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2024 J2 第19節 ヴァンフォーレ甲府 vs ベガルタ仙台

辛くも勝ち点3を拾った先週に続き、今週もアウェイゲーム。ここ2年は負けのない相手から勝ち点3を奪い、前半戦を締めることができるか。スタメンはこちら。

【甲府】11分ヘナト→飯田、66分アダイウトン→鳥海、佐藤→木村、72分荒木→小林、ウタカ→内藤
【仙台】60分相良→名願、70分オナイウ→鎌田、84分小出→内田、中島→中山

甲府は予想通りのスタメンも、ヘナトが序盤に負傷退場したため、今津が左、関口が右の3CBとなり、WBには飯田が入った。
仙台は出場停止明けの長澤がスタメンに復帰。

試合は序盤から仙台ペース。右のオナイウの仕掛けが甲府陣地で試合を進めることに一役買った。甲府のクリアボールもほとんど回収し、ボール保持時は小出、菅田、長澤から空いたスペースやライン間にボールを供給することに成功。先制点の形は目指した形が凝縮されたようなゴールだったし、前半戦ラストで郷家が得点できたことが良かった。
ほぼ完璧な前半ではあったが、ビルドアップ時のミスからアダイウトンに仕留められて前半を1-1で終える。らしくないミスだったし、甲府に与えた決定機はおろか、チャンスすらもこの1シーンだったため、本当に残念な失点だった。

後半は両者にチャンスありの展開で、ポスト、バーを叩くシーンもあったが決めきれずにドロー。仙台としては、決して良い状態とは言えない甲府相手にお付き合いしてしまった感が否めず痛いドローとなってしまった。

これで前半戦で積み上げた勝ち点は33(9勝6分4敗)。ペースとしては悪くないが、「今」の状態では自動昇格は厳しいと言わざるを得ないので、プレーオフ圏内にいればよしと言ったところ。
この試合が良い例だが、「相手に合わせてしまう」側面が大きいため、下位チーム相手にも「接戦」となってしまう。そうではなくて、先制したら2点目。2点目を取ったら3点目を取って相手の息の根を止めるような試合ができなければ、昇格は難しいのではないか。
とはいえ、半年で攻守の4局面を整備し、闘う集団を作り上げた手腕はさすが。あとは、足りないピースを埋めに行くのか、現メンバーの活躍に懸けるのか。後半戦はどのチームも色々なものを抱え、勝たなければいけない試合にしかならないため、星勘定は意味をなさない。まずは後半戦初戦となる長崎をホームで叩き、良いスタートを切りたい。

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