Sayaka Ishizuka

一般社団法人コード・フォー・ジャパン/総務省地域情報化アドバイザー/真鶴町CxO補佐官…

Sayaka Ishizuka

一般社団法人コード・フォー・ジャパン/総務省地域情報化アドバイザー/真鶴町CxO補佐官/神奈川県DXアドバイザー/Code for YOKOHAMA。横浜市職員歴30年。2022年12月まで横浜市デジタル統括本部にデジタル専任職として勤務、地方公務員アワード2017受賞

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希望

多くの皆様にご協力をいただいた「地方公務員の退職理由に関するアンケート」の集計結果を公開することができました。 給与の低さだけが地方公務員の退職増加の原因であるかのような記事を見てイラっとしたという、単なる義憤がきっかけではじめたアンケートですが、その思いについては概ね間違っていなかったかなという確信が持てています。 なぜ地方公務員になったのか個人的に一番うれしかったのはこの設問です。 公務員志望理由の1位が「地域社会に貢献したいという思いがあったから」で、安定追求を上

    • セーブポイント

      Code for Living Lab.による、うまくいかなかったプロジェクトを未来に託すプラットフォーム「SAVEPOINT」のα版がリリースされましたー!! 👏👏👏👏👏👏👏 Code for Living Lab.ってなに? 詳しくは、以下の今村女将のnoteを参照してください。(オイw) noteの中でも言われている「シビックテックプロジェクトの多くは失敗する」というのは、大きな意味で捉えた時には社会全体で起こっていることだと思っていまして、それは地方自治体でも同

      • デジタル化・DX推進あるある

        最近あまり作っていなかった「あるあるシリーズ」を久々に復活させてみました。 「あるあるー!」と共感していただける方は「スキ❤」お願いします。笑 過去のあるあるシリーズその他は、以下サイトをご覧ください。 シェア、スキ、サポートなどしていただけたら嬉しいです♪

        • 【セミナーレポート】官民の事例から考える、DX人材育成の進め方

          コロナ禍において、デジタル活用を含めた変革の遅れが顕在化して以降、にわかに取り沙汰されるようになった「デジタルトランスフォーメーション(DX)」ですが、それを支える最も大きな要因が「ヒト」にあるというのは、まだまだ理解が進んでいるとは言えません。 しかし、2040年問題を目の前に控えて、我々も脳に汗をかいて考え・行動する必要があるのは間違いないでしょう。 先日参加した地方公務員オンラインセミナーは、まさにその「DX人材」をテーマにしたものでした。 盛りだくさんの内容で全てを

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          名言(迷言?)

          よく私が何気なくぼそっとつぶやいたことが「むっちゃ刺さった…!」みたいに言われることが多いので、この際だからそういう言葉を集めてみました。 自分以外の人の言葉だったりする場合もありますので、出処も明記しておきます。(他者の言葉はリスペクトを持って引用するポリシーです) これは私が言った言葉。災害時にしか使わないツールなど1ミリも役に立たんという意味です。災害時に使いたいなら、日常使いもできるような仕組みを作りましょう。 これはXかどこかで誰かが言っていた言葉を使わせてもら

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          デジタルはDXの夢を見るか

          最近、アドバイザーとして関わらせていただく自治体が複数になったこともあり、打合せなどの日程調整が少々ツラくなってきたので、スケジュール予約のためのツールを導入してみました。 Code for Japanのメンバーが使っているのを見て「これは便利✨️」と思って使い始めましたが、すごく生産性が上がって助かっています。 どう生産性が上がったのか、ビフォー・アフターをフローで示してみます。 ビフォー 1件あたりトータル30分 導入前は、打合せなどの依頼が入ると、先方から日程候補

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          変革のジレンマ

          企業変革のジレンマという本を読みました。 「企業変革」と聞いて、想像するものってなんですかね? 私は、色々な自治体の方と話していて、なんとなく多くの人が「下町ロケット」みたいなのを頭に浮かべているんじゃないかという気がしています。 誰かヒーローみたいな人が出てきてババーンと変えるのもまぁアリかもしれないですが、アウトプットが明確な製造業と違って、通常の企業、特に究極のサービス業である地方自治体は、本当に小さな小さな改善の積み重ねをやっていく必要があります。 地方自治法に

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          地方公務員の退職理由アンケート分析チームのアフタートーク

          購入後に全編(44:39)を視聴することができます。

          ¥500

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          地方公務員の退職理由アンケート分析チームのアフタートーク

