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価値追求のための「なんのために思考」

こんばんは。りょうへいです。

今日は、価値追求のための、何のために思考のお話をさせて頂きたいと思います。

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はい。何のために思考です。

これは、何のためにその仕事を行うのか、はっきりさせないとその仕事は上手くいかないという考え方なのですが、一番わかりやすい例として、

RPGに出てくる、主人公と王様と、魔王のお話

をさせて頂きます。

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「モンスタークエストV」

王様【主人公よ、この世の中は魔王によって平和が壊されている。お前が魔王を倒して世界に平和をもたらすのじゃ。魔王を倒したらお前を勇者として認め、お姫様と結婚させてあげよう】

勇者【分かりました王様。必ず魔王を倒して勇者になってみせます。】

〜こうして主人公は、魔王を倒すために長い旅に出かけるのであった…〜

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ベタな出だしで始まるRPGですが、皆さんも一緒に考えてみて下さい。

この主人公は、どうしたら上手くいくと思いますか?

上手くいくなんて超ざっくりですね。それも含めて考えてみて下さい。

主人公が上手くいく、つまり目的を達成するには、どうしたら良いでしょうか?


A.勇者になることを考えて、勇者になるための行動をする

B.お姫様と結婚する方法を考えて、お姫様と結婚するための行動をする

C.魔王を倒す方法を考えて、魔王を倒すための行動をする


さぁどうでしょうか?

では答え合わせをしてみましょう。

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【A.勇者になるために行動をした主人公A】

主人公はとにかく【勇者】になることを考えました。自分の名誉のために、とにかく利用できるものは利用し、勇者になることだけを考えて行動しました。

主人公は勇者になることが目的なので、どんどん強くなっていきます。

一方で魔王は、この強さに目をつけます。

「こいつは仲間にしたい」

魔王は持ちかけます。

「俺と手を組むなら、すぐにお前を勇者にしてやる」

魔王と手を組んだ方が勇者になるには近道でした。

こうして主人公は魔王と手を組み、勇者となるのであった…

【お姫様と結婚するために行動した主人公B】

お姫様と結婚するために行動した主人公Bは、ゆく日も来る日もお姫様のことばかり考えていました。

魔王などには興味がなく、四六時中お姫様の気を引くことを考えています。

お姫様が、「優しい人が好き」というので、主人公Bは優しくなるための本を買って猛勉強。

そんなことをしている間に、魔王が攻め込んできて、世界は混沌へと陥るのであった…

【魔王を倒すために行動をした主人公C】

王様に言われた通り、魔王を倒すための行動をした主人公C。

魔王を倒すためには、まずはレベルをあげなくてはいけません。

主人公Cは数々のモンスターを倒しながら、日々レベルアップをしていきます。

苦労の末、主人公はついに魔王を倒す力を身につけ、魔王を倒して、王様に勇者と認められ、お姫様と結婚するのでした。

めでたしめでたし。

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いかがでしたでしょうか?

この話を少し整理して考えてみましょう

王様の願いは【魔王を倒して、世界を平和にすること】です。

そして、王様は、その願いを叶えた人に対して、対価を与える力を持っています。

ただし、その対価は、王様の願いを果たした後に支払われるのです。

主人公が上手くいくためには、相手の願いを果たすことこそが先にやるべきことなんですね。

一方で、【勇者になりたい】とか【お姫様と結婚したい】というのは、自分の願望です。
王様から見ると、この部分は対価として支払うものであって、主人公を勇者にしたり、お姫様と結婚させることは決して王様の目的ではありません。

つまり主人公は、相手(王様)が価値のあるものだと思うことを達成することによってしか、本来求めていた対価を得ることが出来ません。

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ビジネスの場面でもこれは同じで、対価を先に求めると、本来の価値を追求できなくなってしまうことが多々あります。

まずは相手の価値は何なのかを考え、それを期待以上の水準で満たすことで、対価は発生するのです。

GAFAの一角、Amazonは、「顧客至上主義」を徹底しています。
お客様が価値だと思うことは何かを徹底的に追求し続けた結果、ネット上の本屋さんから、世界でも有数の物流を牛耳る大企業に成長していきました。

顧客至上主義とはお客様を神様と崇めることではなく、相手の価値を第一に考えて、価値追求の水準を満たしていくことなのです。

対価を得るためには、相手に価値を提供しましょう。
誰に価値提供をしたいのかはっきりとさせましょう。

それを忘れずに実行するために大事なことが、「何のために思考」です。

勇者になるためにやるのか?お姫様と結婚するためにやるのか?
どちらも違いますよね。相手に価値を提供するためにから始まって、具体的にそれが何なのかを考えて動くことで、きっと思っている以上の対価が手に入るようになるはずです。

もしやることに迷ってしまった時は、自分軸ではなく、相手の価値軸を考えると、ぶれることが少なくなります。

何のために思考、簡単なようですが、ふと忘れてしまうことがあるので、立ち返って考える習慣をつけていきましょう。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました!



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