中国人はよく嘘をつきます。
家系や仕事の関係上、中国人とよく接しますが、「みんな平然と嘘つくな〜」と中国に半年滞在してじわじわと感じてきます。先日こんなエピソードがありました。
登場人物
Aさん(中国人、友達)
→起業したての社長さん。
Bさん(中国人、僕とは初対面)
→Aさんの見込み発注先で、今後Aさんと取引をしたいと思っている人。
Cさん(中国人、僕とは初対面)
→Bさんの既存顧客。地域でNo1の大企業の女社長さん。
そして僕。
その日Aさんは「初めてBさんに会いに行くので、よかったらどう?」と僕を誘って一緒に行きました。AさんとBさんも初対面で、話は盛り上がり、今後関係を築いていければAさんはBさんにお仕事を発注するというところまでいい感じに話は進みました。
その後、Bさんは「Cさんのところに用事があるから、移動しながら話そう」とAさんに言い、AさんBさん僕でCさんのところに向かいました。
ちなみにCさんは、Aさん含め僕も初対面の人です。そして、CさんはBさんの既存顧客ということで、つまりAさんとは競合他者になります。。
Cさんの会社近くまで来たら、Bさんがよかったら一緒に訪問しようと誘ってくれて、Aさんと僕も一緒にCさんに会いに行くことになりました。
ここからです。。
Bさんいわく、Cさんは大企業ということもあり情報・プライバシーにとてもシビアとのこと。会社・オフィスに入れる人も知っている人の紹介じゃないと入れない。
Bさん、「なので僕たちは僕(Bさん)が日本旅行に行った時に知り合ったただの友達っていう設定で訪問するね」と。
僕とAさんは、「お、おう」と一応承諾しました。
設定としては、日本旅行でみんな知り合い、僕は中国語喋れない設定で、Aさんと英語翻訳を通してコミュニケーションを取っているという設定。Bさんと僕はGoogle翻訳を使ってコミュニケーションをしている設定。AさんとBさんは、中国語でコミュニケーションを取っているが、ただの友達(取引とか仕事は一切なし)という設定。
※ちなみにBさんは、英語喋れない・日本行ったことありません。笑
↑
しっかり設定を決めているように書き出しが、実際には5秒以内でこんな感じでねの説明で後は、僕の感じ方で思った設定です。
Cさんのオフィスに入り、お茶をみんなで始めました。
Bさんは、Aさんと僕を設定通り日本旅行で知り合った友達として紹介してくれました。
その後です。
・Cさん英語喋れる。
・Cさん日本行ったことある。
・Cさんめっちゃカン鋭くて、仕事についてAさんに結構詰め寄った。
・Aさんめっちゃ上手く交わして、話題変えたりした。
・Bさんは少しテンパっていた。
・僕は中国語分からないフリしてオフィス内をただただ見渡していた。
話は15分ほどして、僕とAさんはもうCさん嘘に気づいてると察して、Bさんにそろそろ帰ろうと提案、やっとCさんとバイバイした。
その後Bさんともバイバイして、Aさんとその日の話を共有しました。
・Bさんは、ちょっと頭弱い人だったね。
僕(Aさん)にCさんを紹介するなんて。
・嘘の設定も下手で、Cさん完全に分かってたよあれは。
・Cさんは、大企業の社長ってだけでやっぱり頭のキレはすごかった。
・Bさんとは取引しないかな。こっちの情報も簡単に外に出そうだし。
信用できないし。w Cさん紹介してくれたのは、嬉しいけど。
競合でしかも今日嘘バレたから、関係は築けないから、
結局意味なしだった。
この日僕が感じたことは、
・Bさん、Aさんと仕事をしたいならAさんの前で
しかもAさんと一緒に嘘の設定をするのはやめよう。
「自分は信用できない嘘つきですよ」と公言してるようなもんだよ。
・Aさんも嘘に簡単に乗っかるんだ。。
今後僕もAさんに対してすべての話を鵜呑みにするのはやめようと。
・AさんとCさんの探り合いは、凄かった。頭がいい同士だから、
お互い見抜いてたけどお互い気に入ってただろうな感覚一緒で。
・ちなみにその後AさんとCさんはwechatを交換している。
Aさんのタイムライン見たら競合他社って一発でわかるけど
大丈夫なのかな?
僕もCさんと仲良くなりたかったけど、中国語喋れない設定だったからそこまで話すこともできず、また僕も嘘に加担していたので、少し謎に気まづかったです。
このエピソードだけでなく、日常からあの話は言わなくていいから、こういう設定で今日来て、自分こと言わなくてもいいよなど、気づいたらなんか、本当のことあまり言えてない?隠す必要ある?と、色んな謎がありました。
でも、友達いわく、
・中国人はすぐに人をジャッジする、マウンティングするから、
自分のことを聞き出される前に聞き出す。
・嘘つけるやつは賢い、騙されるやつはバカ
・嘘ついて自分の利益にするのは当たり前
久々になんとも言えない世界を見たなと感じました。笑
ryutakimura
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