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やることよりも、やらないことを決める

こんばんは。りょうへいです。

今回は「やることよりも、やらないことを決める」ということについて書いていきたいと思います。

私たちは通常、仕事を進める時には、To Doリストなどを作って、やることを決めようとします。

やることが決まらないとその日、その週に何をしたら良いのか曖昧になってしまい、結局やらなくて良いことに手をつけてしまうからだということがTo Doを作る大きな要因としてあると思うのですが、「マネジメント」でお馴染みのドラッガーは明確にこれを否定しています。

どのようにしているのか?それこそが

”やることよりも、やらないことを決めなさい”

ということなのです。ドラッガーは大きくマネジメントにおいて重要なことを三つ挙げており、

・時間管理をしっかりと行う
・やるべきことに集中する
・強みを活かす

ことが重要だということを説いています。

この理論は現代のビジネスでも一切色あせることなく受け継がれており、今でも多くの人がドラッガーの教えを大切にしながら仕事に取り組んでいます。

ファーストリテイリング代表取締役兼会長の柳井正さんは、ドラッガーのマネジメントを、本が擦り切れるまで何度も何度も繰り返し読込み、本の中身は書き込みでビッシリと詰まっているほどです。

それほど多くの優秀な経営者の方が指針としているドラッガーの考え方の中から、今回は「やらないことを決める」ということについてお話をしていきますので、よろしければ最後まで読んでみて下さいね。

プロフェッショナルの条件

ドラッガーのマネジメントですが、正直経営者や管理者に向けて書かれている本で、一般的にはプレイヤーと呼ばれる人に向けて書かれている本ではないとされています。 

プレイヤーとしての仕事を進める参考にするのであれば、私はこちらの本をオススメいたします。

プロフェッショナルの条件。

もちろんこの本も経営者や管理者の方が読んでも十分に参考になりますし、逆もまた然りなのですが、今回はこの本からの内容をメインで書いています。

この本の中で、ドラッガーはやることよりも、やらないことを決めなさい。

ということを言っているのですが、ビジネス書をよく読んでいる方はどこかでみたフレーズなのではないでしょうか?

そう、エッセンシャル思考です。

言わずと知れたベストセラー本で、私がかねてからオススメをしている本です。

実はこの本の内容とドラッガーの理論はかなり被ります。

選択し、集中する。一言で言うと本当にこれに尽きるのですが、この点において完全に内容が一致しています。

どう言うことか、次章から簡単に内容をご紹介をさせて頂きますね。

選択し、集中する

両本において共通していることとして挙げました、選択し、集中すると言うことについて、プロフェッショナルの条件の中ではこのように言われています。

”成果を上げるための秘訣を一つあげるとすれば、それは集中する事である”

では、集中するためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

それこそが、「やらない事を決める」と言う事なのです。

やる事を決めることは非常に簡単です。しかし、やらない事を決めることには、やらないと決める勇気が伴うのです。

ここが非常に重要な点で、人はやる事を決めてもやらない事を決めておかないとついついやらなくて良いことまでやってしまいます。

そのせいで本来自分のやるべきことに集中できなくなってしまうと言うことをドラッガーは説いているのです。

そのためにはまず、優先順位ではなく、劣後順位を決める作業を行います。

劣後順位を決めることは実は結構難しくて、最後の最後までやらなくて良い事を残してしまうんですね。

そのため究極までやらない事を考え抜いて答えを出していく。このことによってしかやらないことは決まりません。

難易度がやることを決めることよりもはるかに高いため、やらないことを決める作業は時間がかかります。

組織でも個人でもそうなのですが、やらなくても良い事をやっているケースがどこの世界にも溢れかえっています。

一度ご自分の所属している場所で、本当にそれはやるべき事なのか、改めて考えてみることも非常に重要かもしれないですね。

最後に

いかがでしたでしょうか?

劣後順位を決めることは決して容易ではありません。

しかし、だからこそやることに価値のあることだと私は思うのです。

シンプルに成果を挙げていくために、やらない事を決める。

この記事を読んでくださった方が、やらない事を決め、より多くの成果を出すことが出来たならば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

頂いたサポート代を全てうまい棒に変換し、1年後にnoteで写真公開することを目論んでいます。