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【ありふれた日常から】夏風邪の報酬

夏風邪をこじられてしまった。
もう1週間、咳と喉痛が止まらない。
冷房を効かせすぎたんだろうか。


筋トレは趣味を通り越してぼくの生活の一部になっている。
毎日、体重計で筋肉量をチェックしている。

そんなぼくが1週間もトレーニングできないなんて辛くて仕方がない。

せっかくここまで肥大させた筋肉が減ってしまわないだろうか、そんな焦燥感に駆られる。

しかし気付いたことがある。
痛めていた左肘がいつの間にか曲がるようになっていた。

夏風邪のお陰で、痛んでいた体のあちこちが休息できたようだ。

夏風邪自体は恨めしい。
疫病神にでも取り憑かれた気分だ。
でもこんなことでもない限り、ぼくは体を休めることなんてできなかっただろう。

ぼくの体が壊れる前に、神様が無理やりトレーニングをやめるように仕向けてくださったのだろうか。

でもどうも夏風邪に感謝する気にはなれない。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。