未熟な守護存在をなだめて暴走をくいとめた話(非物質世界の体験)

下書きを用意したのに公開せずに終わってしまう内容がときどきある。私には役立っているけれど、一般的にはこれをシェアしても「何の話?」となっちゃうんじゃないかな……と、自分でジャッジしてお蔵入りさせるケースもあって、たとえば非物質界(霊的世界)での実体験がそうだ。

とはいえ、そこに非物質界(霊的世界)の他の存在が関わっている場合、
「これをお蔵入りにすると、この存在の話は私以外誰にも知られずに終わるのか……」
と、託されたメッセージを伝達しきれなかったような気持ちにもなる。

というわけで、今回の出来事は公開することにした。
下書きを完成させていたのは2023年10月12日。約1ヶ月前だ。
いつものごとく、睡眠時に非物質世界で私が遭遇した実体験だ。

先におことわりしておくと、この体験は神社に関連する。
しかし私は日頃、神道や神社への特別な興味を持ってない。伝統文化や歴史の一環として知識を深めたり、訪問したりした経験はあるし、その意味では一般レベルの関心よりは高い度合でそうした世界について考えたり接したりしてきた方なのかもしれない。とはいえ、そこに特化した関心は抱いておらず、たとえば神社巡りが趣味だとかの傾向もない。

それにも関わらず、眠った後の非物質界では明らかに神社関連の変わった「体験」をときどきしている。そう頻繁にではないのだが、定期的にある。
起きている間の私の関心がそこへ向いていないだけに、そんな体験をするとかなり驚く。どこから出てきたんだ? と。

そしてまた、その種の体験は通常の眠った後の夢(自分の日常と関連した、心の整理作業的な内容の夢)とはまったく異なるのだ。
神社関連のものに限らず、こうした体験は明らかに別世界・異なるリアリティーに自分が参加している実感を伴う。

そうした体験の中での私は状況をわかっており、確信を持って行動していることが多いのも特徴だ。ときにはチームメイトもいるし、業務を遂行している様子なのだ。

なお、日本の昔の時代や神社が出てくる不思議な体験は旧ブログの過去記事でも時折記録に残していて、◆「大きな御霊をお鎮めする夢」などが該当する。
この記事のときは一緒にいるヘルパー(サポートしてくれている霊的存在)の活躍があり、すんなりお相手(たとえるなら「たたり神」のような状態になりかけていた存在)をお鎮めすることができたという出来事だった。

今回の体験は、ある神社の宮司さんを守っている存在の思い違いによる暴走を食い止めるという珍しい内容。
私にとっても、「こういうこともあるんだ……」と印象に残ったのと、その守護存在が日頃どういうあり方でいるのかを知ったことによる、神社の伝統に対する洞察も生まれた。

非物質界の守護存在にも色々な個性があるとは知っていたが、彼らの教育や成長にまで思いを馳せることになったのだ。 

それでは、ここからは実体験を記していく。
末尾には、この体験を元にした私の洞察を入れてある。


大きな鳥居のある、にぎやかな街で

私は夜の街を歩いていた。にぎやかで活気があり、この街の造形物はすべてが巨大。私の歩む進行方向の右手側には、街の中にも関わらず大きな、巨大な鳥居があった。
その鳥居は神社のよくある鳥居ではなく、今年のこの街の繁盛や幸せを願う意味のシンボルだった。
見ているとおのずと、その意味が私にはわかるのだ。

この巨大な鳥居は天然木をそのまま使って作っているように見えるが、地球上にある樹木の大きさよりははるかに大きく、見たことのない太さと高さを誇っていた。
鳥居の上には、大きな毛筆の色文字で「天」という文字と何文字かが記されている。確か黄色い文字。茅野の輪みたいなものも飾ってある。

そのように街の様子を眺めながら先へすすむと、やがて周囲は藪や草原のような風景だけになり、灯りも少なくなって真っ暗になった。
そこから先は、とある神社に入る道で、これまた巨大な幅の道を巨大な橋を渡って進むと広い敷地に神社がある。
とにかく、この世界ではすべてが広大。

私はそこの宮司さんを知っていて※、その人に会いに行こうとしている。
(※非物質界の、この体験の中での知り合いという意味。ヴィジョンで見ていた宮司さんは男性、わりと若そうで、40代くらいか。眼鏡をかけた現代の人に見えた。)

私は女性の声をしている「お伴の存在」をひとり連れている。
そのお伴の存在と「真っ暗だけど気配はたくさんするね」と話しながら先へ進もうとしていると、
「ここから先は行くな!」
と、自転車に乗った男の子が道幅に横に自転車を向けて遮るように、私たちの前に立ちはだかる。何やら敵対心をもって通せんぼしている。

その男の子は自転車の前カゴに小猿を入れていて(小猿は生きていて、元気)、男の子自身の見た目は人間なら6~8歳くらいの印象。体もそんなに大きくない。

私が無視して先に進もうとすると※、今度は自転車から降りて、私の前に突っかかってきて、
「ここから先は行くな!」
と、声を張り上げてまた言う。
(※こうした領域では想念体が人の形をとってちょっかいを出してくることがある。そういう場合は関わらずスルーした方がいいので無視していた。)

そう言われても私は橋を渡って宮司さんに会いに行く必要があるので、この男の子に話を聞いてみることにした。

宮司さんについている二体の守護存在と依代(よりしろ)

すると、男の子いわく、「宮司は電池の切れたもう一体の守護の者と一緒にいる。そのまま死ぬところだから邪魔するな」と。通せんぼしつつ妙なことを言う。

この男の子を通して見える映像では、もう一体の守護の者とは男の子と同じ年頃の、同じような外見でもっと髪の長い姿をしている。
どうやらこの男の子自身も守護存在で、宮司は二体の守護の存在と日頃から一緒にいるらしい。

二体の守護存在たちは非物質界では子どもの男の子の姿に見えるが、人間の物理的な視覚から見れば、

ここから先は

2,131字

¥ 850

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?