【ありふれた日常から】井の中の蛙、人を批判する
我が家の家族は、焼き魚をうまく食べられない。
少し小さ目の魚だと、お箸で骨から身を引き剥がすには、かなりのスキルが必要だ。
彼らは悪戦苦闘するが、諦めて、身が付いたまま骨を皿の隅に追いやってしまう。
まだ食べられる身があるのに、実にもったいない。
ぼくは母が漁村育ちで、子供の頃から魚を食べることが多かったので、それほど抵抗がない。
むしろ上手い方だと思っていた。
だから偉そうに家族のみんなを、"もったいない、そんな食べ方をしているとバチに当たるぞ"と非難していた。
会