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2024 J2 第21節 モンテディオ山形 vs ベガルタ仙台

是が非でも負けられないみちのくダービー第2ラウンドのスタメンはこちら。

【山形】75分國分→狩野、81分氣田→坂本、高橋→有田
【仙台】69分オナイウ→中山、81分相良→名願、85分長澤→松下、中島→有田

両チーム予想からは大きく変わらないスタメンとなった。

試合は序盤から山形ペース。仙台のサイドハーフの位置を見て、吉田、岡本、イサカが良い位置でボールを受けることにより前進したシーンが序盤に2回ほど。その後は、相良、オナイウが蓋をすることに成功したが、ロングボールや中盤経由などで試合の主導権を握られつつあったが、先制したのは仙台。相手ビルドアップのミスをしっかり見逃さずにPKを獲得し、中島がきっちり決めて先手を取った。ただ、その後仙台が主導権を握ったかというとそうではなく、混戦の中から小出のハンドを取られてこちらもPKを献上し、1-1で前半を終える。

後半もどっちつかづの展開だったが、やや仙台優勢といった流れ。ボール保持の完成度は高くなっており、押し込める時間も増えたが、終盤に中山、有田らが迎えた決定機を仕留め切れない。特にショートカウンターから得た中山の決定機は仕留めなければいけなかった。
一方、山形に与えた決定機はというと、ロングボールから高橋のポストを叩いたシュート1本程度。守り切って負けない戦いはできるが、2点目、3点目を取って勝ち切ることができない現状を打破する試合とはならなかった。

この後は栃木、岡山、徳島との3試合を経て、一度中断期間に入るわけだが、この3試合でどれだけ勝ち点を積めるか。
2点目、3点目を取りに行こうとした時に、スタメンの11人と、松下、名願くらいしかカードがないのはかなり厳しい。天皇杯以降、ここに有田が加わってきているのは頼もしいのだが、プレーオフ圏内に留まり続け、自動昇格を目指すためにはもう少し人材が必要か。ただ、「育成」に舵を切ったのならば、目先の利益に捉われずに彼が化けるのに掛けるべきだろう。

また、この試合で決定機を仕留められなかった中山に後半戦もエースの座を託すべきか。エロン、菅原もメンバーに入ってこない状況のため補強は濃厚だろう。
この辺りのメンバーがハマり出すと、点が入り始め、勝ち切れる試合も増えてくるかもしれないがらまずは現メンバーで戦う3試合。アウェイゲームが2試合と厳しいところではあるが、6月の取りこぼしを補っていくためにも勝ち切らなければならない。まずはホームの栃木戦をしっかり取り、2週連続中四国遠征に望みたいところ。

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