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w-inds. 橘慶太さんの歌声の変化を細かく年表にまとめてみた

今年デビュー23年目を迎えたダンス&ボーカルグループ「w-inds.

左:橘慶太さん、右:千葉涼平さん

現在は"初期曲のみを披露するコンセプトツアー"
「w-inds. LIVE TOUR 2024 "Nostalgia"」
を開催されています!

ということで、今回の記事では、
w-inds.のボーカリスト 橘慶太さんの歌声の変化を細かく年表にまとめていこうと思います!

橘慶太さん

慶太さんは"数年に1回大きく歌声が変化する"という稀有な存在のボーカリストです。

「声を出す重心を変えて歌声が変化した」などではなく、活動期間中に数回の声変わりを経ているため、かなり大きく変わっています。

また、慶太さんは、常に新たな発声法やボーカルアプローチを研究し続けておられるので、
38歳の今でもデビュー曲「Forever Memories」を始めとする初期の楽曲を原曲キーで歌唱されます。

それでは
慶太さんの歌声がどのように変化していったか
の年表を見てみましょう!


※本記事を読んでいただく上での注意

本記事の一番最後には、
筆者が先日7月28日のNostalgiaツアー東京公演にて、
実際に2024年の慶太さんの歌声を生で聴いた上での分析(具体的なセトリに言及あり)
が書かれたPDFファイルを添付しております。

記事本編は"まとめ"の項で終わるので、まだNostalgiaツアーを見に行かれていない方は、PDFファイルは開かずにページを閉じていただくことをおすすめします🙏

橘慶太さんの歌声の変化 (筆者の主観です)

①2000年(デビュー前)〜2001年

デビュー当時の慶太さんの歌声は、
声変わり前の透き通った少年ボイス
でした。
歌唱法としては、元々の地声をあまり変えずにストレートに歌う形です。

後年の慶太さんが多用する、超人的なロングトーンやフェイクなどの使用はまだ見られません。

加えて、デビューと同時に声変わりが始まったそうで、「Forever Memories」〜「Paradox」までの間でかなり声質が変化されています。

レコーディング時と出せる声が変化しているのか、歌番組などではかなり辛そうに歌われる姿を見ることも少なくなかったです。

↑デビュー曲「Forever Memories」よりも先にレコーディングされたカップリング曲「Moon Clook」です。
公式上に残っている最初期の慶太さんの歌声で、声変わり前なこともあり、完全に"少年の歌声"です。

↑慶太さんご自身が「この時期は声変わりのピークで歌うのが辛かった」と語られている3rdシングル「Paradox」です。
「Moon Clock」と比べるとかなり声質が低くなられていて、発声が少し辛そうに感じます。

また、この時の慶太さんは「5オクターブの音域」を保持されていたといいます。
(ピアノの鍵盤で音域チェックを行った際、"右側の鍵盤の数がもうほんの少ししかない"という状況だったそうです)

実際に
・元々「Forever Memories」自体も作曲家の葉山拓亮さんが「女性ボーカル用にストックしていた曲」であったこと
・涼平さんと龍一さんが慶太さんの歌声を初めて生で聴いた際、慶太さんは同じ事務所の女性グループ「EARTH」の楽曲を原曲キーで歌った
などのエピソードからも、女性ボーカル並みの音域だったと思われます。

②2002年

昨年から歌唱法に大幅な変化はないものの、若干声質が低くなられています。
比較的伸びやかに歌われていた昨年と比べると、「振り絞るように発声する箇所が増えた」のが特徴ですが、その分"歌の表現力が磨かれている"ように感じます。

(年末にリリースされた2ndアルバムは、1stアルバムと比べると様々な種類の発声を求められる楽曲が多く収録されています。)

↑夏のツアーで1stアルバムの楽曲を歌われる姿はかなり辛そうです。。
(恐らく"声変わりによって今まで出来ていた発声が難しくなった"のではないかと思われます。)

③2003年〜2004年前期

歌声や歌唱法の大枠は変わっていないのですが、かなり声質が低く太くなり、デビュー当時の「あどけない少年の歌声」ではなくなっています。

全体的に「歌声をハネさせて高いメロディに合わせている」印象があります。
「クリアさ」よりも「力強さ」「勢い」が目立つようになり、力強いロングトーンを使われることも増えてきました。

