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言葉の定義の違いで大パニック

人によって前提が違い過ぎて、意思疎通ってそもそもが難易度高いと感じるたつやです。

今回は、言葉の定義の違いで起こった、職場のトラブルについてお話しようと思います。

当たり前のことではありますが、人によって言葉の定義だったり、持ってる知識とかの前提って違いますよね。

長年勤めている人と、新入社員だとそもそも専門用語の知識が違い過ぎてスムーズに仕事の会話が出来ないことだってあります。

業務指示ひとつにしても、指示する側が「ここまでやってほしい」という前提が伝わらなければ、思ったレベルでアウトプットされませんからね。

相手が理解して初めて仕事でのコミュニケーションは成り立つわけです。

前提の話だと範囲が広すぎるので、今回は言葉の定義に絞ってひとつ事例をお話しますね。

同じ会社に勤めていても、曖昧な表現やあやふやな言葉の定義ってありませんか?

たとえば、「見積もり」ってありますよね。
見積もり取っておいてって言われたら、何を思い浮かべますか?

うちの会社では、実は色んな見積もりがあるんです。

開発見積もり。
量産見積もり。
量産見積もりの仮見積もり。などなど。

特に問題なのが、量産見積もりっていう範囲の中に複数の種類があることです。

とある部門の人は、量産見積もりと言えば量産するために必要な最終見積もりという認識を持っていたんですよ。

正直、僕もその認識でした。

でも、別のとある部門の人は、量産の”仮”見積もりという、なんとも中途半端なものを作っていたんです。

・・・もうお分かりですよね。
本来見積もりって、そのものを発注したり開発したりするために必要な試算なわけで、その見積もりを見て進むか辞めるかを判断するわけです。

そんな重要なものに、共通認識に存在しない”仮見積もり”なんてものが出回ってしまえば、仮であることなんて知らない人はそれで判断しちゃうのも当然ですよね。

結果、内容が全然正しくない見積もりで進めて後にも引けなくなって、大赤字になったっていう事件に発展したわけです。

これ、めちゃくちゃ怖くないですか?

お互いがきちんと確認すればいいだけと言えばその通りなんですけど、自分の中で解釈が一つしかないものって聞き直さないですよね。

思い込みとか、常識がここで邪魔をしちゃうんです。

オンリーワンの意味しか持たないものだけなら、こんなに困ることはないんでしょうけどね。

色んな人がいて、色んな解釈で、色んな意味を持たせてしまっているからこそ、言葉の定義をしっかり共有しないと、伝わったと思っても全然違う意味で伝わってしまうという事例の紹介でした。

(恐ろしいですよね、、、)

ということで、本日のまとめです。

言葉は曖昧なものでも、普段生活しているとみんな自分の頭の中で修正して受け取っています。

それは素晴らしいことでもあるんですが、同時にトラブルの元にもなってしまっているんです。

同じ言葉を使っていても、意味は違うかもしれない。

相手は違う解釈をしているかもしれない。

自分の中の定義が100%正しいと思わず、相手がどんな意味でその言葉を使っているのかを考える。

ずっとそんなことをしたら疲れちゃいますが、重要な場面とか自分が少しでも違和感を感じた場面などあれば、しっかり相手の言葉の定義を確認して進めていきたいものですね。

仕事に関わらず、プライベートでも同じです。

日本語は曖昧なニュアンスの言葉も多いし、色んな意味を含んだ言葉をなんとなくで使ってしまうことも多いので要注意です。

トラブルに巻き込まれないように、言葉は曖昧なものという認識は持っておきたいものですね。

今回は、会社で結構大きなトラブルまで発展した、言葉の定義が人によって違うことについてお話させていただきました。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

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