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私がアナログの会社をDXする会社を創業した理由

ご挨拶

初めまして鈴木陸也と申します。
2022年11月11日に今までやっていた事業を法人化することになりました。
この件について色々な方に何するつもりなのという質問を受けることが多いので、まとまりきってはいないですが今までの経緯と今後やりたいことを話せればと思っています。また私自身が新年から気合を入れるためにも軽く書いておいた方がいいと思いました。
多くの起業家のようなビジョンを語り多額の資金を調達するみたいなかっこいいアクションからの始まりではなく、今までやっていた個人事業をそのまま法人化したみたいな流れですのでそんなに期待しないでください。
事業内容は、企業のDX及び事業継承期や家業持ちのIT支援です。

キャリアの足跡

私のキャリアにはあまり一貫性はなく、もう少し綺麗に説明できればと思っていますがお聞きください。伝えたいこととしては創業までに関わる要素をこれを通して触れられればと思っています。

生まれについて

キャリアへの意識の始まりは生まれた時から始まっていたと思います。
私は千葉県にある観光業の長男という立場で生まれました。
昔ながらの地域の家業持ちは基本的に長男が継ぐみたいな慣習がある中、小学校の低学年くらいから将来の夢を書かせられると家業の名前をなんとなく書いていました。
小さい頃から陸ちゃんと親戚のような多くの社員や常連さんに育てられ、当たり前に人生を捧げて色々なものを犠牲にしながら会社の課題を乗り越えていく親族一同の姿は感慨深いものが常にあります。
おそらくこのような思いを感じて人は家業を引き継いでいくのだろうと思います。
とはいえ家業あるあるですが、父との関係性も特別良いものではないですし中学後半くらいから当てはめられる枠が嫌になって、家業ではなく社長になりたいと言っていたと思います。
高校生くらいから映画ソーシャルネットワークのマークザッカーバーグに憧れ、さらに社長になりたいという熱意が上がりその後のITベンチャー界隈へ入るような流れになっていったと思います。

学生時代について

学生時代も東南アジアを放浪していたり、海外インターンをしたり、色々ありましたが、今回に影響する件で言えば地元行政と作ったスタディーツアーがアイデンティティを振り返る機会となり、おそらく今の起業における1つの要因になっていると思います。
当時の私は分かりやすく言えば意識高い系と言われるような部類の学生で、学校主催の参加型海外研修に仲間たちと「日本でも何か一発やってやろう」と盛り上がって地方創生系のスタディーツアーを作ることになります。
あまり家業や地元という軸を中学以来から自分のアイデンティティと向き合うことはない中で、なんとなく父親のコネクションを利用すれば簡単に実現しそうだしこの仲間達なら余裕だろと思い作りました。
その内容は、2泊3日で地域の有権者の話を聞いて、その内容をまとめて魅力を発信するプレゼンを行政や議員及び地域住民に発表するという内容です。
そこで今まで予想をしないような体験をしたのが大きいと思っています。
スタディーツアー中にお話をいただく有権者の数々が口にする「お父さんにはお世話になっています。」や「昔、お爺ちゃんが良くしてくれてよ。」みたいな話。
彼らは特にそんな深い意味を持って言ってきているわけではなかったと思いますが、私に取ってはその裏にある彼らが積み上げてきた物の信頼はとても重く、性格上、結構何が起きてもそんなに動じるような性格ではないのですが、だんだん余裕がなくなってきてと発表の最終日には恐怖が大きかったです。
住民数百名くらいと行政関係者と議員関係者の前の発表はあまり記憶がなかった気がします。
おそらくこのことがきっかけで家業と昔よりも向き合う機会になったと思ってます。より事業承継及び中小企業自体に興味を持った理由です。

社会人時代

私のファーストキャリアは文系ですが学生インターン時代もやっていたWebエンジニアから始まっています。
学生時代の経験からもビジネスをやるなら技術を最低限持っていた方が良いと実感することが多くありエンジニアになることになります。
コロナ前から新卒でベトナムのオフィスで働いてたり、リモートワークでノマドをやったりしていましたし今もRailsやNuxtは書いていたりしますがここら辺も今回は割愛します。一応やっていたことを簡単に列挙していくと

WordPressの新規開発、railsの新規プロダクト開発、Nuxtの新規プロダクト開発、Redashでのデータ分析、Web広告運用、新規営業、Web制作系のディレクション、ワイヤー作成、Webメディア立ち上げ、Youtube立ち上げ、プレスリリース出稿、採用、SNS運用、インフルエンサーマーケ、業務改善、要件選定SaaS導入

みたいな感じで多分立ち上げ時にいると一番いいけど専門性がよくわからないなんでも屋みたいな経験をしてます。エンジニア > 他の仕事みたいな市場性が高いこともあって完全に非エンジニア職に移行する機会はなかったです。

大きく今回の創業にあたり大きく3つの要因が影響していると思っています。
- 中小企業を見ながらベンチャーの事業転換期にいることが多かった
- 実家で新規事業をやった経験から後継者を支援したいと思った
- ITがあるところにITを入れても大きなインパクトがない

