杜の都から世界を照らせ

コンセプトは「フットボール(主にベガルタ仙台)にさほど興味がない人に魅力を伝えること」

杜の都から世界を照らせ

コンセプトは「フットボール(主にベガルタ仙台)にさほど興味がない人に魅力を伝えること」

    最近の記事

    2023 J2 第6節 徳島ヴォルティス vs ブラウブリッツ秋田

    前節初失点を喫した秋田が、最下位徳島のホームに乗り込んでの一戦。昨年は2試合ともスコアレスドロー。スタメンはこちら。 徳島は4-3-3でスタート。 秋田は丹羽が移籍後初スタメンとなった。 序盤からハイプレスの完成度の高さを披露する秋田に対し、有効な手立てがない徳島。 青木、丹羽が白井を消しながらカカ、内田を押し込み、自分たちのスローインやコーナーキックに繋げていったのはさすが。山下が降りてきてからも、水谷や中村が連携して抑えていたのもさすが。 徳島としては、秋田のサイドハ

      • 2023 J2 第6節 ベガルタ仙台 vs ツエーゲン金沢

        共に前節白星を挙げた両チーム。昨年は仙台が大差で2勝を挙げたが、今季はどうか。スタメンはこちら。 松下、中島、郷家のところは流動的だったが、開始25分まではこのような形だった。なぜ25分までだったかは、皆様お察しの通り。 まずは金沢の出足の鋭さに対応できなかったこと。 中盤の3枚の周りの空いているスペースを、加藤に良いように使われた結果、藤村と梶浦に自由を与えたこと。 これらの要因が重なって、ファールが増え、序盤からセットプレーを与える結果となり、25分までに3失点する結果

        • 2023 J2 第5節 ブラウブリッツ秋田 vs 水戸ホーリーホック

          J2で唯一無失点で、3位につける秋田がホームに迎えるのは水戸。通算成績も3勝1分と好相性。一方の水戸はここまで3分1敗と勝利なし。新体制初勝利を掴みたい。スタメンはこちら。 秋田は水谷が初スタメン。 水戸は昨年から監督、選手が入れ替わっているがどうか。 この試合も秋田のやることは変わらずで、水戸がその術中にはまってしまった。特に、中盤の前田や安永辺りで一呼吸するとリズムが出てくるのかもしれないが、諸岡、藤山がそれを許さない。 そんな中、秋田の先制点はゴールキックから。

          • 2023 J2 第5節 ザスパクサツ群馬 vs ベガルタ仙台

            勝ち点5で並ぶ両チームの1戦。 昨年は群馬の1勝1分。仙台は昨年のリベンジを果たしたい。スタメンはこちら。 金太鉉が出場停止明けで復帰。エヴェルトンが欠場で松下が先発。相良に変え内田。氣田、山田も先発とかなり前節からメンバーを入れ替えてきた仙台に対し、群馬は概ね予想通りといったところ。 個人的には久しぶりの現地観戦。 真瀬と内田がほぼ最前線に位置取り、基本的には3バックと松下の4枚でビルドアップ。場合によって、中島が松下と並んだり、本来WBがいる位置に降りてきたりするこ

            2023 J2 第4節 ブラウブリッツ秋田 vs ジェフ千葉

            待ちに待ったホーム開幕戦。迎えるのはジェフユナイテッド千葉。 昨年と比較にならないくらい、良い天気。 スタメンはこちら。 秋田のスタメンに変更はなし。 千葉も大枠は変わらず。3戦3発のルーキー小森に注目が集まる。 八橋特有の強風の中キックオフしたが、秋田のやることはこの試合も変わらない。対する千葉はそれを跳ね返し、自分たちもロングボールというなんともいえない展開が続く。時間が経つにつれて、田口、小林あたりで一呼吸できた千葉ペースになるが、決定機はFKから鈴木大輔が合わせた

            2023 J2 第4節 ベガルタ仙台 vs いわきFC

            3.11翌日に行われる特別な1戦で、リーグ戦では初対戦。スタメンはこちら。 金太鉉出場停止の代役は内田。いわき対策として、フォギーニョを起用。 いわきは4-4-2。選手はよく知らないが、宮本、谷村、有田の国士舘トリオの活躍に期待。 試合は序盤からいわきペース。有田、谷村を中心とする積極的なプレスと、コンパクトな陣形を維持することでペースを握る。仙台は3CBのサイドチェンジやフィードで打開するも、いわきのスライドを前に悪戦苦闘。そんな中、20分にセットプレーの流れから失点。

            2023 J2 第3節 藤枝MYFC vs ブラウブリッツ秋田

            昇格の勢いそのままに、2連勝で波に乗る藤枝に対し、メンバーが変わっても問題ないことを証明しつつある秋田。長いアウェイ3連戦の3戦目。 スタメンはこちら。秋田は変わらず4-4-2。 藤枝は3バックだが、ビルドアップの時は2枚になることが多く、その2枚を秋田の2トップが捕まえたことで自由を奪い、秋田がペースを握る。前で奪ってそのまま攻めるか、後ろで回収してロングボールで前進させた結果、16分に先制。 これまでの2試合と、昨季までの形で秋田の捕まえ方は分かっていたはずだが、そ

            2023 J2 第3節 徳島ヴォルティス vs ベガルタ仙台

            まだ勝利のない徳島と、前節初勝利を挙げた仙台。昨年は2引き分け。一昨年は徳島の2勝と、仙台としては相性の悪さが際立つアウェイでの一戦。 スタメンはこちら。 徳島は4-3-3。浜下の右SB起用は驚きだそう。 仙台は、許熔埈の1トップ、シャドーに郷家と氣田が構える形。時間や状況によって、2トップまたは3トップの形を形成し、それによって中島の位置も変動した。 仙台は、徳島のCBを郷家、氣田。アンカーの白井を許熔埈がチェック。徳島的にはこのスタイルは予想外だったようで、しばらく

