見出し画像

歳末!一人登山反省会

先日雪山講習に参加してきました。講習以前から感じていたことではあったのですが、講習会にてガイドの方や参加者の方々の山トークをお聞きするにつれ、あまりに自分の山に関する知識・経験の少なさを思い知らされました。
体力・筋力面は他の方々にご迷惑をおかけするレベルではなかったなかったと思います(ガイドさんお墨付き)。
ですが、山における安全管理・マナー等々に関しては反省する点が多かったです。そして、下山後の帰路で思い出されたのが数々の反省すべき山行中の出来事でした。その結果、上記のような連ポストを流すことに。このポストだけでは抽象的すぎてなんのこっちゃなので、恥を忍んでここに私が運転しながら頭を掻きむしってしまった記憶を書き連ねておきます。名付けて歳末の山行反省会。

※山城編についても書きたかったのですが、タイムアップ。後日改めます

①残雪期石鎚山

‪4月といえば下界は陽気に包まれる頃。しかし標高1982mの石鎚山はまだまだ雪が多く残っています。実際、石鎚山山頂に位置する山小屋「石鎚神社 頂上山荘」のホームページでは

雪の状態が悪くなりやすい時期にも関わらず雪が無いと思い込む人が増えるため、この4月から5月の残雪期は非常に事故の多い時期となっています。

「石鎚神社 頂上山荘」のホームページ

と紹介されています。
この日も登山口はよく見知った夏山の様相だったけど、山頂周辺は積雪・凍結箇所多数。今思い返すとアイゼン・チェーンスパイク等の滑り止めなしでは滑落の危険性大でした。
登りの序盤で通りすがった下山者が「アイゼン持ってる⁈」と声をかけてくれた時点で思い直すべきでした。
ツイの内容も恥ずかしい。全然積雪期の装備についてわかってない。

▶︎反省点
・標高が高い山は6月までは残雪の可能性があり、雪山の装備が必要になることがある。
・積雪があれば滑落回避のために滑り止めが必要
・登山歴がある山でも季節が変われば必要な装備も変わってくる
・yamapヤマレコ等で直近の登山記録を参照して登山道のコンディションに不安箇所がないか確認するべきだった
・登山口の状況で登山可否を判断しない

②初冬の荒島岳

つい先月の山行です。たまたまこの日の朝越前大野にいたのですが、目覚めるとあまりに天気がよく、美しくそびえる荒島岳に誘われて急遽山行きを決めたのでした。一応直近の登山記録を参照して残雪の状況は確認して行きました。チェーンスパイクやツボ足でも登っている方が多かったので軽アイゼンだけザックに突っ込んで行ったのですが、連ツイの後半で振り返っているように積雪期には滑り止め以外にも足回りの装備が必要なことを痛感しました。
冬季に濡れは禁物。気温が高かったからよかったものの、冷え込みが強ければ凍傷や低体温症のリスクもあったと思います。
雪山装備自体は車載していたのに装備していかなかったのは、知識不足と油断に他なりません。


③厳冬期の杵島岳

駐車場から20分ほどで手軽に登れる熊本の杵島岳(1321m)にナイトハイクして星を撮ろうとした日のことでした。ダイヤモンドダストらしきものも現れる冷え込みだったのに、冬山としては軽装で夜半から山頂待機。風も強く低体温症や凍傷リスクの高い環境でした。冬山用のレイヤリングや冬山用の保温性の高い冬山用の靴の存在を知ってからは暴挙としか思えませんが、当時は登山行程の手軽さも手伝ってそのリスクを見落としていたように思います。

以上、冬山にまつわる反省でした。自分の知識・装備不足ではありますが、冒頭に引用した連ツイで書きましたように、登山口には装備不足を取り締まるような掲示は基本的にはありません。登山者なら備えて当然、とお叱りを受けるかもしれませんが、その準備もない私のような未熟者がその領域にたどり着いて、うっかり踏み込んでしまうのが怖い点だと感じました。
恥いるばかりの記録ですが、読んでいただいた皆様の楽しい山行の何かの一助になりましたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?