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ギャップ


自治体向けの研修をする時に「問題」と「課題」の違いというのをよくお話します。

ある理想とする状態があるとして、理想を目指すスタート地点である現状がある。
その現状と理想のギャップのことを「問題」といいます。
そして、その問題を解決するために「やるべきこと」を「課題」と言います。

問題と課題の違い

例えば、「現状、お腹が空いている」として、「お腹がいっぱいになった状態」を目指すために「やるべきこと」ってなんでしょう。

・冷蔵庫の中を見て食べられそうなものを食べる?
・今ある食材でなにか作って食べる?
・食材を買ってきて作って食べる?
・出前を取る?
・外食に行く?
・友達の家に行って食べさせてもらう?

ぱっと考えただけでもこれくらいの「やるべきこと」の選択肢がありますし、人によって選ぶものも違うでしょう。

なにが言いたいか。
理想とする状態を目指すための手段はひとつではないということです。

でも、多くの場合、そんなにたくさんの手段を試している余裕はありません。
だからこそデータとか分析とかをベースにした現状認識と「効果がありそうなやるべきこと」の仮説を立てる作業が必要とされるわけです。

では、データを取ろう

いま、現役・元公務員の皆さまを対象に、こんなアンケートをお願いしています。

このnoteを書いている時点(6月25日)で324件の回答をいただいております。
いかに公務員の退職に関する興味関心が高いのかという現れかと思います。

なぜこういうアンケートを取ろうと思ったかというと、この記事を見てモヤっとしたからです。

市は「待遇改善につながるような給与制度の見直しを検討していく」としている。

給与制度の見直しだけが課題(やるべきこと)なのか…?
ちゃんと職員の声聞いてるのか…?
まぁ、平たく言うと単なる義憤ですw
もちろん、辞め公のひとりとして、なにが起こっているのか知りたかったという興味もありました。

結果については、私が頑張って集計してご報告しようと思います。

ご了承いただきたいこと

設問については、全国の公務員仲間に協力してもらって考えましたが、あくまでも素人が個人で取っているアンケートです。
その前提で、結果については、勝手な引用を禁止する注釈をつけた上でこのnoteのみで公開しようと思います。

これが足りないとか、あれが足りないとか、学術的にどうとか言う方は、私にごちゃごちゃ言われても困りますので、御自身で別途アンケート調査を行ってください。

結果については、来週以降になると思いますので、しばしお待ち下さいね。