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これから法曹に向けた勉強を始める人へ

今回は、時期が時期なので、これから法曹(弁護士、検察官、裁判官)になるための試験(司法試験予備試験、ロースクール入試)に向けた勉強を始めようと思っている人に向けて、私からちょっと色々と伝えたいと思う。

私について

まず、私が何者でどのような経歴を持っているのかわからない人もいるだろうから、私についてちょっとだけ書きたい。

私は現役で中央大学に入学後、学部3年次での予備試験合格、大学早期卒業を目標に勉強してきた。

しかし学部2年次の終わりに精神疾患(不安障害)を発症し、いずれも断念せざるを得なくなった。

現在休学して療養中である。

(詳しくは過去の記事を参照して欲しい。例えば以下のような記事。)

道はかなり厳しい

ここまで私が勉強してみてわかったのは、世間で言われているように法曹への道は非常に厳しい。過酷だ。もちろん一部の天才と言われるような人は除くが。

どんな風に厳しくて過酷なのか説明すると、まず勉強量がとんでもなく多いと思う。

科目としては、例えば予備試験であれば、民法、刑法、憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、行政法、民事・刑事実務基礎科目、選択科目、一般教養を勉強しないといけない。

こんな風にマジで試験範囲が広い。

あと、これは知られていないかもしれないが、お金がかなりかかる

法律の本は基本高いし、かつ各科目複数必要だし。

予備校行けば予備校代がかかる。

予備校に全く行かずに合格する事は可能なのかもしれないが、私は不可能だと思う。

独学は危険だと思う。

試験範囲が広いので、いらん事を勉強したりして、非効率的な勉強をして合格まで遠回りになってしまうと思う。

あとは、精神的な負担も大きい

めちゃくちゃストレスフルだと思う。

実際私の場合そうだったし。

予備試験受験勉強のストレスが私を追い込んで、今の精神疾患の発症につながったとも言えるし。常にタスクに追われている感じだったし。

こんな感じで、法曹への道は過酷です。

私の司法試験に合格した先輩も、「泣きそうになったり吐きそうになったりした」と言っていた。

なので、そうしたリスク、とんでもない苦労をする覚悟、なんとしても法曹になるという熱い想いを持っている人だけ勉強を始める事をお勧めします

じゃないと正直、金と時間と労力の無駄だと思います。

(覚悟を決めたら)まずやるべき事

上述のような覚悟を決めたらまずやるべき事。

それは、早く自分なりの生活スタイルを確立する事だ。

現行の制度では、どんなに早くても司法試験に合格するには2年間以上はかかる(予備試験に1年で合格後、翌年司法試験合格)。

つまり法曹になるためには長期戦に備えなければならない訳だ。

だから、長く勉強し続けられるような自分なりの生活スタイルをなるべく早く確立するべきなのだ。

勉強時間の確保はもちろん、ストレスコントロールとか。

メンタルはなめていると大変な事になります。私みたいに。


私から言えるのはこのくらい。

ここまで読んでくれてありがとう。


皆さんの未来に栄光あれ。

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