この世に真実を探さない

真実は何だろう? 真実は一体どこにあるんだろう?
そう思って何かを探したり、追い求めたりしたことがあるだろうか。

「あなたにとっての真実」を見つめることの有用性は、否定しない。
でも、この世に「絶対の真実」や「普遍の真実」を求めるのなら、
「見る場所を間違えていますよ」
と、私は伝える。

この世にそのような「真実」はないからだ。
一方、「真理」は、この世でも見出だすことができる。
これを理解するには、この世とは何であるかに気づいている必要がある。

あなたとあなたの体験は分けられない

「あなたにとっての真実」を見つめることは、あなたの自己理解、人生への理解を深めるのに役立つが、それはあなた自身に有効なもので、絶対普遍の真実ではない。

科学における検証の仕方もそうだが、現状のこの世界では万人にとって同じ「客観的真実」が存在することを前提に、あらゆる物事が考えられている。

それこそが、大いなる錯覚だ。集団幻想だ。

なぜなら、

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