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23歳の今、大事なこと

大学5年間を振り返り、今大切にしている5つのことをこの卒業したタイミングで記しておこうと思う。

これからも自分の大切にする価値観はどんどんアップデートされていくと思うが、何歳になっても「若い頃の価値観」というのを大事にし、60歳、70歳になってこの事を振り替えたら良いなと思う。

若者の気持ちが分かる賢い高齢者になる」という事を老後の目標にしているので、この「note」というサービスが50年後も残り続けていることを心の底から願っている。

そんな事はさておき、早速5つ挙げていこう。



一つの軸を持たないこと


この言葉は非常に私を楽にしてくれた。
大学3年の夏、インターン先の社長の紹介で「スタートSDGs」というオンラインのビジネススクールに通うことになった。

そこでは、「Why」を追求するということを重要視しており、自分のバックグラウンド、やりたいこと、価値観を深掘りした。

ほぼ毎日誰かと話してフィードバックを受ける。そんな中、この言葉をもらった。

それまでは、一つの軸を持ってそれに従うことを正解としていた。自分の言ったことは守る。その価値から外れたことをすれば「自分に軸を持っていない未熟者」という考えを持っていた。

その人が言っていたのは、「一つの軸を決めたって見方を変えればマイナスになり得る。だから自分の中で何本もの軸を持っていくことのほうが大切」

今まで良い意味でも悪い意味でも人に合わせて来ていたので、とても気持ちが楽になった。目指す理想像を決めて、それになる事が正解では無いと知ることが出来た。

リーダーシップが優れている人からはそのやり方やマインドを学ぶ。みんなを笑わせる面白い人からは、その話し方や立ち振る舞いを学ぶ。

出会った人の良い部分の見習い、その集合体が自分の理想のオリジナルになる

ということを意識するようになった。


口に出してみること


そのビジネススクールで毎日嫌でも口に出していたから、上記に書いた「軸を持たないことの大切さ」という新たな気づきも得ることができた。

また、自分のやっていることを発信すると誰かがそれを手伝ってくれたり、アドバイスをくれたりする。

例えば、

大学一年生の時に、ビジネスをやっていたが、その話を当時の部活のコーチに話すと街の経営者、コンサルティング会社の社長と繋げてくれた。
特にこれは「大学生だから」、「若いから」だっただろう。

海外に行きたいけど、自分がしたいのは語学留学じゃない。バックパッカーくらいしか頭に無かったけど、新しいオプションとしてゼミの教授が
「フォルケホイスコーレ」を教えてくれた。

サッカーのコーチかフットサルプレーヤーの決断で悩んでいると、先輩から心が楽になるようなアドバイスをもらえた。


ひとりで悩んでいるだけでは状況は何も変わらない

誰かに話してみることで道が開けることを学んだ。


ポジティブでいること


何かの学部の研修で、一日缶詰め状態にされ、グループワークをしまくった日があった。

生徒は当然みんな疲れていたし、司会者でさえも、「頑張りましょう。。!」と自分を奮い立たせるかのような顔持ちでいた。

私も正直疲れていて、後半の方は「長いよ」とか「疲れた」とかおそらく文句ばかり言っていた。

そんな時にある人とグループワークが一緒になった。

その子はやけに元気で盛り上げようとしてくれていたので、私が「すごいね、まだ元気あって。疲れないの?」と言うと、

どうせやるなら楽しい方が良いじゃん!流れる時間は一緒なんだし!」と明るく返してきた。

これに「ハッ」とさせられた。不満、愚痴を言うことは何の解決策にも繋がらず、周りにも悪影響を与えてしまうと思った。

それからというものキツイ時こそ自分がキツい顔をしない、言わない。という意識がずっと残っている。
あの時の彼女の顔が忘れられず、そういう場面に遭遇するたびにその事を思い出す。


生涯勉強し続けること


私の学部のプログラムに「チャレンジプログラム」というものがある。
長期インターンシップもしくは起業を通して学ぶ特別カリキュラムで、挑戦してみたいなとずっと思っていた。

しかし、起業の体験を一年生でやっていたこと、コロナも完全に終息していないことから厳しいと考え悩んでいた。

一応、説明会には行き、やっぱりやめておこうかなと思っていると、「社会に出る前から社会を経験しておく必要はないか?」という言葉をもらった。

ここで、選択肢にもなかった長期インターンシップの価値を感じ、やりたい企業があるかわからないがやりたいという気持ちだけは伝え、説明会を後にした。

数日後、ゼミの先生からの勧めで、凄まじい経歴を持った社長の会社に入れてもらえる話をいただいた。即決でそこにし、約半年インターン生として働かせてもらえた。


そこで感じたことが「自分よりすごい人がこんなにも勉強してるのか」ということ。

その圧倒的な経歴を持った社長は私より早く来て、私より遅く帰る。ただひたむきに学び、歳を重ねても努力を続ける姿勢に感銘を受けた。

学校に行くことが勉強というイメージをずっと持っていた。そして勉強嫌いな私は大学の授業に対して、最低限の課題を出して、卒業できる事を目標としていた。

そして、社会人になったら平日は「仕事」、休日は「趣味の時間、友達との時間」というイメージだった。

間違いではないのかもしれないが、それでは周りに置いていかれる。
そして、50歳、60歳になった時に私が出会ってきたカッコ良い大人たちのようにはなれないと思った。

勉強に終わりはない。しょうもない大人にならないためにもこれからも学び続ける必要があると思った。


選んだ道を正解にすること


この言葉は私のゼミの教授が言っていた言葉で、私にぴったりの言葉だと思う。

今まで取捨選択を繰り返し、本当にそれが正しいのか考えることも多かった。

北九大に入る前、正直不安だった。ボランティアなんて好きじゃないし、変な人が多いという噂も聞いていた。AO入試で受かり、「親には少し楽をさせられた」という安堵の気持ちと同時に「そこに通って意味があるのかな」という気持ちもあった。

でも5年間終えて分かった。どの大学を選ぶよりも正解だった

そしてそう思えているのは、この5年間で様々な刺激を受け、挑戦し続けたからだと思う。

大きく道を外さない限り、その環境で頑張ってれば後で振り返った時に「この選択で良かったな」って思えるはず。

これからも人生の岐路に立たされることが多いだろう。しかし、そこまで考えすぎず、自分が選んだ道を正解と思えるような努力をその環境でしていこうと思った。



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