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投資と旅(´22) ~食べながら、今後の投資方針を考えた~

コロナが少しだけ落ちついていた11月に、
投資と食を目的に関東地方へ旅に出た。

旅での投資に関する思い出をまとめてみた。



[3560]ほぼ日 :2022年株主ミーティング


株価はコロナを契機に、右肩下りが止まらず、
期待したほぼ日の學校も、中身はいいのだけれど、
自分たちの興味で運営している感じがして、
全体の状況確認の意味で、株主ミーティングに参加した。

神田に本社が移転したので、神田スクエアでの開催だ。

集まった株主の中で、益を得ている人は、
短期トレーダーでない限り存在しない。

この会社は変だ。
よって参加している自分も含めてだけど、
株主も、ちょっと変だ。
でも私は、ちょっと変な人が好きだ。

株主ミーティング会場の前列の人の会話を盗み聞きした。

株価が、どうなろうと売らないので私には関係ない。
相続する子供が、どうするか考えればいい。

という、
まるで名著『嫌われる勇気的な、
売らない勇気に満ちた雰囲気に、会場全体が包まれていた。

展示ブースで、
ほぼ日のアースボール(地球儀)の新作があったので、
社員と会話してみた。

私「月もあれば面白いですね。」

説明員「そうですよね。実はあるんです。」

私「あるんですか⁉」

説明員「アプリなら、こうやって、月に変えることができるんです。。。」

私「すごい!へー。他の惑星もあったらすごいですね!!」

説明員「はい。それもあるんです。」

私「あるんですか⁉⁉」

説明員「あります。こうやってならべて、星の大きさも比較できます!」

私「既にあるんですね。ちょっとやりすぎでは?」

説明員「ははっは。」

やっぱり、ほぼ日は、どこか変だ。

でも、この変な会場の雰囲気は、リモート視聴では感じ取れないだろう。まよったけれど、参加してよかった。

岡田監督との対談記事を見つけた。
糸井さんの会話は、あいかわらずつかみどころがなく不思議だ。

糸井さん不在となった時の
ほぼ日に大変興味がある(どこかが買い取ると予想)ので、
私も売らない勇気を堅持することにした。


会場の壁に、神保町のおすすめスポットの掲示があり、

前から気になっていた、
カリーライス専門店エチオピア本店

が推奨されていたので、訪問し、
チキンかビーフで迷って、ビーフカレーを食べた。

うーん、
普通というより、関東的な感覚の上品なカレーで私には合わない。
再訪は、なしと評価した。

これを推奨するほぼ日の未来が、
少し心配になった。。。

そしてカレー不完全燃焼状態に陥り、

エチオピアのあとに、前から気になっていた東京駅構内にある
千葉県のベーカリー「Zopf(ツオップ)」
のカレーパンを1個買って食べた。

これも同様に、上品なカレーパンで、
サクサクで丁寧に作られてはいたけれど、好みではなく、
再訪は、なしと評価した。

カレー的には完敗の1日だった。

[6468]KADOKAWA:角川武蔵野ミュージアム


カドカワの株式は、10年間ぐらい保有し、コロナ期にかなり上がったので、一旦利確し現在は保有していない。

五輪汚職疑惑もあり、下がってきたので、もう一度見直す意味も含めて、以前から気になっていた角川武蔵野ミュージアムを訪問した。

アート、文学、博物のジャンルを超え、あらゆる知を再編成した、世界で他に類を見ないミュージアム。

というミュージアムは、どんなものなのか?


JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分。
私には、埼玉県は未知の土地だ。

2020年11月、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として、KADOKAWAが開業した大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」にある。


何とも言えない造形の建物に入館すると、そこには、

 第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、私たちの若い文化力の敗退であった。

で始まる、『角川文庫発刊に際して』が、大きく掲示されていた。

そうだ、カドカワ文庫といえば、これだ!
忘れていた。

心清き高校生の頃、この文を読んで感銘を受けた記憶が蘇る。
株式を保有したことの理由の1つでもある。

(中略)
しかし私たちは徒らに百科全書的な知識のジレッタントを作ることを目的とせず、あくまで祖国の文化に秩序と再建への道を示し、この文庫を角川書店の栄ある事業として、今後永久に継続発展せしめ、学芸と教養との殿堂として大成せんことを期したい。多くの読書子の愛情ある忠言と支持とによって、この希望と抱負とを完遂せしめられんことを願う。

