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sakuramochi925
【ありふれた日常から】愛着に勝てるものはない
長年、家族の皆で使ってきた座椅子が老朽化してきた。
座椅子と言っても二人掛けで寝転ぶことができる。
クッションもペタンコになり、リクライニング機能も壊れてきたので、新調することにした。
新しくやってきた座椅子は、一人用だがクッションは断然いい。
古い座椅子は部屋の隅に置いておいて、粗大ゴミで捨てるつもりにしていた。
それなのに・・・。
誰も新しい座椅子に座らず、部屋の隅にある古い座椅子に寝転んでいる。
ぼくもその一人だ。
なぜか新しい座椅子がしっくりこない。
皆、同じ心境なのだろう。
愛着ってやつだな。
▼日常の中でふと思うこと、エッセイのような、詩のような、サラリーマンのつぶやき
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。