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ありふれた日常から

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日常の中で思う何でもないこと。あなたの心に寄り添うやさしいショートエッセイ。
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記事一覧

【ありふれた日常から】真夜中の豪雨の後に

午前1時、突然の豪雨。 ぼくは目が覚めた。 午後11時に就寝してまだ2時間しか眠っていない。 …

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【ありふれた日常から】かっこいい駅員さん

毎朝乗る電車なのだが初めて見た。 かっこいい駅員さん。 歳は40歳後半くらいだろうか。 がっ…

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【ありふれた日常から】一番風呂は譲れない

我が家はぼくを含めて四人家族。 妻と社会人の息子が二人。 息子たちが会社から帰宅する時刻…

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【ありふれた日常から】雨粒の大きさに思うこと

駅のホームで電車待ち。 梅雨本番で今日も朝から大雨。 ホームには屋根があるけど、雨が振り込…

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【ありふれた日常から】古い自転車で満足してたのに・・・

兄貴のお古だった。 5段変速のサイクリング自転車。 小学生のぼくは大満足だった。 それに乗…

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【ありふれた日常から】ヤクルトスワローズがまた負けた

昨日も負けた。 今日も負けた。 ずっと負けてる。 なぜヤクルトスワローズはこうも負けるのか…

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【ありふれた日常から】大切な落とし物

大学卒業後に就職した頃、ぼくは希望に満ち溢れていた。 社長になって、露天風呂付きの家を建てて、優雅に暮らす、そんなバカなことを本気で思っていた。 数年後に定年を迎える今、あの頃抱いていた理想とは程遠い現在地にいる。 社会が悪かった訳ではない。 かと言って、落ちぶれた現在地にいる訳でもない。 何もかもが人並みだったってことだ。 若い頃のぼくが今のぼくを見たら、きっと鼻で笑うだろうなぁ。 しかし今のぼくが若い頃のぼくを思い出しても鼻で笑ってしまう。 この両者のギャップの

【ありふれた日常から】人生は古びたTシャツのように

もう30年くらい着続けているTシャツがある。 別に気に入っているわけではない。 濃い茶色で地…

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【ありふれた日常から】九死に一生を得る(豪雨編)

九死に一生を得るとは、このことを言うのだろう。 妻とホームセンターへ自家用車で向かう道中…

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【ありふれた日常から】歳とともに衰えに気付くこと

歳とともに衰えに気付くこと。 ・遠いものも、近いものも見えにくい。 ・髪の毛に張りがない。…

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【ありふれた日常から】サバフレークとの出会いは運命的

妻と一年に数回、少し遠くにある巨大ショッピングモールに行く。 そこには開店と同時に突入す…

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【ありふれた日常から】神様がぼくを運んでくれる

今日の夜は日本代表のサッカーの試合。 19時、キックオフ。 テレビ観戦したくて、定時で退社…

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【ありふれた日常から】愛着に勝てるものはない

長年、家族の皆で使ってきた座椅子が老朽化してきた。 座椅子と言っても二人掛けで寝転ぶこと…

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【ありふれた日常から】偽りの巨木(ビッグツリー)

毎朝、家から駅に向かう車の中から、巨木が見える。 ぼくはそれをビッグツリーと呼んでいる。 それは下り坂の遥か向こうに見える。 季節によっては朝日を背にその勇姿が映える。 この地に20年近く住んでいるが、その巨木がどこにあるのかわからなかった。 そこでぼくはある日歩いてその巨木を探した行くことにした。 散々歩いて探してみたが、なかなか見つからない。 諦めて帰ろうと思った時、私有地にある小高い丘が見に入った。 その丘の先端ある木。 いつも見ているあの木の形とそっくりだ。