中小企業を見ながらベンチャーの事業転換期にいることが多かった
インターンや会社員や個人事業主と色々なロールで多くの会社を見てきましたが、ベンチャー企業が行う0=>1の美しさとしんどさは目を見張るものがあります。キャリアの細部の説明をしないのはこういう理由もあったりします。
崖から飛び降りながら飛行機を組み立てどんどん半壊していくシーンが連続的に行われるベンチャーは嫌いではないですが、その側で彼らほど急激なストレッチをしない中小企業の不思議でした。
ベンチャーがスマートでロジックとフラットで動く中で中小企業は気合いでフォーリングと軍隊式で動くギャップは常に私の好奇心の対象でした。
その中で、既に売上が立っている彼らにベンチャー的なノウハウやITを導入したらどうなるかというのも常に私の興味の中にありました。

実家で新規事業をやった経験から後継者を支援したいと思った
ある会社で新規事業を任された経験があり私はエンジニアとしての役割を関係なしに企画、新規営業、広告出稿やLP制作と一通り事業の流れを触らしていただいた機会がありました。
その時、アイディアを考えるうちに、地元の会社はこれが出来そうだなや、家業のユーザーを使えば同じことが出来そうだなと思うことがあり、あれならうちでやれば良くない?と思うことが多々ありました。
またリソースに関しても、実家に帰って社長に直談判した方が決済が早かったりしたりします。
そんなこんなで思い立って、家業に半身くらい入ってIT支援及び新規事業を始め、経営会議の開催しコンフリクトの解消のために死ぬ気でファシリテーション(結果は無念でしたが)を始めたり、家業のSNS運用で累計1万フォロワー以上にし認知計測で大手雑誌掲載と同等と分かるくらい効果測定をしたり、簡易チェックインシステムでチェックイン時の混雑を大幅に削減したり、簡易予約システムの導入で150%近い数の予約数増加、その後リスティング広告でCVR4%CPA300円で予約者を獲得(300円の広告予算で1予約者の獲得)したり、古い会計士の業務の引き剥がし及び若い経理の方とタッグで内製化を実施したり、前職の編集者に参加してもらい強行して作ったWebメディアは月間100万pvに到達し投資額を回収して黒字化しました。
ただ、これもほぼ私の力とは言い難くアナログな業界で先人の肩に乗ったからできたことであり、0=>1だったら成し遂げていないと思います。
だからこそ既存のビジネスへのIT導入の可能性をさらに感じました。
詳細は個別でも聞いてください。笑

ITがあるところにITを入れても大きなインパクトがない
東南アジアでは日本人がモテます。東南アジアでは日本の初任給で豪遊できます。これは東南アジアの生活で学んだ1つです。笑
スタンダートが違う世界で持っているもので戦うこれは結構私が生きる上でも教訓になっている気はしています。
似たような話を日本でも経験しており、中小企業に初めて簡易システムを入れる経験をした時の話をすると、彼らは生産するための資材の計算を手作業で行なっていることがあり、担当の方は大変苦労していました。
そこにちょっとしたマクロを組んだITを導入しただけでまるで魔法使いのように扱われる事実に驚きました。
IT業界では当たり前に行われていることですし、マーケの担当者がSQLからコーディングまでやってしまうなんていうのもあまり珍しくないと思っています。
ただここではスタンダートではないことを知りさらにIT導入の可能性をさらに感じました。

よくあるペインの話

二代目以降の社長が持つ不安さや後継者が持つコンプレックスは私自身が当事者なので誰よりも理解しています。
一族のお家騒動なんてしょっちゅうでどこの話を聞いても承継自体がうまくいったケースは先代が早く亡くなったケースな気がしています。
特に後継者たちが抱える先代の後追いをしても永遠と追いつかない問題、ここをITで埋めませんか?ぜひお気軽にご相談ください。
ベンチャーでも家業でも解決できたとは言い難いですが、ハードシングスへの直面は普通の人以上にしていると思ってます。
*加筆予定

Digilicの由来とビジョン

デジタル + 陸也でしょとよく言われますが、デジタル + クリニックという部分でこの名前をつけました。町のITクリニックみたいな意味で開業しました。
REBORN LEGACY - デジタルの力で古き良き会社を再生する
長々と色々語ってしまいましたがまだ何もなしてない若造です。こんなテーマでやっていければと思っていますので何かお手伝いできることがあればお気軽にご相談ください。
またキャッシュが安定するまでは今まで通りベンチャー等の開発支援等も行なっていきます。実家も1クライアントとして支援を続けるつもりです。
*加筆予定

最後に

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます!
だんだんと加筆予定ではありますが一旦締めとさせていただきます。
こういうのを外に向けて発信したことがないのでかなり恥ずかしかったりします。笑
ただ1人でも多くの方に知っていただきたいので、ぜひ「♡(スキ)」ボタン押下と、SNSシェアをお願いいたしますmm
少しでも興味がある方、お気軽にご連絡ください。どんな話でもいいのでまずは電話やzoomで軽くしましょう。

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