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新春!一人山城反省会!

昨年末に書いていた雪山編の続編です。 山城歩きでも色々やらかしてます。というより、毎回何かしらやらかしがあります。 舐め切ったスケジュール管理、忘れ物、体力・技術不足、遺構の見落とし、解釈誤り…etc 今回はXにポストした「読図」に関するやらかしを一件振り返ってみようと思います。 読図とはそもそも「読図」とはなんでしょう? 色々な言葉で定義されていますが、おおよそ「地図から山の地形や状況を読み取る技術」(「山旅旅」さんより)と理解してよいかと思います。 地形図から尾根

    • 歳末!一人登山反省会

      先日雪山講習に参加してきました。講習以前から感じていたことではあったのですが、講習会にてガイドの方や参加者の方々の山トークをお聞きするにつれ、あまりに自分の山に関する知識・経験の少なさを思い知らされました。 体力・筋力面は他の方々にご迷惑をおかけするレベルではなかったなかったと思います(ガイドさんお墨付き)。 ですが、山における安全管理・マナー等々に関しては反省する点が多かったです。そして、下山後の帰路で思い出されたのが数々の反省すべき山行中の出来事でした。その結果、上記のよ

      • 「天空の城」と熊鈴について(熊鈴騒音問題)

        山に入るものとしては気になる熊の出没騒動。私ごとですが、立て続けに2件熊を身近に感じる出来事がありました。 ひとつは先日、早朝5時前に某展望スポットから下山していた時のこと。比較的至近距離で大型動物がガサガサと低木を押し倒して逃げていく音に遭遇しました。元々熊の出没が知られている地域で、顔見知りの地元の方にお話したところやはり熊の可能性が高いとのことでした。 そしてもう一つは地元に帰ってきて徒歩圏内の地元の山に登った時のこと。これまで熊の出没など考えられないといわれてきた地

        • 櫃石島の大坂城石切場

          路線バスでしか一般人は入島できない櫃石島。その北西部にある花見山には大坂城再築の際のものとされている石材が残っています。 櫃石島までのアクセス瀬戸大橋で本州・四国と架橋されている櫃石島ですが一般人のマイカー乗り入れは規制されています。基本的には路線バスでアクセスするしかありません。 琴参バスの瀬戸大橋線を利用。 https://www.kotosan.co.jp/rosen/ 今回はJR児島駅に駐車してバスで入島。 児島から櫃石島へは15分程度で着きます。バス停は島内

        新春!一人山城反省会!

          (私論)夕刻の山城入山是非論

          先の勝山城遭難事故で批難が集中したのは入山の開始時刻でした。 見出しの効果もあったのかも知れませんが、多くの方がこの点を批判していました。 山の中の日暮れの早さを知らないのか、と。 しかし、本当に宵が迫る時間帯に入山することは無謀なのでしょうか?この点ハイカーに片足突っ込んでいる立場から検証してみたいと思います。 登山の場合夜でも行動することはある 代表的なケースでは「御来光登山」でしょうか。多くの方がヘッドライトを灯して日の出前から山頂を目指します。 また、城にまつ

          (私論)夕刻の山城入山是非論

          松浦川石切丁場の写真まとめ

          松浦川河口にある唐津城のものとされる石切丁場の写真をまとめておきます。 こちらの石切丁場の存在は高田先生のツイートで知りました(なお、先生のツイート以外で詳細な資料に出会えていないので、もし資料ご存知の方いらしたら教えて頂けると嬉しいです)。 干潮時には川底があらわになります。奥には唐津城。 なお橋の向こうには普通におりていける階段がついてますが、当然足元はぬかるみなので接近するのは中々難儀します(今回の写真は全て河岸からです) 唐津にお泊りの際はぜひ唐津第一ホテルリベ