LIVEでは、この時期から「Forever Memories」や「Paradox」などのデビュー初期の楽曲を半音下げで歌われるようになりました。

この時点で地声のトーンはかなり固まられているようで、既に今の低い地声に近い声になっています
※w-inds. bestracksに収録の「この時期のメイキング映像やインタビュー映像」参照

今の地声のトーンから「地声に聴こえるような高い歌声」を出すのは相当至難の技だったと思われます。

④2004年後期〜2005年前期

①の時期から大きく声質が変化されていて、声質が固まられたように感じます。

歌い方は③の時期に近いのですが、声質は"しっかり青年の低い声"なので、"①からの歌い方を使い続けた最後の時期"と言えます。

声変わりで苦労されていた今までと比べて、裏声なども出しやすくなられたのか、伸び伸びと歌われているように感じます。

"突き抜けるロングトーン"が慶太さんの持ち味として確立されてきたのもこの時期です。

⑤2005年中期〜2007年

この時期には声質だけでなく、発声法が完全に確立されたように感じます。

声質は「青年の爽やかな低い声」で、地声をメインで用いて歌われるのですが、メロディ上で高音域に移行する際に
"勢い良く声を解き放つように発声される"
のが特徴です。
それに伴って声が裏返る部分も多いので、技術よりもパワーや勢いが目立ちます。

③〜④の時期とは歌声のハネ方が変化されていて、
"高い音に合わせるように歌声をハネさせる"

"個性やアクセントとして歌声をハネさせる"
ようになられています。

↑また、「LOVE IS THE GREATEST THING」などの楽曲で、部分的に「Forever Memories」よりも高い音域を用いた歌い方をされるようにもなりました。

(この時期の「Forever Memories」はキー3つ下げで歌われています。)

⑥2008年〜2010年

この年から慶太さんの歌声は劇的に変化を遂げられます!

これまではご本人曰く「ノリ」で歌われていた(慶太さんジョークだと思います)とのことですが、「今のままではダメだ」と一念発起して渡米。

L.A.にて、マイケル・ジャクソンさんなどのボーカルトレーナーを務めていた大物ボイストレーナー「セス・リッグスさん」から直接ボーカルレッスンを受けられます

セス・リッグスさん

初めてセスさんの前で歌った際、「君の歌は歌じゃない」と言われ大きなショックを受けたそうなのですが、そこからひたむきに練習を続け、、
ボイトレを終えて帰国した慶太さんの歌声は以前と全く異なる「伸びやかで透き通ったミックスボイス」へ変化しました。

今まで辛そうだった箇所を難なく歌いこなされるようになったどころか、今まで裏声で歌われていたパートをミックスボイスのまま突っ切って歌われる場面も多く見られるようになりました。

勢いがメインだった今までと比べると、繊細な表現で歌われたり、声が裏返ることも無くなったように感じます。

声量、声の伸び、表現力、どれも大きな進化を遂げられています。

2008年発売の24thシングル「アメあと」には
"渡米前にレコーディングが済んでいた"ものの、
"帰国後の慶太さんの歌声があまりにも変化し過ぎて録り直した"というエピソードがあります。

↑慶太さん曰く
「人生で一番の歌声が出た瞬間は2010年の横浜アリーナ公演での『アメあと』」
だそうです。

帰国後からどんどん歌唱技術が磨かれ続け、この時期の慶太さんは
"ポップスのボーカリスト"として至高の領域」に到達されます。

この時期、歌番組ではHYさんの「366日(女性ボーカル曲)」を原曲キーで歌われていました。

⑦2011年〜2013年

この時期はご本人曰く「声変わりが激しい時期」だったそうで、
"重心が低く落ち着いた歌声"
が特徴です。

歌声の種類は地声とミックスボイスが中心でした。

低い歌声でバラード曲を哀愁たっぷりに歌い上げ、パーティーチューンやEDM曲ではハネるような歌い方で歌われるなど、曲調によって歌い方を大きく使い分けられていました。
(慶太さんが裏声を多用するようになられたのも⑥〜⑦の時期からです。)