            2023 J2 第2節 ロアッソ熊本 vs ブラウブリッツ秋田

            ザスパクサツ群馬とスコアレスドローに終わったブラウブリッツ秋田。引き続く高知キャンプから熊本に乗り込んでのアウェイ2戦目。 一方、開幕戦では勝ち点「2」を取りこぼす結果となったロアッソ熊本。ホームで今シーズン初勝利を上げたいところ。 スタメンはこちら。 開幕戦からの変更はなかった秋田は、熊本の特殊な配置にどのように対応するか。 開始15分は秋田のロングボールを前に、熊本がしどろもどろな展開が続くが、次第に慣れると、秋田のDFと中盤の間で受けれる選手が出始め、熊本の連携が

            2023 J2 第2節 ベガルタ仙台 vs 栃木SC

            開幕戦は「体を張った守備が光った」ぐらいしか言えることがなかったベガルタ仙台。ホーム開幕戦の相手は、これまで5戦5勝の栃木SC。開幕戦ではロアッソ熊本相手に先制を許しながらも、終盤に追いつき執念のドロー発進。 スタメンはこちら。 氣田から郷家以外は開幕戦から変更なし。 ベンチでは、鎌田、フォギーニョが外れて松下が入った。 前半攻勢をかけたのは栃木だった。 理由は1トップの根本が、しっかり収めたから。もちろん、仙台のエヴェルトン、中島、郷家の配置に対する栃木の取り組みもそ

            22/23 ブンデスリーガ 第22節 FCシャルケ04 vs VfBシュトゥットガルト

            0-0を4試合続けたシャルケと、前節連敗を止め、残留争いから抜け出したいシュトゥットガルト。舞台は満員のヴェルティンスアレーナ。 ウロネン、アウエヤンが負傷中の左サイドバックには、セカンドチーム降格寸前だったと思われるマトリチャーニがスタメン。ブルナー負傷の右サイドバックにはアイディン。 上月はこの試合もベンチ外で、ドミニク・ドラクスラーがスタメンとなった。 一方のシュトゥットガルトは、伊藤、遠藤、原口の日本人選手3名がスタメンに。 序盤から攻勢に出たのはシャルケ。 相

            2023 J2 第1節 FC町田ゼルビア vs ベガルタ仙台

            2023の開幕戦。注目のスタメンは下記。 GKは林。 3バックの真ん中を務めるのは菅田。真瀬と相良が両WBで、中島、氣田のシャドーに中山、許熔埈の2トップ。 試合全体を通して、現時点での完成度は町田の方が高かったように見えた。ビルドアップ時に高江が降りてきたり、ホープ・ウィリアムが加わったりすることで、仙台のプレスをかわした。仙台はそれに対応できていなかったシーンが多く、SBの奥山、翁長にボールが渡った時の対応が最後まで整備されず、簡単にボールを前進させる原因となってしま

            2023 J2 第1節 ザスパクサツ群馬 vs ブラウブリッツ秋田

            2023の開幕戦はアウェイ群馬からスタート。注目の開幕スタメンはこちら。 GKは圍がスタメン。 CBは阿部、河野の新加入コンビ。中盤は諸岡と藤山がセンターハーフ。右に中村、左に三上。2トップは青木と齋藤のコンビとなった。 スタイルは前年踏襲で、守備時は青木と斎藤が前からプレスし、奪った場所から縦に早く攻撃。後ろで持った場合でも、サイドに放り込んで青木を競らせて、スローインかCKを取りに行く点に変化はなかった。 後は新加入選手の出来だが、全くもって問題ないだろう。むしろ、諸

            Jリーグは開幕前が一番楽しい ブラウブリッツ秋田編

            センターラインの主力がごっそり抜けた秋田は整理が必要。 今年のスローガンはかなり攻めているが、「秋田一体」はクラブフィロソフィなどにしてみてはいかがでしょうか。 ◼️GK 正GKの田中、控えの新井が移籍し、相模原から圍、山口から山田、水戸から小澤が加入。キーパーがここまで入れ替わるチームを見たことがなく、開幕スタメンの予想はできないが、前年J3で主力てして活躍した圍と山田がスタメン争いをしている可能性が高い。 ◼️DF CBの千田、池田が抜けたDF陣は小柳、加賀が軸となる

            Jリーグは開幕前が一番楽しい ベガルタ仙台編

            この時点ではどのチームも昇格候補であり優勝候補であり降格候補。そんな開幕前が、実は一番楽しいのではないかと、去年辺りから思い始めた。 まだ手元に選手名鑑もなく、直近のトレーニングマッチの動向すらもわからないので、書けることがない。だからといって何も書かないのもよろしくないので、ポジションごとに整理しておこう。 ◼️GK 去年の流れを汲むなら小畑だろう。 しかし、林がトップフォームを取り戻しているのだとすれば話は変わってくるので、開幕戦のスタメンは注目。ただ、小畑を育てない

            ブンデスリーガ再開後のシャルケ3試合

            きっと一番中断期間が長かったブンデスリーガが再開して3試合。 贔屓チームのシャルケは最下位で中断期間に入ったわけだが、ライス監督の元どのような変貌を遂げたのかチェックするべく、久しぶり真剣に3試合を見た。 フランクフルト、ライプチヒという上位陣、中位ケルンとの戦いを1分2敗で終えたわけだが、試合中の局面を振り返りながら、残留の可能性を勝手に見出そうと思う。 ・ボール非保持 高い位置でボールを奪い、手数をかけずにゴールに向かいたいが、それが成功したケースは非常に少なく、戦術