          松浦川石切丁場の写真まとめ

          萩城・磯丁場で見た刻印

          萩城の磯丁場で見た刻印に関して、主に位置情報を中心にまとめておきます。と、いっても写真と文章でしか表現できないのでお役に立つかはわかりませんが… 順に北から並べていきます。 ①〜③までが北矢倉より北側です。 ④⑤が南側。 ①刻印その1 3Dモデル版 分割済み矢穴列と作成中の矢穴列の間に刻印あり 沖合に目立つ矢穴列入りの石材があります。手前の矢穴石も目印になるでしようか。 ②刻印その2 北矢倉との位置関係を目安にどうぞ。 3Dモデル版。未分割矢穴列の脇に九曜紋の刻

          萩城・磯丁場で見た刻印

          燕岳登山日記5・下山

          燕山荘に戻っておまちかねの朝食タイム。 豊富なオカズが嬉しい。そしてやはり一品一品手がこんでいて美味しい!ゆずの風味の効いた大根の浅漬け、里芋の和物、デザートも美味しい。 お腹が満たされると元気になります。 ご飯を食べ終わるとそのまま出発する方が多かったですが、名残惜しくて日差しが爽やかな喫茶室でコーヒーを一杯。 窓から見える外はすっかり青空。 あまりに気持ちよさそうだったので、お外でも。 燕岳名物の雷鳥も近くに顔を出してくれましたが、生憎の逆光でした(せめて望遠が手

          燕岳登山日記5・下山

          燕岳登山日記4・山頂からの御来光

          6月17日、この日の燕岳の御来光予定時刻は午前4時過ぎ。朝焼け📸狙いの鉄則は日の出30分前からの待機。 僅かな睡眠時間の結果重い体に心中鞭を打ち、そーっと二段ベットから這い出します。 慎重に開けてもガラガラと音を立てる1階の玄関から出ると、既に何人かの方が外におられました。ハイカーさん達の朝は早い。 まだまだ群青の濃い空。シンっと冷え込んでいて、じっと日の出を待つのは耐えられず山小屋に戻る方も多数おられました。 私も体を動かして暖を取ろうとウロウロと山小屋の周りを徘徊。

          燕岳登山日記4・山頂からの御来光

          燕岳登山日記3・山の上の夜は極寒だ

          燕岳に登ったらやりたかったのが星空の撮影。 空はすっかり晴れ上がり、22時ごろ外に出るとそこは満天の星空でした。 が、風がめちゃくちゃ強くて寒い…‼︎ この時気温は恐らく一桁(翌朝の最低気温が3度程度だった) ダウンと羽毛の付いた帽子、手袋は持ってきていましたがそれでも寒い。 でも、ここまできてお目当ての星空を撮らずには帰れない…! (一番お気に入りのアングルがアップロード断られるので割愛💦) 星を撮らない方には想像つかないかもしれませんが、一アングル撮るのに数十分か

          燕岳登山日記3・山の上の夜は極寒だ

          燕岳登山日記2・憧れの燕山荘

          燕山荘チェックイン。 ホテルのような快適さにホスピタリティとは聞いてはいましたが本当でした。 受付から寝所までのスムーズなご案内、端々まで清掃された温もりある内装。 寒い中登ってきた体も心もほぐされるような空間でした。 平日、雨降りの中なのでガラガラかと思いましたが、思ったよりたくさんの人がすでにチェックインされてました。 ガスは暫く晴れそうにないので、とりあえず一通り山荘を探検。そして喫茶室に… 山小屋泊になったらやりたかったこと。山の上でカンパーイ! 生ビール(11

          燕岳登山日記2・憧れの燕山荘

          燕岳登山日記の続き・登山口から山頂まで

          Twitterでだらだら流していた登山日記の続きです。 いざ登山開始のところから。 登山開始は10:30ごろ。 登山口は時折強い日差しも差し込む好天。 平日金曜日ということで登山客はまばら。 登山口の「熊出没注意」の看板にややビビりながら、いつもの熊鈴を装着して出発! 出発地点の標高は1400m。そこから森林限界となる標高2400m地点の「合戦小屋」(売店・トイレあり)を経て標高2700mの宿泊地・燕山荘、そして山頂へ。 合戦小屋までには4つのベンチがあり、疲労や高山病を

          燕岳登山日記の続き・登山口から山頂まで