ジレッタント(仏);芸術や学問を趣味として愛好する人

『角川文庫発刊に際して』は、上記で締めくくられる。

今読みかえしても、ジンとくる。

スタンダードチケットをネットで購入し入館したが、
スタンダードだと4か所見れる。

・マンガ・ラノベ図書館
・エディットタウン-ブックストリート
・荒俣ワンダー秘宝館
・本棚劇場

マンガ、ラノベは詳しくないが、
マンガ・ラノベ図書館では、ガンダムの安彦良和先生の画集などをたくさん見れて楽しめた。

エディットタウン-ブックストリートは、本棚の道。
知っている本との再会などあり面白い。

荒俣ワンダー秘宝館は、名前のとおり怪しい。
女体の模型が興味深かった。

全体的に不思議な空間。

博物館好きの私には好物だけど、
残念だったのが、紅白歌合戦でも中継された、

本棚劇場

約8メートルの巨大本棚に囲まれた図書空間なのだけれど、
意外と小さくて、ガッかりした。

個人的には、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の知識の城のような雰囲気を妄想していた。

これなら、名古屋駅前のイオンモール内にあるTSUTAYA BOOKSTOREの本棚の方が開放的でインパクトがあった。

ガイドのお姉さんに向かいの白い建物を質問したら、
その中に角川の食堂があるというので、見学だけしようと考えた。

角川食堂のメニューや店内などの確認だけして、
立ち去ろうとしたそのとき、

ぷーんと、上質なスパイスのいい香りがした。
これは◎と、私のカレーセンサーが反応した。

メニューを見返すと、
角川の社員食堂と同じという
角川食堂カレー(1000円)があるのを見つけ、

しゃあないな。

株式を再度保有するかどうか、カレーを食べてから決めようと考えた。

後でネット調べてみると、なかなか気合が入っていることが分かった。

わたし達にとって「料理」は、「小説」「映画」「アニメ」などと同じ、わが社が提供するコンテンツの一つ。自分たちの「好き」をとことん追求して「愛するもの(作品)」を世に提供し、それで人を驚かせたいし喜ばせたい。それが「KADOKAWAらしさ」なんだと思います。

で、角川食堂カレーを食べてみた感想は、

スパイシーでおいしいけれど、
女性的なカレーで、これも好みではない。
でも、再訪はあり。

いろいろトッピングできるので、もう一度食べてみたい。

無料の濃いめの緑茶が美味しくて、3杯飲んだ。

ということで、

角川武蔵野ミュージアムのこれからの可能性にも期待し、
株主に戻るかは、もう一度カレーを食べてからにする。

開催されるイベントも、

いろいろあるので、また何かのご縁があるだろうと思った。

[8267,8905]イオン、イオンモール:海浜幕張の再訪


近くに住んでいた頃、
よく行った海浜幕張のイオンモールを訪問した。

その頃の土曜日は、

焼肉トラジで早めにランチして、
イオンラウンジで日経新聞を読みながらコーヒーを飲み、
イオンシネマで話題の新作映画を見てから、
お買い物して帰る。

というマイルーチンがあった。
平日は、質素に暮らしていたので、土曜日はゆったり過ごしたかった。

たまに映画を見た後に、
さらにTSUTAYAで新作ブルーレイ4本を1000円でレンタルして帰って、
レオパレス21の小部屋に私設した100インチホームシアターで、
映画を4本連続して見たりすると、物語が脳内でつながってしまい、
頭がおかしくなることもあった。

そういう日常体験から、

イオンとイオンモールの株式を保有している。
株価は、コロナの影響でまだ低迷している。


今回は、思い出に浸る為に、

まず、焼肉トラジの焼肉定食Sのごはん大盛を食した。
なつかしい。

なんと食器運搬ロボットが導入されていた!

次に、

イオンシネマで、新海誠監督作品 最高傑作と宣伝されている
すずめの戸締まり』を見た。

旅先で映画を見るのが好き。
心がより開放される気がする。

株主なら、新作でも1000円ドリンク付きだ。

映画は、ストーリー展開的に、自分には刺さらなかった。
絵としては最高傑作なのかもしれない。

映画のチケットでクレーンゲームを1回無料でできる。
これまで1回だけ、ワンピースのフィギアをゲットしたことがある。
今回はポケモンのぬいぐるみに挑戦したが、空振りに終わった。

