【日本政策金融公庫に行った？】

新型コロナウィルス感染症拡大により、わたしたちの生命だけでなく、経済にもかなり悪影響を及ぼしています。多くの中小企業が資金繰りに苦しんでいます。中小企業だけでなく、個人事業主やフリーランスもダメージが大きいです。

売上や顧客が大幅に減少している方、仕事が減少している方、何もせずにただ回復を待っていられる状況ではないでしょう。中小企業や個人事業主におすすめしているのが、日本政策金融公庫の『コロナウィルス感染症特別貸付』です。

すでにご存知の方も多いことでしょう。他にも緊急融資制度はありますが、この制度が比較的早く融資が実行されます。

もう申し込みはしましたか？

現在は、窓口が非常に混雑しています。公庫に行っても長時間待たされますので、まだ申し込みをしていない方は、公庫に行くのはやめましょう！待っている間に感染する可能性も高まりますしね。

公庫の方と話をすると、郵送で資料を送った方が審査が早いと言っていました。４月６日からはインターネット受付も開始しております。郵送よりさらに早いとのことです。

とにかく、公庫は今人手が不足しています。

申込書を取るだけ、ちょっとした相談で公庫に行くことはやめましょう！

まず、日本政策金融公庫のホームページで申込に必要な書類を確認して下さい。そして、その書類を準備して、郵送またはインターネットで申込みするという流れになります。

【新型コロナウィルス感染症特別貸付】

申し込みにあたり、どのような書類を準備すればいいのでしょうか？

・借入申込書
・新型コロナウィルス感染症の影響による売上減少の申告書
・直近2期分の確定申告書、決算書の写し（勘定科目内訳書を含む）

最低限必要な用意すべき書類です。早めに審査をしてもらうために、さらに準備する必要があります。

①【直近の試算表または直近の売上が把握できる書類】

『新型コロナウィルス感染症の影響による売上減少の申告書』は自身で数字を記入するだ　けなので、これら書類がないとその内容のチェックができませんので、絶対提出するよ
うにしましょう！

その際に、該当箇所に付箋を貼ったり、マーカーを入れて確認しやすいようにしておくこ
とをおススメします。
試算表の内容は、決算のように完璧でないといけないというわけではありません。あくまで速報値です。審査をするうえで、根拠となる数字があれば対応してくれます。

②【借入申し込み金額が説明できる書類】

融資の審査の際に、金融機関が重視するのは、「申し込み金額の根拠」と「その金額の妥当性」です。

いくら借りたいですか？と聞かれて、「借りれるだけ借りたい」という方が結構います。

それは、金融機関の担当者がいやがることなので、覚えておきましょう。

申し込み金額の根拠を明示しておくと、担当者の面談の手間を大きく省くことができ、審査のスピードをあげてもらう可能性が高まります。

「資金繰り表」や「説明書」を添付しておくことが効果的です。

③【返済できる根拠を示す書類】

緊急融資なので、審査が通常より甘いとはいっても、返済できない事業者には融資を行いません。

融資が実行された後の具体的な計画を示しておくと、担当者の手間を省くことができます。

とにかく、本当に混み合っています。申し込みをしても面談まで2週ほどかかっています。融資が実行されるまで2ヶ月ぐらいかかるかもしれません。

申し込みがまだの方は、素早く行動しましょう！自分では書類の作成ができないという方は、周りの頼りになる専門家に相談することをおススメします。