見出し画像

〜普段食べられない食材も?今だから上手く使いたいスーパー〜今週の気になった食マーケティング関連ニュースまとめ(2020.5.10)

こんにちは。リョウリスのヒダカです。先日緊急事態宣言の延長が発表されました。引き続き自宅での自粛生活により、皆さんも食事を作るためにスーパーに行く機会も増えているのではないでしょうか?小池都知事が「スーパーでの買い物は3日に一回で」という呼びかけをされていますが、下記調査を見るとやはり自宅での料理機会が増えている人が大半に上っているようです。

この機会に料理をすることに対する楽しさを感じた人もいるかと思いますが、そうは言っても毎日料理をするのは本当に大変ですし、そもそもレパートリーがない人にとっては「何を買えばいいのか?」を考えるだけでもいっぱいいっぱいになってしまいますよね。僕も気づいたらカゴに入っているものがいつも通りになってしまうこともしばしば・・。

そんな中、今週はスーパーで置かれている食材の変化に対するニュースがいくつか見られました。休業を余儀なくされている飲食店に卸されるはずだったさまざまな食材がスーパーに入ってきているという内容です。

最近だとホタルイカやカツオなど、旬の魚を中心に鮮魚売場が充実しているようです。その多くは本場の産地が明記されており、味の方もお墨付き。

魚は鮮度の短さや調理の難しさなどから近年は敬遠傾向にあり、漁獲高も減少、価格も高騰するという悪循環にはまっている印象がありました。業界でも対策としてあらかじめ骨を取り除いたものや調理済み商品を発売するなどしてきましたが、今回思わぬ形で生活者への接点を獲得した形です。

一方この記事にある通り、本来飲食店に入るべきだった高級魚がスーパーに入るということは、その過程において本来ではあり得ない取引価格で卸されているということであり、生産者の皆さんにとっては苦渋の選択であることは間違いありません。

とはいえ事実は受け入れるしかありません。これまで「魚は調理が難しいから飲食店で食べる」と決めていた人も多いのではないでしょうか?(恥ずかしながら僕はその一人でした)。こんな機会だからこそ、普段食べない食材にも目を向け、新しいレシピにチャレンジするのも楽しそうです。近くのスーパーになければ、ポケマルや食べチョクといった生産者から直接購入できるプラットフォームを利用するのも一つの手。そこにあるのは、間違いのない食材です。たとえ手慣れていなくても、産地を知り、学び、自分で手を動かして作った料理はその達成感も含めおいしく食べられるはず。

そして同時に、飲食店の方が普段当たり前のように提供してくれる料理のありがたさにも気づくことでしょう。人はおいしさを目の前にある料理の味や匂い、見た目だけでなく、情報や体験も含めた総和で感じると言います。来たるべき再開の時、情報と体験値を積み重ねる事で、より外食を楽しめるようになっているでしょう。

私たちリョウリスは、2020年4月に立ち上げたばかりの会社です。発信する情報に興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にnoteの「クリエイターへのお問い合わせ」からメッセージをください。ウェブサイトなどは順次整えて参ります。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?