映画館、お笑い劇場、銀行・保険、レストラン、
多くの専門店、クリニック等なんでもあるが、

全体的に、平日でもあり、人の入りは、ぱっとしない。

このモールというビジネスモデルには、
まだまだ新しい可能性があると思う。
アフターコロナでどのように変貌するか楽しみ。

少なくとも、
月面にイオンモールができるまでは、
株式を保有しようと思った。


[4337]ぴあ :ぴあ創業50周年感謝イベント


創業50周年記念イベントに当選し、
布袋さんのセレブレーション・スペシャルライブが聴きたくて参加した。

会場は、横浜のぴあアリーナMM

株主だけでなく、社員や関係者、ぴあ(アプリ)のユーザーなども参加していた。

創業50周年ムービーの中で、

インターネットのない時代でも、
ぴあは、双方向性のあるツイッターの機能を持っていた
という話は、なるほどと思った。

イベントの印象は、多くの有名人からの謝辞が述べられ、
ちょっと内向的で自画自賛的だったのが気になった。

倍賞千恵子さんの朗読と歌唱が一番印象的だった。

ぴあの株式は、20年程度保有している。
株式優待の図書カードはすべて、家族が買うマンガや雑誌に毎年消えている。

学生時代、何か物足りない時は、ぴあを買って隅々まで読んで、行きたいところにマーカーで印をつけたりしていた。

単に好きなだけで株式保有している。

イベントに参加して、
これからのぴあが、かえってよくわからなくなった。

この機に、エンタメ界も情報収集しようと考えた。

布袋さんの演奏は、かっこよくて、
007、太陽にほえろ、なんかの演奏もあった。

BE MY BABYは、サプライズで吉川晃司さんも出演してほしかった。

[ライブでの演奏曲]
01. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
02. 007-James Bond theme
03. Mission impossible
04. Blade Runner
05. 太陽にほえろ
06. 傷だらけの天使
07. 10年前の今日のこと
08. BAD FEELING
09. BE MY BABY
10. さらば青春の光
11. バンビーナ
12. Still Dreamin’


開演が、18:30だったので、

崎陽軒のレストランの原点といわれている、
地下街ポルタ内の「崎陽軒 中華食堂」
開演前に酢豚定食を食べた。

意外と女性の一人客が多かった。
味は、普通だった。


崎陽軒は、
ナショナルブランドでなく真に優れたローカルブランドをめざしているらしいので、上場はしていない。

上場はどうでもいい。
関西で発売したコラボ版のシュウマイ弁当は、期待外れだったので、ノーマルなシュウマイ弁当を愛知県でも販売して欲しい。


まとめ


いもやさんのとんかつも、旅の途中で食べた。

神保町店の閉店後、ずっと食べていなかったが、
馬喰町には、まだ存在するというネット情報だけを頼りに訪問した。

午後予定があったので、開店と同時に入ろうと思い、
少し早めに訪問したが、すでに開店しており、すんなり入店できた。

お店の清潔感、食事が出てくる順番、揚げたてのとんかつ、料金、お店の方、常連のお客さんも含めて、

すべてが素晴らしいと思った。

こういうお店が、継承され存続して欲しい。
よくぞ、コロナに耐えて頂けたと心の中で合掌した。

こんな清楚な感じがする定食屋が外国にあるのだろうか?
私が訪問したことのある国に限っては、1つも記憶がない。

日本は夢の国

と称賛する外国の方には、ほんとう?と思ったりするけれど、
こういうお店が、街の中にポツンとある日本は夢の国と呼んでもいいだろうと個人的には思う。

満腹感とともに、
ただただ感謝しながら店を出た。


いもやへ

最短ルート、最小工数、最小コストで
たどり着けたのは、

街の治安と秩序が守られ、
時間通りに運航する交通網があり、
電力とモバイル通信の安定性が保証され、
スマートフォンとグーグルマップと乗換アプリ
を安価に使うことができ、

お店の継続に協力している人々が
いるからだ。


いもやを出た後、

投資の方向性は、夢の国を目指そうと考えた。

米国株式中心のインデックスファンドのようなもので、
小手先の利益を追うのは、もうやめようと思う。

保有しているファンドラップをどうするかが、悩ましいが、

夢の国ニッポンの日本株と社債と、
日本のアクティブファンド中心の
ポートフォリオに変えていこうと考えた。

自分好みのカレーには出会えなかったが、

ちょっと、
自称、昭和の投資家としては、
大きめの変化のあった旅だった。

また気づきのある旅に行きたい。

【今日のひとこと】


「この味がいいね」と君が言ったから7月6日はサラダ記念日
(歌人 俵万智)

「日本がいいね」と気づいたから2022年は投資記念年!
(昭和の投資家 逢坂リュウ)


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