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もしも今、本を10冊買えるなら

先日、noteの街を漂っていた時に見つけたこちらの記事。

拝読して「めちゃくちゃ楽しそう!」と感じ、これ私も考えてみたいなあという好奇心がむくむく湧き上がりました。
yukaさんの記事の最下部にあるお言葉に甘えて、読書メーターの「読みたい本」登録一覧を眺めながら、さっそく10冊を選抜した結果を以下につらつら書いてみます。



1.やぶにらみの時計/都筑道夫

こないだ浅草のリブロに行った時、面陳で置かれてたのが目にとまって知った一冊。
「昨日までの『きみ』はもう居ない。恋人、友人、知人に否定された男の奇妙な自分探しの迷宮。」というあらすじが気になりすぎる。



2.ブックセラーズ・ダイアリー:スコットランド最大の古書店の一年/ショーン・バイセル

古書店主の日記らしい。「本を買いに行ったはずが本屋を買ってしまった」なんていう帯にめちゃくちゃわくわくする。
中を覗いたら文章が二段組になってて、これはなかなか読むのに気合いが必要だぞ……って二の足を踏んでるけど、そのうち挑戦したい気持ちはあるのです。



3.人間の絆/サマセット・モーム

短編小説が好きで、長編小説はあまり手を出さないほうです。しかしモームさんとなれば話は別。しかも翻訳が金原瑞人さんって最高のコンビ。
覚悟ができたその時にすぐ手に取れるように、買って積んでおきたい。



4.ホールデンの肖像ーペーパーバックからみるアメリカの読書文化/尾崎俊介

サリンジャーは最高に好きな作家なので、彼の小説『The Catcher in the Rye(邦訳:ライ麦畑でつかまえて)』の主人公の名が冠されたこの書名は惹かれずにはいられません。
以前書店で見かけてパラ見したら、発売当時のアメリカの『The Catcher〜』書影の写真が載っていたので、資料として手許に置いておきたいなあと。



5.戦時の愛/マシュー・シャープ

75篇の超短編とのこと。掌編小説も大好きなのでぜひ読んでみたい。翻訳者が柴田元幸さんなのも気になるポイントです。



6.生物はなぜ死ぬのか/小林武彦

今のこの「禍」まっただ中の状況って、自分自身の死生観を見つめ直すいい機会だと思うんです。その助けになってくれそうなので、そのうち読んでみたいなあと。



7.禍いの科学 正義が愚行に変わるとき/ポール・A・オフィット

今年読みたい本の中にレイチェル・カーソン『沈黙の春』(新潮文庫)を入れてあるんですが、本書に「『沈黙の春』の功罪」という章題があるんですよ。どちらから手を出すか悩ましいですが気になってます。



8.進化の法則は北極のサメが知っていた/渡辺佑基

読友さん(読書メーターで繋がっている人)の感想を拝読したこときっかけで知った一冊。興味をそそられる感想を書かれる方がたくさんいらっしゃるおかげで、読みたい本が増える一方です。



9.鏡のなかの鏡―迷宮/ミヒャエル・エンデ

内容に関する予備知識ゼロですが、以前読んだ『自由の牢獄』が面白かったから、こちらもきっと面白いんじゃないかなあっていう期待。



10.いつもの言葉を哲学する/古田徹也

こちらは荻窪の書店「本屋 Title」さんが、ツイッターで紹介していたこときっかけで知った一冊。帯が良いです。どうせならTitleさんに行った時に買いたいなという野望がある。



まとめ

年始に書いた「2022年にやりたい100のこと」にも読みたい本を何冊か挙げたので、そこと重複しないように選ぼう……と思っていたのですが。
『人間の絆』が被ってますね。
今年本気で読みたい本第一位、ということにする。

そして以前「一万円分の本を買う」という記事も書きましたが、その時の購入冊数は8冊だったんです。今回は金額の縛りナシで「10冊」なので、金額との折り合いをつけること抜きで素直に「いま」読みたい本を選べたと思います。
興味の対象を可視化するの、いいですね。
(アップしたら個人的にブックマークしておこうと思います)

知らなかった本に出会うのも、満を持して気になっていた一冊をお迎えしに行くのもどちらも楽しいことです。
これからも好きな本屋さんに行くのだ! という決意を新たに。ありがとうございました◎




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