          アンケート結果

          アンケート集計結果6月の終わり頃に祭り状態となった「地方公務員の退職理由に関するアンケート」がようやくまとまりました。 (皆様お忘れかもしれませんが)こちら個人で行っているアンケートでございます。(笑) しかし、結果的には驚くほど多くの回答が集まり、その関心の高さに怯みそうになるとともに「これはひとりで集計してなにか間違いでもあったらエライことに…」と思い始め、シビックテック仲間を集計作業に巻き込みました。 二人がいなかったら、クレンジングとか色々大変だったなとしみじみ思

          アンケート結果

          感謝

          さてさて、退職理由アンケート は、6月28日の23:59に締め切りまして、最終的に1085件の回答をいただきました。 はじめた時は「めざせ500件!」とか言ってはいたものの、ぶっちゃけ200件も集まればすごいかなと思っていたので、日に日に増える回答数に心震えておりましたw 日毎の回答数をグラフにするとこんな感じですが、25日からぐいーーんと伸びているのは、間違いなく 木下 斉 さんのシェアによるものだと思いますw 回答してくださった方 シェアしてくださった方 周りの関係者

          ギャップ

          自治体向けの研修をする時に「問題」と「課題」の違いというのをよくお話します。 ある理想とする状態があるとして、理想を目指すスタート地点である現状がある。 その現状と理想のギャップのことを「問題」といいます。 そして、その問題を解決するために「やるべきこと」を「課題」と言います。 問題と課題の違い例えば、「現状、お腹が空いている」として、「お腹がいっぱいになった状態」を目指すために「やるべきこと」ってなんでしょう。 ・冷蔵庫の中を見て食べられそうなものを食べる? ・今あ

          タイムロス ー横浜における幻の教育クラウド提案ー

          よくお仕事をご一緒するHさんのnoteに首がもげそうなほど頷いたのでシェア。 noteにかかれていたことChatGPT先生に要約してもらうとこんな感じのことが書かれています。(御本人から異議があった場合は差し替えますw) 私が、これまでの人間の営みに傷められまくった地球や社会システムをこのまま自分の子どもたちに負わせることはホントーーーに嫌!と思って活動を始めてから早10年以上が経過していますし、生まれてからこれまでを考えても50年100年なんてあっという間だなと感じて

          タイムロス ー横浜における幻の教育クラウド提案ー

          イメージ

          「葬送のフリーレン」見ましたか? 私は、アニメもコミックも両方見ていますが、勇者一行が魔王を倒した「後」から始まるという、そう来たかーと思う設定ながら、実に深い示唆に富む名作だなぁといつも感じる作品です。 その中でフリーレンをはじめとした魔法使い達が、次のようなことを言います。 これを聞いた時に「あ、DXの話と一緒だ。」と思いました。 私はよく自治体に伺って、業務効率化やデジタル導入支援などを行っていますが、ここはちゃんとできるなと思うところとそうじゃないところの差は

          誓い

          最近「公務員辞めます!」的な宣言noteがやたらにレコメンドされてくるのですが、一方で「公務員であり続けるか否か」みたいなことが話題にされる場面も増えていて、個人的には「わざわざその壁立てる必要ある??」と思うことが多いです。 実際、転職した途端に現役職員から公平だの平等だのという話をされることも多いのですが「こちとら自治体職員30年もやってて、あなたよりよっぽどキャリアあるんで、そんなことわざわざ言われるまでもないですけど??」と言いたくなる感じもありつつ、なんとなく不安を

          バランス

          先月、多摩地域の自治体職員が参加する自主研ネットワーク「タマガワリーグ」にて開催されたイベントにお呼ばれいたしました。 これまでにやっていたことや転職のことなど色々質問されましたが、その中で「どうやって仕事と家庭の両立をしているんですか?」という質問が多々ありました。 どうも昔から死ぬほどワーカホリックな人間だと勘違いされているフシがあって「石塚さんっていつ寝てるんですか」とか聞かれることが多いので、この機会に書いておこうと思います。 優先順位第一位は常に家庭で残業ほぼゼ

          オマージュ

          DXについての講義などを多少させていただく自分ですが、現代にあって自分だけで生み出す知識などというのは当然ながらほぼ皆無なので、私が話すことは誰かの言ったことのパクリであるという自覚が常にあります。 なので、「別に私に依頼しなくても誰が話してもいいんじゃないかなぁ…」とよく感じていました。 ところが、最近読んだ本に書いてあったことを読んで「お、自分がやってるのはこれだよ。」と思うことが。 私がやっていたことは「オマージュ」だったんだと思うと同時に、自分の中にある知識を定