セーブポイント
Code for Living Lab.による、うまくいかなかったプロジェクトを未来に託すプラットフォーム「SAVEPOINT」のα版がリリースされましたー!!
👏👏👏👏👏👏👏
Code for Living Lab.ってなに?
詳しくは、以下の今村女将のnoteを参照してください。(オイw)
noteの中でも言われている「シビックテックプロジェクトの多くは失敗する」というのは、大きな意味で捉えた時には社会全体で起こっていることだと思っていまして、それは地方自治体でも同様です。
そろそろ「失敗」以外の言葉を使おう
行政に長くいて感じたことは、そもそも「事業がうまくいかない」という前提がないままに予算を立てて事業を進めている、ということでした。
予算の段階でKPIとも呼べないような評価指標が作られ、目的に叶っているかどうか以前に数値として達成されているかどうかしか見られないまま、事業立ち上げ担当が異動した後も惰性的に続けられていくゾンビ事業のなんと多いことか。
そして、そのゾンビ事業に「意義」を見いだせないまま従事させられている職員リソースのなんと多いことか。
あわよくば事業が終わったとしても、そのこと自体が引き継がれることはないため、5年も経てば最初の起案文書とともに事業自体が闇の彼方に消え、消えるだけならいざ知らず、長い年月を経て、同じような事業が「新規事業でござる!えっへん!」みたいな顔して出てくることすらあるゾンビっぷりだったりします。
Code for Living Lab.から「セーブポイント」という言葉を聞いた時に「そうだよ!それだよ!」とめちゃくちゃ膝を打ったのは、そういう背景があってのことでした。
挫折=失敗ではないのです。
セーブポイントを上手に持つ
私の経験上、成長できる人というのは、このセーブポイントをきちんと持って、自分の中に蓄積しているなと感じることが多いです。
一方で、セーブポイントを持たない人は、そうした蓄積がないために判断基準が常にブレていて、新し目に見える派手な事例にだけ目を向けたり、前例を追い求める(けど、浅い理解しかないのでうまくいかない)ということを繰り返している印象があります。
そして、最も大事なことは「セーブポイントは行動した人しかつくることができない」ということです。
ゲームだって、まずはプレイしないとセーブできないですからね。
・行動してセーブポイントを作れる人になるか
・セーブポイントをリロードして活かせる人になるか
・ただ単に知ったかぶりの知識を振りかざすだけでやった気になるか
どんな人材になるかは、これからますます不確実度を増していく社会で生き抜いていけるかどうかの重要なファクターとなる気がします。
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