この時期から今までキーを下げて歌われていた「Another Days」などは1段とキーを下げて歌われるようになり、

・今までキーを下げていなかった「SUPER LOVER」や「NEW PARADISE」
・数年前にリリースした「十六夜の月(2008年くらいから下げられていました)」「TOKYO」「Beautiful Life」「変わりゆく空」
などもキーを下げて歌われていました。

慶太さんご自身は、この時期の「TOKYO」を"キーを下げていることによって逆に雰囲気が出ている"と気に入られているらしいです。

※ここまでの歌声はw-inds.の公式YouTubeのショート動画欄に
「同じ曲で全年代の歌声の比較が出来る動画」
が投稿されているので、それを見るとより分かりやすいかと思います。

⑧2014年〜2015年

この時期からw-inds.の音楽性が「R&B」に変化するので、ファルセットやヘッドボイスでの裏声や、高音フェイクなどを多用した歌い方へ変化します。
「海外のR&B、ソウル、ファンクのボーカリスト」が用いるような声のアタックや刺さり方の強い裏声歌唱です。

↑の「Sometines I Cry」はhihiAまでのハイトーンやロングトーンが求められる難曲です。

⑦の時期から裏声を使用した楽曲が増えてきましたが、この時期は全てのパートを「裏声 or 裏声に近い声」や「ミックスボイス」で歌唱する楽曲が中心となりました。


この時期のLIVEでは、
・初期の楽曲である「Show me your style」「Find Myself」「So what?」などの初期曲を原曲キーで歌唱
(他の初期曲はキーを下げて歌唱)

・「IT’S IN THE STARS」に"原曲同様ラスサビで転調、慶太さんによる超高音フェイクが入る"というアレンジが加わる

などの出来事がありました。

※余談ですが、
・w-inds.の楽曲内で慶太さんのラップパートが増える
・慶太さんがLIVE終演時に
「ありがとうございました!!!」
「また会いましょう!!!」
を超ハイトーンボイスで叫ばれるようになる

のもこの時期からです。

⑨2016年 (原曲キーに戻る)

この年の3月13〜14日、w-inds.は「ファンへの恩返し」をテーマにした15周年LIVEを開催しますが、このLIVEからw-inds.は
「全ての楽曲を原曲キー、オリジナル振り付け」
にてパフォーマンスされる
ようになります。

原曲キーに戻したことには
「15周年LIVEは"ファンへの恩返し"をテーマにしていたので、原曲キーでのパフォーマンスが一番嬉しいのではないか」
という理由があったそうです。


慶太さん曰く「声帯の造りから研究して原曲キーで歌えるようにした」そうです。

この時の慶太さんは柔らかいファルセットやヘッドボイスなどの裏声をメインで使用して初期の楽曲を歌いこなされていました。

この時点では、
・全編ファルセット…「Forever Memories」「Feel The Fate」「Paradox」「NEW PARADISE」「Another Days」「SUPER LOVER」「四季」など
(この年のFC限定"カップリング曲"コンセプトLIVEでは、初期のカップリング曲も全編ファルセットで歌われています。)

・Aメロのみ地声寄りのミックスボイス、以降はファルセット…「変わりゆく空」「十六夜の月」

・ワンフレーズごとにファルセットと地声を巧みに切り替えて歌唱…「Long Road」「TRIAL」

・曲中の裏声がキレイになった…「アメあと」「Let's get it on」

と、曲ごとに使う歌声の種類や喉のギアを細かく変えられていました。

なお、新曲ではニュージャックスウィングやトロピカルチューンなどを⑧の時期から更に磨きをかけたハイトーンボイスやR&B歌唱で歌い上げられています。


⑩2017年〜2020年前期

この年から慶太さんがw-inds.の楽曲をプロデュースされるようになり、エレクトロニカ系の楽曲や、セクションごとに音楽ジャンルが変化するような楽曲が増えました。

そのためエレクトロニカ用の歌い方やR&B系の歌い方を中心に使われるようになり、"J-POPの歌い方"は初期曲以外では見られなくなりました。

しかし、今までと比べると曲中の印象的な部分で"地声ハイトーン"で歌われることも格段に増えたと感じています。
(「DoU」や「Tokyo Night Fighter」など)

