2024 J2 第18節 いわきFC vs ベガルタ仙台
前節大敗した仙台がいわきに乗り込む東北ダービー。昨年は1勝もできなかったが、今年はどうか。スタメンはこちら。
戦前の予想通り、いわきは照山、大西と主力2名が欠場。
仙台は真瀬、名願が今季初スタメンを飾り、前線は中島、オナイウの組み合わせに。長澤が出場停止の部分には10試合ぶりのスタメンとなる松下が起用された。
序盤の混沌とした時間にCKのサインプレーで先制点を上げて先手を取ると、そこまでハイプレスはかげずに試合を進める。リスクを追って攻める必要がないこともあり、いわきにボールを持たれる展開となるも、決定的なシーンは与えない。逆にカウンターで仕留められそうな部分があったので、そこは引き続き課題だろう。
後半開始早々に谷村のボレーシュートが炸裂し、同点とされると試合はいわきペースへ傾きかけるが、直後に名願の仕掛けからオナイウが押し込み勝ち越しに成功。ただ、この時間以降は完全にいわきペース。ロングボールを中心に仙台陣内でプレーする時間が増え、多くの決定機を作り出す。特に、62分に大迫が投入されると、左サイドから精度の高いクラスが供給されピンチの連続。65分からの10分間で2-3、2-4になっていても不思議ではなかったが、林のセーブと相手の決定力のなさに救われ、試合は2-1のまま終了。勝ったは良いものの、という試合展開となってしまった。
前節の大敗直後だったことを踏まえると、同じ轍を踏まなかったことは評価できる。ただ、ここまで相手のペースにお付き合いしなければいけなかったのか疑問だし、ほぼ負け試合だった点をどう見るか。
清水が負けたため、1位との差を縮めることに成功したので、この勝ち点3が大きいことは言うまでもない。ただ、内容が悪くても勝った4連勝中と大きく変わらない試合だったし、内容が良いと勝てないこの状況はどう捉えるべきか。
まずは、前半戦ラストのアウェイ甲府戦。もう少し上の順位にいる想定だったが、かなり苦しんでいる様子なので、しっかり勝ち点3を積み、勝ち点35でシーズンを折り返したい。
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