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「葬送のフリーレン」見ましたか?

私は、アニメもコミックも両方見ていますが、勇者一行が魔王を倒した「後」から始まるという、そう来たかーと思う設定ながら、実に深い示唆に富む名作だなぁといつも感じる作品です。

その中でフリーレンをはじめとした魔法使い達が、次のようなことを言います。

魔法はイメージの世界だよ。
イメージできない魔法は使えない。
アリが大きな龍を踏み潰すところが想像できないように。

これを聞いた時に「あ、DXの話と一緒だ。」と思いました。

私はよく自治体に伺って、業務効率化やデジタル導入支援などを行っていますが、ここはちゃんとできるなと思うところとそうじゃないところの差はまさにこの「イメージできるかどうか」が鍵を握ります。
もう少し言うと「イメージしようと頑張っているかどうか。」に掛かっていると言っても過言ではありません。

自治体がよく「前例はないんですか」と聞くのは、まさにこのイメージの話なんですが、業務フローの改善とか、デジタル化をした後に効果が出るかどうかなんていうのは、ぶっちゃけた話イメージするしか方法はなく、このイメージをどれだけ強く持ち、関係者で共有するかが重要です。
というか、ここを曖昧にしていると大抵ろくな事が起こらないです。
ろくな事が起こらないだけならいいんですが、自分がちゃんとイメージできなかったことを棚に上げて「だからデジタルなんかダメなんだ」とか言ったりするので始末に負えません。

いくらこちらが説明しても、よくわからないなぁという反応をし続ける方には、こちらも色々なメタファーなどを使って説明するわけです。
究極的にはルンバのこれを使いますが、それでも通じないような「自分の脳に汗をかくことなく課題を解決しようとしている」方については、正直それ以上やっても無駄だろうなと思うことがあります。

デジタルで状況が良くなることを「魔法の杖」のごとく考える方がよくいらっしゃいますが、魔法の杖もちゃんとイメージできる人のところでしか働かないということを、業務改善やデジタル化に関わる方々には、肝に銘じていただきたいと切に願うものであります。

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