↑の「CAMOUFLAGE」では全編ファルセットによる超高音歌唱を披露されていて、ファルセットも⑧の時期より安定している印象があります。

↑慶太さんご自身も「最近またボーカルを研究していて"上手いな"と感じる海外のボーカリストを研究したらみんな声を鼻にかけて歌っていることに気付いた」と語られているので、この時期のファルセットにはそれが活きているのかもしれません。

前年まで「ほぼ全編ファルセットだった楽曲」に関しても
・地声になり、⑧の時期までとは歌い方が全く変わる…「SUPER LOVER」


・Bメロの途中までミックスボイスになる…「Long Road」

など、細かい歌い方の変化が見られるようになりました。

「SUPER LOVER」や「Long Road」のラストに高音フェイクのアレンジが入るようになったのもこの頃からです。

また、2017年放送のフジテレビ「MUSIC FAIR」では、女性ボーカリストの中にファルセットで混じって「ハナミズキ」をセッションされていました。

⑪2020年中期〜2021年 (ミックスボイスで原曲キー)

この時期はちょうどコロナ禍で、慶太さんは「昔の曲を今の歌声で歌ってみた」というYouTube動画を沢山投稿されていました。

その動画内では、「十六夜の月」「Another Days」「try your emotion」などの
LIVEでは"ファルセット"で歌われていた曲を
"地声寄りのミックスボイス"で歌われていました。

これが投稿された時、僕も「え!慶太さんまた歌声変わってる!?地声…?」と思いながら動画を楽しんでいたのですが…

なんと慶太さんは
「2021年3月14日のw-inds. 20周年配信LIVE」
から、全ての初期曲を地声寄りのミックスボイス
で歌われるようになったのです。

この歌い方は今までの歌い方より自然な歌声で、"囁くような柔らかい声"と"パンチと伸びのある声"を曲中で使い分ける歌い方となっています。

個人的には"良い意味でクシャッとした発声"も魅力の1つだと感じています。

僕も配信LIVEを見ていて、
「15周年LIVEでファルセットだったTRIALが地声になってる…」

「え!Long Roadも地声になってる!Paradoxも!」
というようなリアクションをしていました。

勿論、⑥〜⑦の時期の楽曲を歌われる際も「歌声が太くなられている&ファルセット周りの発声がリリース当時と変化されている」などの進化を遂げられていたり、
最新曲を歌われる際のエレクトロニカやR&Bの歌唱法にも更に磨きがかかっています!
激しいパートのエッジボイスなどが増えた印象がありますね。

(恐らく慶太さんはこの時点で過去一使いこなせる音域が広い状態に達されていますし、1人で何十種類もの声を発声出来ると思われます、、)

慶太さんは2021年のインタビューにて、
・「今まではLIVEで2時間歌えるように、高音を出し過ぎない歌い方をしていたが、敢えて出してみたら深さと硬さのある発声が出来るようになった」
・「今はかなり理想の歌声に近いが、ここから倍音を増やしたい」
と語られていたり、

2021年7月に日本テレビ「MUSIC BLOOD」で「Sometimes I Cry」でのヘッドボイスを紹介された際、
"2014年より今の方がヘッドボイスのパワーが上がっている"
とSNSでコメントされていました。

⑫2022年

この年からは地声寄りのミックスボイスに更に磨きがかかっていて、"倍音を増やしたい"との言葉通り確かに倍音も増えています。

(同じ"ミックスボイス"と呼ばれる発声でも⑥の時期のミックスボイスとは声の出し方が異なるので、近年の歌声は過去一倍音が多く、声が太いです。)

この年のツアーでは、20周年配信LIVEではオミットされた⑧の時期の楽曲を多数披露されていたのですが、
リリース当時よりもヘッドボイスやファルセットのパワーや太さが大幅に上がっていたり、ファルセットが"裏声と地声の境目が分からないレベル"で自然になられていました。

