突っこんでみました。 【分析方法】 ①アワード受賞者の推薦文をChatGPTに読ませて、個別の受賞者ごとに「特徴点」を解析 ②年度の受賞者を全て解析したら「これらの結果から推察される公務員が備えるべきスキルはどのようなものだと考えられますか。」という質問をして回答を得る。 ③①と②を年度ごとに繰り返す。 自分のFacebookには全ての解析結

          公務員の必須スキル?