⑧の時期は完全な裏声で「Say so long」や「Sexy Girl」のAメロを歌われていましたが、この時期は"まろやかで柔らかい歌声"での歌唱に変化されています。

加えて、
初期曲をリリース当時のニュアンスに近づけて歌われる
ようになられた気がします。

僕もこの年のツアーを見に行っていたのですが、
「夏空の恋の詩」での慶太さんの歌声を聴いて、
「あれ?2005年の慶太さんの声?」
と感じました。

⑬2023年〜2024年 (現在)

ここ数年と比べると、
"初期曲をなるべく地声に近い声で歌う"
ということに捉われず、
"初期曲の曲でも裏声の方が適しているような箇所はそのまま裏声で歌われるようになられた"
印象があります。

勿論ミックスボイスの中に"硬い成分"より"柔らかい成分"が増え、よりキレイに聴こえるようになったというのも一因だと思います。
(僕も慶太さんの歌声を思い浮かべる時はあの"洗練されたまろやかなミックスボイス"が思い浮かびます。)

ですが、「ラップパート」「激しく歌われるパート」「ここぞと言う時の高音ロングトーン」などのパンチや破壊力は以前より増しておられます。

↑⑫の時に述べた「初期曲をリリース当時の声のニュアンスで歌われる」という特徴がかなりマシマシになられてきて、この曲は完全にリリース当時の慶太さんのニュアンスを今の御本人が再現されています

初期曲を歌われる際の英語の発音もかなり本格的な発音になられているように感じます。

慶太さんは「2016年に"ファルセット"で原曲キーに戻し、2020年から"地声寄りのミックスボイス"で原曲キーを歌えるようになる」までの流れを全て計算していた!?

↑こちらが2021年のw-inds.のインタビュー記事なのですが、このインタビューで慶太さんは、

元々今のような"ヘッドボイスとチェストボイスの中間のミックスボイス"で初期曲を歌いたいという構想があった。

・しかし、チェストボイスを使い続けてミックス ボイスにしていくのは身体に負担がかかるので、2016年からヘッドボイスで初期曲を歌い続け、"数年間ヘッドボイスを鍛えてミックスボイスを強くする"というプランを選んだ。

・当時から「2年後には理想の歌声になる」と思ってやっていたので、もし、2年間活動休止してボイトレに専念すればもっと早くミックスボイスで歌えるようになったはず。

と語られています。

このヘッドボイスというのは、簡単に説明すると「強い裏声」のことです。
※ロックバンド「MOON CHILD」のボーカリスト ササキオサムさんがカラオケ番組で「ヘッドボイスを駆使して昨今のヒット曲を歌いこなす"ヘッドボイサー"」として人気を博していますが、"あの"ヘッドボイスです。

つまり、慶太さんの中では
(少なくとも2016年の時点から)
原曲キーかつ理想の歌声で初期曲を歌いこなすために、
しばらくファルセットで修行を積んで、数年後にはミックスボイスを使えるようにする
という構想があったのです。

このことを裏付ける証拠は、
・⑨の時期でファルセットだった楽曲の一部が⑩の時期で地声寄りのミックスボイスになっていたこと
以外にも
・2016年放送のフジテレビ「MUSIC FAIR」にて、T.M.Revolutionさんと「Forever Memories」をセッションした際、"歌い出しのアカペラ部分はチェスト寄りのミックスボイスで歌われていた"こと
があります。

「数年後にはこうなる!」という目標を立てて、"それに向けてひたむきに練習する"というのはなかなか出来ないことだと思います。
本当に慶太さんは凄い方です。。

まとめ

・慶太さんは数年間に1回大幅に歌声が変わるので、恐らくまだまだ進化されるはず

・全曲が原曲キーに戻ったのは2016年、ミックスボイスで歌われるようになられたのは2020年中期から

・慶太さんは間違いなくボーカリストとして今が全盛期なので、気になられた方は是非Nostalgiaツアーを見に行ってみてください!!

(既に追加公演が何ヶ所が決まっていて、これなら関東でも追加公演をする予定とのことです!)


※筆者が今年の慶太さんの歌声を生で聴いての分析(セトリに言及あり)

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